面白ボトルのソーヴィニョン・ブラン
2010年 09月 03日
面白いワイン・ボトルを見かけました。
San Francisco Natural Wine Week
ステンレス製のボトルの中身は、Liocoのソーヴィニョン・ブラン。
Lioco, Natural Process Alliance & Salinia
2009 Lioco Sauvignon Blanc
Russian River Valley / $15
香りは、グレープ・ジュース。
醸造されたワインとは思えない、甘~い葡萄液の香り。
子供のころに山梨で飲んだ、一升瓶に詰められた、
しぼりたての葡萄液を彷彿とさせる芳香。
味は、濾過されていないので、野性味にあふれた風味。
別の言い方では、洗練されていない…って事にもなるのですが、
そこは個人の好みの問題かな☆
このワインは、初回はボトル代を含めた代金でお買い上げ。
2回目から空ボトルを返品すれば、中身の代金だけでOKというシステム。
ぶっちゃけて言えば、フランスでバルク・ワインを買う時に、
店にペットボトルや、思い思いの容器を持参するそうですが、
そのかわりにカリフォルニアでは、このステンレス製の
密封度に優れたボトルが登場したと…いう次第。
(水筒代わりにも使えるそうです)
サンフランシスコでは Arlequin Wine Merchant で購入できます☆
さて、Liocoでは、ユニークなヒッピー風の名前がつけられた
赤ワインも造られています。
2007 Lioco Carignan Blend ‘Indica’
Mendocino County
carignan (78%) petite sirah (10%) mourvedre (9%) grenache (3%).
メンドシーノ郡はその昔、ホップの栽培が盛んでした。
今では、代わって葡萄が栽培されていますが、合法的な医療用大麻の栽培でも有名。
このカリニャン葡萄のブレンド赤ワインには、
「インディカ」という名前がつけられていますが、
メンドシーノ郡に敬意を払った命名だとか…。
(医療用大麻の効用は、インディカ"indica"はリラックスムードに、
サティーヴァ"sativa"は元気になるそうです☆)
そういえば、先日ヒストリー・チャンネルを見ていてビックリ☆
その昔、コカコーラにはハーブの「コカ」が使われていましたが、
ワインでも、コカのハーブ入りなんていうのがあったとか(19世紀だったかな)。
どんな味だったのでしょうね、美味しくなさそうな気がするのですが…。
Liocoのインディカにはハーブは入っていないので、リラックス効果のほどは不明。
軽いボディなのですが、飲めば飲むほど味が出る感じなのは、名前のせいかな?