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カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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サンフランシスコのタマスな夜

カリフォルニアで最も古いファミリー・ワイナリー、
1884年からの歴史を誇る、ウェンテ・ヴィンヤーズ (Wente Vinyards) 。
その傘下にあり、経済的価格帯をターゲットにしたワインが、タマス・エステート

ファミリー5代目のワインメーカー、カール・ウェンテ氏が手掛ける
Tamas Estates のワインは、何れも$10以下に価格を抑えた、デイリーワイン。
中でもピノ・グリージオ(SRP $9.99)は、食事始めにちょっと一杯…
なんて時に、大活躍の1本です。

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先日、Take the trip… と銘打った、面白イベントに参加してきました。
超ハンサムなワインメーカー、カール・ウェンテ氏を囲んで、
サンフランシスコの選り抜きレストラン3か所で、
タマス・エステートのワインを楽しもうという趣向。

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まず訪れたのは、カリフォルニア州で最も古いレストラン、
タディッチ・グリル (Tadich Grill) 。

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登場した料理は、ダンジネスクラブ・ケーキ、ベジタリアン・リゾット
そして有名なシーフード・チョッピーノの3種類。
ペアリングは、2009 Tamas Estate Pino Grigio。
爽やかでシトラス系のフルーツ風味に富んだ白ワインは、魚介類にぴったりでした☆

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少々遅れて到着したので、席に着いて30分ほど飲み食いしていると、もう集合の合図。
店の前に横付けされたバスに乗り込むと、なんとリムジン仕様☆
この夜集まったのは、ワインとフード関係の記者(と連れ合い)、広報関係20名ほど。

2つ目のレストランに向かう間、グラスが配られ、注がれたのは、
2009 Sorrento White Wine Prima Classe Riserva。
ピノ・グリージオ、ヴィオニエ、シャルドネのブレンド。
香りはヴィオニエからくる華やかさを持ちながら、ちょっと苦みが強いかな。
造られているのは300ケースのみ、クラブメンバーだけ購入可能とか☆

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次に訪れたのは、日本人シェフ夫妻が、4か月ほど前にオープンしたばかりという
スクール (Skool)。魚の群れ(School of fish)から由来した名前のようです。

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テーブルに着くと、目の前に並んでいるのはジンファンデル!
魚に重点を置いているレストランと聞いていたので、ちょっと驚き。
饗されたのは、アジの干物のフラット・ブレッド。
ジンファンデルと日本のシイタケを煮詰めたソースの掛かった銀鱈。
そしてやはりジンファンデル・ソースの掛かった和牛フィレ。

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ナガノ・シェフによると、3日前にワインとの組み合わせ料理を考えたとの事。
スクールでのペアリング勝者は、アジの干物のフラット・ブレッド。
銀メダルは、銀鱈 (Cod) の焼き物でありました。
ジンはタンニン風味が強かったのですが、料理によってエグ味が消えて
フルーツ風味が引き立ったのが勝因。
このようなワインイベントの場合、ワインが主役ですものね。

ジンファンデルに合わせるために、このような料理の顔ぶれとなったようですが、
もう一度、“魚料理”を食べに来ようと誓ったレストランでありました。

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さて、再びリモに乗り込むと、出てきたのは2008 Prima Red Wine
こちらもワインクラブの会員のみ買える品だとか☆

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最後に向かったのはデザートの殿堂、シティズン・ケーキ。
(Citizen Cake の名は、多分、映画Citizen Kane に由来かな)

テーブルを占めているのは、2008 Double Decker Red。
ベリー、ベリー、ベリー、様々なベリー系のフルーツ風味。
残念ながらワインかデザート、どちらかが立ってしまうので
ペアリングとは言えなかったのですが、
やっぱりシティズン・ケーキのデザートは美味☆
何種類ものスウィーツを、皆で一口ずつ堪能いたしました。

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こんなに何か所ものレストランを巡る、ワインのイベントは初めて。
広報の方によると、LAでも同じようなイベントを考えているそうです。
さて、アルコール摂取するので、多くの皆さんが地下鉄を利用。
カール氏もリバーモアまで、バートで帰宅。
公共交通手段の充実したベイエリアに感謝です☆

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カール・ウェンテ氏
by sfwinediary | 2011-01-24 04:38 | ワインなイベント