カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ジュースがお手軽にワインに変身!Spike your juice

或る日、我が家に、大層立派な木箱が送られてきました。
ワクワクしながら開けてみると、入っていたのはSpike your juice(スパイク・ジュース)。
ジュースをアルコール飲料に変身させる、お手軽キットです。

せっかく頂いたサンプル、早速試してみました。
その様子をブレイクのレポでお楽しみください。オリジナルはこちらからどうぞ♪


c0185058_821795.jpg


Spike Your Juice lets you make wine from any juice in 48 hours
- By W. Blake Gray


もしも自分が刑務所に収監される…なんて羽目に陥ったら、その際には是非
『スパイク・ジュース』を差し入れてもらおうと思っている。

Spike your juiceは、様々なジュースを、何と48時間でワインに変身させる優れモノ。
中身は至ってシンプル。
まず、イーストと砂糖が詰まった小袋。
その他に、ゴム製のストッパー、そしてエアロック。
この3つが揃ったら、基本的には、どんなジュースだってワインに変身させられる。

ドイツにはFederweisserと呼ばれる、季節の飲み物がある。
圧搾されたばかりの葡萄果汁で、収穫時にだけ手に入るのだけれど、
買った時点でまだ醗酵が進んでいる状態なので、味が刻々と変わるし、
あまり遠くには運搬できない。
僕はドイツでこのFederweisserに挑戦してみたけれど、味よりも
そのコンセプトが気に入ったものだった。
Spike your juiceも同じで、君がDIY (Do it yourself) 派だったら、きっと気に入ると思うな。

c0185058_895352.jpg


作り方はとっても簡単。
好きなジュースを室温に戻して、蓋を開ける。
(ジュースは64オンス(約1.8L)入り、人工甘味料無添加のもの奨励)
袋の中身を入れて、蓋の代わりにゴム製ストッパーとエアロックを装置。
Co2 が逃げられるようにする。(さもないと、ジュースが爆発するので要注意)
あとは48時間待つだけ。

c0185058_8101318.jpg


僕は早速、送られてきたサンプルの木箱に入っていたWelch'sの
ブラックチェリー・コンコード葡萄ジュースを使って、実験に挑んだ。

48時間後に出来上がったのは、ちょっと発泡性のある、
さしずめスパークリング・メルローと呼べる飲み物。
その後3日間にわたって試飲したところ、味は日を追うごとにドライになり、
イーストの作用で糖分がアルコールに変換されていく様が実感できた。

c0185058_8121329.jpg


アルコール度を発表したい処だけれど、ワインライターと、ワインメーカーの違いは、
自宅にアルコール測定器が有るか無いか。残念ながら家には測定器が無いんだ。
説明書ではアルコール度は14%ぐらいまで上がると言う事だけれど、
今回作ったものは、僕の感で言うと、恐らく10%ちょっとぐらいかな。

発酵を止める事は出来ないけれど、冷蔵庫に入れる事により、過程を遅らせる事は可能だ。
僕のアドバイスを聞いてくれるなら、早い段階で入れる事をお勧めしたい。
実験前にはドライな方がいいかな…と思ったのだけれど、実際に作って見ると
やや甘味があった方が美味しかった。
それとも僕はやっぱり典型的なアメリカ人ワイン愛飲家なのだろうか…
「ドライが良いよね~」と口では言いながら、甘いのを飲む…ってパターン。

結果から言うと、自分的には、やっぱり発泡してない本物のメルローを飲みたいと思う。
似通った味ながら、プロの造ったメルローの方が美味しいからね。
一方で、甘いモノ好きの妻は、毎晩一杯ずつ飲んでボトルを殆ど空にした。
(3日間、一日一杯づつ試しただけだよ~~~!ボトル半分だぜよ!byゴマ)

c0185058_8111525.jpg


次に、まったく別のジュースを使ってみることにした。
ご登場を願ったのは、オレンジジュース。
大枚 $6.50 をはたき、オーガニックで搾りたてのOJを買い込んだ。
良い結果を得たければ、まず良い材料を使わねば…と言うわけ。

48時間後、なんとも素晴らしい結果が出た。
出来あがったのは、これまで味わった中で最高のミモザという風情。
(多分、レストランで出るミモザは、あまり質の良くないOJに、
安いカヴァが使われているからなのかもしれない。)
自分で造ったDIY版は、マイルドな発泡感にオレンジ風味が豊かで、
甘さと酸味のバランスが絶妙と来ている。メチャ美味しかった。

…で、しかし、全部飲みたいのを我慢して、実験を続けることにした。

実験開始から72時間後、発泡が強く、ドライになり、快適さが損なわれてきた。
96時間後にはアルコール感ばかりが目立ち、甘さが無くなり、飲める代物では無くなった。
これだったら48時間の時点で、全部飲んでしまえばよかったなぁ…。
まぁ、これも実験の為。残りは台所シンクの露と消えたのでした。

c0185058_8113662.jpg


僕は別にSpike Your Juiceが、プロの造ったスパークリングワインよりも
美味しいなんて言ってるわけじゃ無いので、誤解なき様に。
でも世の中に、プロの造った柘榴のスパークリングワインや
グレープ・フルーツで造ったスパークリングなんて、売って無いだろう?
だからね、自分で造って楽しんでみるのは如何でしょうか…ってわけ。

最後に。
もしも刑務所暮らしをするならば、僕は最高のワインメーカーになれると思うよ。
リンゴやクランベリージュース、はたまたブレッド・プディングを使ってね。
まぁ、Spike Your Juiceが手に入ったら…って話だけれどね。

c0185058_811569.jpg


興味がある方は、Spike Your JuiceのホームページアマゾンUSAから買えます☆
[PR]
by sfwinediary | 2011-12-13 08:00 | 日記