カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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Louis M. Martini 1956 Pinot Noir ルイス・マティーニ1956ピノ

第4回Vintners Hall of Fame (ワインの殿堂) の一環として行われたセミナー
Big, Bold and Beautiful: Tasting Historic Magnums from
the California Collection of David and Judy Breitstein

この日、饗されたのは7本のマグナム。

まず味わったのは、1956年ルイス・M・マティーニのピノ・ノアール
Louis M. Martini 1956 Pinot Noir

既に、半世紀を経ているワインなので、CIAのソムリエ、ステーシー女史が
細心の注意を払って開栓、間髪を置かずに、その場で全員のグラスに注ぎます。
年を経たワインはとてもデリケートなので、最高のコンディションで味わえる窓口は
とても短いんですね。

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1956年のピノは、Louis P. Martini氏によって、いわば試作的に作られたワイン。
(彼の商業的な初リリースは、1957年)
ルイス氏の息子、マイク・マティーニ氏は、この記念碑的ワインを
愛する父親が亡くなった日に開栓して、追悼したそうです。

そして時を経て、この日、会場で1本が開けられた結果、
このピノ・ノアールは、世界でもあと1本を残すのみ!
最後の1本は飲まれる事はなく、永久に保存される“予定”だそうです☆

マイク氏によると、前回ボトルを開けた時、
美味しく飲めた窓口は30分程だったそうですが、
この日のボトルは45分後にも美味しく楽しめました。
ドライチェリー、新鮮なチェリーの風味をはじめ、とても複雑さを持ったピノ。

このピノ・ノアール葡萄は、ルイス氏が開発したマティーニ・クローン
(Martini Clone of Pinot Noir)を使っているそうですが、
現在カリフォルニアの3分の一のピノ葡萄に、このクローンが使われています。
これらの木から収穫されたピノ・ノアールも、この日のボトルぐらい
エレガントに熟成することを祈りましょう♪

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このボトルには、ルイス氏の直筆でボトリングの日付が書かれているので
マイク氏は、空き瓶を大事そうに家に持ち帰りました。


ピノに並んで、スペシャル・セレクションの1970年カベルネ・ソーヴィニョン
も、テイスティングのフライトに並びました。
Louis M. Martini 1970 Cabernet Sauvignon, Special Selection

ルイス氏のカベルネは、当時、ソフトなタンニンと優しい口当たりで知られていました。
反面、評論家たちは、彼のカベルネは長期熟成には向かないと言ったものでした。
そこでルイス氏は、自らのワインが長期熟成に適している事を証明するため、
一部を保存して、毎年、年を経るごとに、50セントずつ上乗せして販売したそうです。
おちゃめですね☆

当時ナパ・バレーのトップクラスに位置した、
この1970年カベルネ・ソーヴィニョンのスペシャル・セレクション。
販売価格は$3以下だったそうです!
古き良き時代に乾杯♪

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by sfwinediary | 2010-03-30 02:56 | ワインなイベント