カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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カリフォルニア・ワイン ピノ・ノアール VS シラー

先日、CIAで行われたワインセミナー、Tasting Wine With The Pros。
4つの地区に分けられたピノとシラーを、それぞれブラインドで試飲して、
どちらがピノで、どちらがシラーかを当てようという、楽しいセミナー。

パネラーは、ワインライターのSara Schneider女史、Gerald Asher氏、Charles Sullivan氏、
ワイン・マーチャントのDarrell Corti 氏、そして進行役はW. Blake Gray。
いずれもワインに造詣が深く、数々のカリフォルニア・ワインの
著書や記事を世に送り出した面々☆

試飲の間中、パネラー達の知識が、おしげもなく披露されました。
(平たく言えば、皆話し始めたら止らない~~~☆)
脱線話が面白いんですよね、セミナーって♪
(学校の授業も、このぐらい面白かったらよかったのになぁ。)

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朝10時に、セミナー開始。集まったのは全員で30人ほど。
それぞれの席に用意されたのは、8つのミステリアス・グラス、
スピット用の紙コップ、水、番号が書かれただけの書き込み用シート。

それぞれグラスのふたを開けて、香りを見てメモ、味を見てメモ。
その後パネラーがあれこれ意見を言って、会場の皆を惑わした(?)後に、
挙手、結果発表という流れ。

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まずは2007年、カーネロスCarnerosのピノとシラー。

香りで、サリバン氏は1番をピノと判断。
でも味を見て2番をピノと変更。
1番は、ピノによくみられるラズベリーの香りを持つので、香りだけだと惑わされそう。
でも口に含むと、1番はヘビーなフルーツ風味、2番はもっと繊細。

聴講者では3人が1番をピノ、残りの私たちは2番をピノと判断。

結果は?
1番:Buena Vista Syrah 2007, Carneros
2番:ZD Pinot Noir 2007, Carneros

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次のグループは2005年、ソノマコーストSonoma Coastのピノとシラー。

3番をピノと思ったのは、雑誌サンセットのワインコーナーでおなじみの、セーラ1人。
(とっても優しくて、素敵な人柄♪)
彼女がそう思った根拠は、色が3番の方がクリア、
風味が明るいベリー系、スパイス系の風味も感じられる、等々。

彼女以外は皆、4番がピノに挙手。
私は4番にマッシュルームの様な香りがあり、酸味があってライトボディだったのに
対して、3番の方はパワフルなフルーツ風味を感じたのだけれど…。

結果
3番:Peay Estate Syrah “Les Titans” 2005, Sonoma Coast
4番:Sonoma Cutrer Pinot Noir 2005, Sonoma Coast

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さて、最も意見が分かれたのは3番目のグループ。
2003年、サンタルチア・ハイランドSanta Lucia Highlandsのピノとシラー。

ブレイクを含めて6人のみが、5番をピノと判断。
私も含めて残り全員は、6番がピノに挙手。

5番目のワインは、ポートっぽい甘い香り、
一方で6番目は、酸味が強くて繊細だったので
ピノかな?と思ったのだけれど、結果は…。

5番:Miura Vineyards Pinot Noir “Gary’s Vineyard” 2003, Santa Lucia Highlands
6番:Domaine Alain Voge Cornas “Les Vieilles Vignes” 2003, Rhone Valley

会場の5分の4の人間は、フランスのローヌ産シラーに惑わされてしまいました。
(この日のワインはCIAのソムリエ、トレーシー女史の選択。
コルナスを入れたのは、彼女のお茶目なジョークでした。)

ブレイク曰く「大抵のピノは香りで判断できるけれども、この2つは難しかった。
6番にゲイミーネス(gamey:野生的な風味)があったので、シラーと判断した。」

(横道1)この6番が、「コルナス」と発表された時は、パネラー達からどよめきが。
ここのワインは長期保存に向くとされていますが、
この2003年は、すでにピークを過ぎていたからみたい。

(横道2)2003年といえば、ヨーロッパを熱波が襲った年。
ヨーロッパ産の2003年を買うときは、ご注意です★


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そして最後のカテゴリー。
2001年、ロシアン・リヴァー・ヴァレーRussian River Valleyのピノとシラー。

7番と8番も、難しい~。両方とも繊細な風味。
初めは8番がピノかな?と思ったのだけれども、
辛うじて、7番に醤油風味を感じたので、ピノと判断。
(ゴマの必殺ピノ判断法、醤油風味~♪)

挙手の段階で、全員7番がピノで同意。
(一人だけ間違えて、8番に手を挙げなくてよかった~~☆ 小心者の私)

7番:Dehlinger Estate Pinot Noir 2001, Russian River Valley
8番:Russian Hill Estate Syrah Ëllen’s Block” 2001, Russian River Valley

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今回、私はピノを見つけることで、自動的に他方をシラーを判断したけれど
これがシラーと他の品種とだったら、どんな結果だったのかな?
難しい~~~☆

一生懸命に神経を集中して、味を見る。
ブラインド・テイスティング、なかなかスリリングな体験で、勉強になります。

ブラインド・テイスティング、香と味で、葡萄の品種、
はたまた産地、ヴィンテージまで当てちゃおうという、この試み。
これって、地道に飲んで、この種類はこんな香りと風味ってメモって
自分なりに体系づけるしかないですよね。
(記憶力に乏しい私には、なかなか困難な道のりです★)

別にワインの試験とか受けるわけではなくても、
ただ漠然と飲むよりは、楽しいかなぁ…と思うのですが。
ワインの遊び方の一つ、如何なものでしょう♪

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CIAのソムリエ、トレーシー女史

(横道3)さて、ここでクイズです。
カリフォルニアは天候に恵まれていますが、
そのため、逆にここで育った葡萄で、美味しいこの品種を造るのは、
まず、無理かも…というワインは何でしょう?

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答え:リースリング
やっぱ、飲むならフランスやオーストリア産♪

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司会役のブレイク、お疲れ様でした~☆

だいぶオタクな内容になってしまったのですが、ブラインド・テイスティング、楽しいです♪
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by sfwinediary | 2009-05-10 15:15 | ワインなイベント