カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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魅惑のマディラ酒

16世紀から19世紀にかけて、マディラ酒は北アメリカで
とてもポピュラーなワインでした。
理由はその不滅性。

飛行機の無かった昔、熱~い貨物船のコンテナに長時間積まれていても、
品質を損ねるどころか、風味はますます円熟し、
世界を2周もしたマディラ酒には、かえって高値がついたほどでした。

200年たった今も、マディラ酒の素晴らしさは少しも損なわれていません。

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ポルトガルの小さな島、マディラ島で出来る葡萄は、酸味が豊富。
この島で育つと、バナナでさえも酸っぱいとか。
マディラ酒の甘味も、この酸味を兼ね備えていればこそ、引き立ちます。

糖分と酸味に富んでいるこの酒は、時を経れば経るほどに円熟し、
複雑な風味となります。
昨年ブレイクはマディラ島を訪問した際に、1801年のマディラ酒を試飲したのですが、
200年以上を経て、いま尚、素晴らしかったとの事。

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さて、先日サンフランシスコにある料理本の専門書店Omnivore Booksで、
ソノマのRare Wine Co.による、マディラ酒の無料試飲会が開かれたので、
マディラ酒大好き人間の私は、ちょっと立ち寄ってきました。

Rare Wine Co.のバーク氏は、人々にマディラ酒に親しんでもらおうと、
日頃から、アメリカ各地でこのような無料試飲会を開催しています。

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書店で開かれたマディラ酒の無料試飲会で饗されたのは、
ドライなCharleston Sercial 、セミドライなBoston Bual、甘口のNew York Malmsey、
そして1968年DÓliveiraの4種類。
どれもそれぞれの魅力に富んでいるので、飲み比べて自分の好みを知るのも楽しいもの。

Rare Wine Coでは、マディラ酒の他にも、フランス、スペイン、イタリアなど、
その名の通り、各国のレアなワインを豊富に取り揃えています。

大枚をはたいて買うワインは、信頼できるお店で買いたいもの。
店頭販売はしていないので、ソノマの倉庫を訪れるか、オンライン購入となりますが、
品質の管理、そして値段の点でも、信頼できる会社です。

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皆さんは、パートナーの誕生日にワインを送られていますか?

我が家の場合、常日頃からワイン漬けになっている夫に、
ワインを送るのもなんだかなぁ…と思ったのですが、
彼が200年前のマディラを飲んで美味しかったと言うのを聞き、
じゃぁ、古~いマディラ酒をプレゼントにしよう♪と思いました。

流石に200年前のマディラ酒はアメリカでは手に入りにくいので、
1900年のD'Oliveira Verdelho Madeiraを信頼できるRare Wine Coでオンライン購入。
現在このボトルは、セラーの中で、秋に開栓されるのをじっと待っています。

110年の時を経た1900 D'Oliveira Verdelho Madeira のお味は、10月に報告します。
(何故このボトルを選んだかと言いますと、先日マディラ島を訪れた際に、
ブレイクが試飲して美味しかったそうで、ノートに花丸が付いていたからでした☆)

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ちなみに、マディラ酒は飲む前に空気に触れさせた方が、より美味しくなります。
試飲会で使われた1968年物は、2年前に瓶詰めされたものですが、
開栓後に一旦デキャンタに入れ、それをまた瓶に戻したそうです。
(家庭で飲む場合は、少量ずつとなるので一遍にデキャンタするかは悩む所ですが、
大勢で飲むのでしたら、デキャンタでワインを揺り起してあげましょう。)

マディラ酒は、開栓後も長く保存できるのが、嬉しい特徴。
普通のワインとは違い、栓を開けた後でも、2年~5年は確実に保存できます。
(暗く、涼しい所に保管。冷蔵庫の振動は避けた方が無難です。)

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食前酒としてドライなタイプ、食後酒には甘口タイプか、円熟タイプがお勧めです☆
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by sfwinediary | 2011-08-05 02:52 | ワインなお話