第4回Vintners Hall of Fame ワインの殿堂授賞式
2010年 03月 20日
うららかな天気の中、3月13日(土)に、ナパのセントヘレナにあるCIAで、
第4回Vintners Hall of Fameワインの殿堂の授与式が開かれました。
CIA(Culinary Institute of America)では、連日様々な催しが開催されていますが、
ワインの殿堂は、いわゆる野球の殿堂のワイン版。
著名なワインメーカーをはじめ、大学教授、作家、マーチャント等々、
カリフォルニア・ワインの発展に貢献した人々を称える賞です。
受賞者が発表されるのは、葡萄の収穫が終わる頃、毎年秋ですが、
授与式は葡萄畑がマスタードの黄色い花で覆われ、木々が芽吹き始める春、
3月に開かれています。
前年までは、全員が着席してフォーマルな夕食を頂きながら授与式に参加…
という形式だったのですが、やっぱりアメリカ、
今年からは、もっとカジュアルで、より楽しめるスタイルになりました。
夕方6時頃から三々五々集まって、バブリーを楽しみながら雑談。
7時から授与式。
そして式の後は、普段は授業が開かれている3階の大キッチン教室で、
有名レストランのシェフ達が腕をふるった料理を、自由にお楽しみ♪
カリフォルニア・ワイン界の重鎮や、スター・ワインメーカー達が
一堂に会しているので、面白い話が聞ける絶好の機会です。
メインを楽しんだ後は、2階に下りてデザート・ビュッフェを堪能。
6つのレストランのペイストリー・シェフが腕を競ったのですが、
圧倒的にLAのスパーゴのデザートが美味しかったです♪
美味しくて食べるのに夢中で、写真を撮り忘れてしまいました☆
ナパで繰り広げられている、ワインの催しを体験するには、絶好の機会。
ベイエリアのワイン・ファンの方、また、この時期にSF旅行を考えている方は、
是非予定に繰り入れてはいかがでしょうか☆
ヴィントナーズ・ホール・オブ・フェイム、
ワインの殿堂入りした方々のレリーフが、CIA2階に展示されています。
展示室には、デビッド夫妻が寄付した、歴史的なナパのワインボトルもずらりと並んでいます。
CIAグレイストーン校を訪ねた際には、是非、足を運んでみてください♪
さて、このデビッド氏はLAでDuke of Bourbonを経営すると共に、
ワインの収集家としても知られています。
今回、セミナーの為に、彼がマグナムを7本寄贈したのですが、
どれも希少なワインばかり☆
Louis M. Martini 1956 Pinot Noir
Mayacamas Vineyards 1969 Cabernet Sauvignon
Louis M. Martini 1970 Cabernet Sauvignon, Special Selection
Diamond Creek Vineyards 1978 Cabernet Sauvignon, Gravelly Meadow
Heits Cellar 1985 Cabernet Sauvignon, Matha’s Vineyard
Stag’s Leap Wine Cellars 1985 Cabernet Sauvignon, SLV
Joseph Phelps Vineyards 1997 Insignia
この世界でも残りわずかなワインを飲みながら、ワインメーカー諸氏の話を聞く…という、
なんとも贅沢で楽しいセミナーが開かれました。
その様子については、次回UPします♪
ブレイクは、Vintners Hall of Fame選考委員会の
委員長を務めているのですが、この日、早くも秋の選定に向けての
話が始まっておりました。第5回の賞は、誰に輝くのでしょうか☆