カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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過評価されているワイン ベスト10

ブレイクが、先日、The 10 most overrated winesという記事を発表したところ、
月間で最も読まれているワイン記事の第1位に躍り出ました。

過評価されているワイン ベスト10を読んで、皆さんは、どう思われるでしょうか?
フムフムと頷いたり、いや、それは違う…との意見も出たりするでしょう。
まぁ、まずは、目を通してみてくださいませ。
オリジナルを読みたい方は、こちらからどうぞ


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パーカーやワインスペクテイター以外に活躍の場を持つ、
我々ワイン・ライター達は、常日頃、過小評価されているワインに
なんとかスポットライトを当てようとしています。
でも、宇宙はバランスも必要としている…。
そこで僕は今日、過大評価されている10のワインをご紹介しようと思います。

ここに挙げたのは、高得点を付けておきながら、評価した人間が
自らの夕食の席では飲まないような、過大評価されているワイン。
そして、一部のファンによって、過大評価されているワインなどです。

間違えないでほしいのは、“過大評価=悪い…という意味ではない”事。
野球選手のManny Ramirezは過大評価されていたけれど、
健康だった時は、ヒットを打てたし、
映画スター・ウォーズも最高のSF映画というのは過大評価だけれども、
けっして悪くない映画だったでしょう?

では、こちらがリストです。

No10:イタリアのピノ・グリージオ
評論家はあまり注意を払わないけれど、広くアメリカ人に愛されているのが
イタリアの、ピノ・グリージオ。
Santa Margherita Pinot Grigioは、アメリカに輸入されている
人気ワインの中の一つで、$25程の値段が付いている。
でも、味は“お口のリンス”、と言ったところ。
悪いところは何もない。
でも$10以上の価値が、果たしてあるのだろうか?
ポルトガルの Vinho Verdeの方が、安くて買い得。

No.9:スーパー・トスカン
また、イタリアワインを例に挙げてしまうけれど、過大評価されているワイン。
Wine Advocate誌は、カベルネ・ソーヴィニョンと、少々のシラーが入っていないと、
イタリアのワインは素晴らしくない…とでも言いたいのだろうか?

僕がイタリアを訪れた時、殆どのワイナリーで、スーパー・トスカンは
ラインアップのうちの4番目か5番目のワインだった。
もう一歩進んで言えば、どんなに良いとされているものだって、
使われているのは広域から調達してきたジェネリックな葡萄だ。

思い浮かべてほしい「どんな味を持って、スーパー・トスカンと考えるか?」
オーストラリアのカベルネ‐シラーズのブレンドと飲み比べて、どこが違う?
例えば、Big House Red(CA州)と比べてみて、如何?
飲むならば、イタリアのバルベーラがお勧め。

No.8:ナパのシャルドネ
カーネロス、オークノール地域といった、ほんの一部を除いて、
ナパ・ヴァレーの土地は、シャルドネの栽培には向いていない。
暑すぎるんだ。
だからワインは皆、アルコール度が高くなってしまう。

最近「シャルドネは嫌いだけれど、ブルゴーニュの白は好きだ」
と言う、アメリカ人が増えてきた。
彼らが倦厭するのは、ベトベトした舌触り、オークで化粧しすぎた、
ナパ・スタイルのシャルドネだ。

‘売れるワイン’を作るナパのワイナリーを、批判するつもりは無い。
でも、美味しいシャルドネをお望みならば、Sonoma, Santa Barbara,
Mendocino, Monterey, Santa Cruzの方が、断然良いし、値段も安い。
ナパの代わりに、メンドシーノのシャルドネをお勧めします。

No.7:スクリーミング・イーグル
このワインが最高だった時も、そんなに“特出して”素晴らしかったとは思わない。
いくつかのイベントで、高額なナパのカベルネと比較しながら飲むという好機を得た。
もちろん、悪かったことは一度もないけれども、
僕の評価では、トップ3に入った事もなかった。
そして現在、新オーナーは葡萄の購入地域を広げて、その生産量を増やしている。

日本に住んだ経験から、一万円のメロンを贈り物として使い、
贈られる側も値段を理解している…という市場が存在する事は分かる。
でも、なんで一万ドルもの大枚をはたいて、下降線を下っている、
最高とは言えないワインを買う必要があるんだろうか?
常に素晴らしい出来のカルト・ワインを送り出しているワイナリーが、
他に存在するのに?

買うなら、Hundred Acre, Colginあたりかな。
(何?僕が2バック・チャックを勧めるとでも思ったの?)

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No.6:イエローテイル
スクリーミング・イーグルと違って、かつてイエローテイルが素晴らしかった時、
その価値は本当に素晴らしかった。
創設当初のリザーブを$7で買って、その年最高のシラーズの中の一本かも…
なんて、思ったものだった。

しかしワインビジネスにおいて、人気を博しすぎると、
悪魔からの誘惑の声がかかるのであろう。

販売ケース数を増やし過ぎた結果、葡萄の供給元を選ばなくなり、
今や、他にも存在する大量生産の安ワインと変わりなくなってしまった。
しかし、いまだに根強いファンが付いているようではある。

もしも、低価格でも特別のワインをお望みならば、
ワインメーカーが十分コントロール出来る規模の生産量のものを探すべき。
お勧めは、Grant Burge。造っているのは、オーストラリアの
独立ワインメーカーで、個性豊か。

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長くなってしまったので、2回に分けてUPします。
続きは次回で~~~☆

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by sfwinediary | 2010-08-13 05:33 | ワインなお話