カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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ラザフォードのカベルネ・テイスティング

何やら秘密結社のような名前の、ラザフォード・ダスト・ソサエティ。

ナパの中心地、ラザフォード(ルーサーフォード)葡萄栽培地域の
ワイナリーや、ヴィンヤードの面々が集まって、
この地を盛り上げていこう♪という、趣旨の団体です。
Rutherford Dust Society

ラザフォードで先日(15日)行われたのは、カベルネのテイスティング。
以下、ブレイクのレポートを和訳しました♪


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ノーヒットノーランを記録した、SFジャイアンツのサンチェス選手と並んで、
トム・リナルディ(Tom Rinaldi)が、今日の僕のヒーローだ。
彼は、プロヴィナンス・ヴィンヤーズ(Provenance Vineyards)のワインメーカー。

この日のラザフォード・ダスト・ソサエティのテイスティングには、
最も有名な高級ワインを含む、とってもシリアスなワイン達が並んだ。
いずれもこの地を代表する、2006年のカベルネ・ソーヴィニョン、
19本の逸品たち。

その中で、リナルディのワインは、最も安く、最も生産量が多い、
つまりお求めやすいものだった。

$45という値段のカベルネは、決してデイリーワインとは呼べないけれど、
19本中8本に、$100以上の値段が付き、
一般には、なかなかお目にかかる機会がない、
100ケース以下の少量生産ワイン達が居並ぶ中で、
プロヴィナンスの22,000ケースは、嬉しい知らせだ。

リナルディは、78年から99年まで、ダックホーンのワインメーカーを務め、
ラグジュアリー・ワインの多量生産に、長けている。
葡萄栽培者のAndy Beckstofferも、称賛に値する。

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さて、ここで前出のサンチェス選手の話に戻るが、
なんでも、サンチェス選手は、オールスター・ゲームが行われていた日、
7月14日に、父親とともに、プロヴィナンス・ヴィンヤーズを訪れたそうな。
ノーヒッターという大記録を達成した、4日後の事である。
しかもナパで訪れたワイナリーは、プロヴィナンス一か所のみ。

あれだけコントロールに苦しんだのに、
スライダーの制御方を見つけて、ノーヒットノーランを達成。
同じ週に、ナパのとび切り上等なカベルネを創り出すワイナリーを発見するとは、
サンチェス選手、なかなかやるではないか。

プロヴィナンスの魅力は、華やかなフルーツと、
堅実なタンニックをバックボーンに持つ、2層の風味だろう。
複雑さを持ち、長期熟成にも向きそうだ。
もちろん今すぐ飲んでも、いけている。

Provenance Vineyards Rutherford Cabernet Sauvignon 2006
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さて、実はプロヴィナンスは僕の2番目のお気に入り。
では、一番はというと…
スタグリン・ファミリー・ヴィンヤード(Staglin Family Vineyard)の
$175という値段にあたいする、エステートのカベルネ。
Staglin Family Vineyard Estate Rutherford Cabernet Sauvignon 2006


複雑でエレガントな味は、ヘルシーな酸味を持ち、長期保存に向いている。
この日並んだ、素晴らしいワイン・グループの中で、
特出して輝くのは至難の業だが、スタグリンのワインは難なくそれをやってのけた。

この日の結論だが、驚いたのは、しばしばナパを揶揄する時に使われる、
“フルーツ爆弾的”なワインが、殆んどなかった事。
やはりトップのレベルでは、エレガンスさと、複雑な風味がものをいう。

有名な“ラザフォード・ダスト”を味わったかというと、確証はないのだが、
秀逸なワインたちであったことは確かだ。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

以上、ブレイクの記事の和訳でした。
オリジナルを読みたい方は、こちらをどうぞ♪

<Rutherford Dust>
カリフォルニア・ワイン界の、偉大な醸造家であり、指導者であった
故アンドレ・チェリチェフ氏が、この地の土壌を“ラザフォード・ダスト”と
呼んだのが始まりだそうです☆

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by sfwinediary | 2009-07-18 15:21 | ワインなイベント