ニュージーランド旅行記1 クイーンズ・シャーロット・トラック Woolshed
2010年 02月 27日
つづりたいと思います☆しばしお付き合いくださいませ。
ニュージーランドと言ったら、映画ロード・オブ・ザ・リングにも登場した、
美しい大自然が、真っ先に浮かびます。
おもいっきり自然を満喫しよう!ということで、
私達が旅の中心に据えたのは、クイーンズ・シャーロット・トラック。
南島の北端にある、入り組んだ湾に横たわる、全長71kmのハイキングコースです。
全行程を踏破する場合は、このコースを3~5日に分けて歩きますが、
時間の無い人は、フェリーボートで行先を選べば、途中の区画だけ楽しむこともできる、
とってもフレキシブルなトラック。
ここを選んだ理由は、ボートで毎日宿泊先のホテルに荷物を運んでもらえるので、
デイ・パックにランチと水、おやつを背負うだけで、身軽に歩けること。
朝晩の食事付きの宿泊施設が、程よく点在している事。
そして、NZ名物(?)のサンド・フライが、比較的少ない事でした。
クリスマス前の、混み始める時期だったので、事前にSFからネットで宿を予約。
ゆっくりと自然を楽しむために、4泊5日(2009年12月8-12日)で行程を組みました。
まずは、国際空港のあるクライスト・チャーチから、電車で北上すること5時間。
北の小さな街、ピクトンで一泊。
翌日朝10時の小型フェリーで、トラックの始まりShip Coveへ。
船着き場近くにあるキャプテン・クック上陸の記念碑を見て、
いよいよハイキング開始。
3時間ぐらいは快調に歩いていたものの、けっこう高低差があるので、
最後の1時間は、まだかな?まだかな?と、いささか疲れ気味。
16kmを4時間ほどで歩いて、この日の宿は、小さな農場のWoolshedです。
名前の通り、もとは羊の毛を刈るために使われていた納屋を、
宿泊用に改装した簡素な建物。
すぐお隣では、羊が4匹、のどかに1日中草を食んでいます。
その土地独特の味がある、個性的な宿泊施設が好きな人間には、とっても魅力的。
オーナーのAdrienneさんは、とっても親切で、まずは手作りマフィンで歓迎してくれます。
夕食はチキン・カレー、お腹がすいていたのでお鍋一杯の御飯も、あっという間に完食☆
デザートは、これも手作りのクランブル・ケーキ。
朝ご飯は、自家製パンと、鶏小屋でとれた産みたてホヤホヤの卵。
遠くに牛の鳴き声や、羊のおしゃべりを聞きながら、満天の星を堪能して
眠りにつきました☆
サンド・フライ(刺されるとメチャ痒い)が夕方出没しますが、
雄が多かったようで、たいした被害はありませんでした☆
ゲストルームは2部屋で、バスルームをシェアするスタイル。
幸いこの日の宿泊客は私達だけでした。ラッキー♪
3つの施設はすべて別棟なので、プライバシーは保たれますが、
雨が降ると、ちょっと濡れるかも☆
環境に配慮して、エコな生活を実践するオーナーの意向を反映して、
質素な、でも暖かいWoolshed。
今振り返って、NZで一番味があって、思い出深い宿でした。
この夜飲んだのは、セレシンのソーヴィニョン・ブラン。
(ベイエリアなら、K&Lで購入可能♪shina_poohさん情報☆)
2008 Seresin Sauvignon Blanc
Marlborough, NZ
Woolshedでは、ワインを扱っていなかったので(ライセンス取得が大変だとか)、
事前にピクトンの街でピノ・ノアールと、ソーヴィニョン・ブランを購入していたのですが、
どちらを開けるか悩みに悩んだ末、ブレイクが選んだのはSV。
どうしてもカレーにワインを合わせたい場合は、リースリングなど
甘い系の方が合います。
でも、手持ちはソーヴィニョン・ブランとピノのみ…。
究極の選択です(大袈裟だよって)。
Woolshedはキッチン付きなので、冷蔵庫でワインを冷やせる。
気温が暖かかったので、SV向きの夕方だった。
ここが一番規模の小さい宿で、あす以降の宿ではワインが買える、
または夕食のチョイスがある可能性が大…。
などなどの理由から、SVを選んだのでした。
疲れた四肢にワインが沁みわたって、早々と就寝。
…さて真夜中過ぎに、ポーチから屋根へと足音が!
すわ!泥棒か!?と思いきや、
正体は、パッシム。
(日本語の正式名はポッサムだそうです・VERREさん、ありがとうございます♪)
まぁ、おかげでポーチに出て、満天の星を見ることができました。
疲れすぎていて、ご飯の写真も、テイスティング・ノートも無し…。
ちょっと後悔。
でも、思いでは心の中に…ですね。