カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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カテゴリ:ワインな本( 10 )

Sideways=飲み過ぎて横になった状態。

アメリカにピノ・ノアール旋風を巻き起こした『Sideways』の著者が、
続編『Vertical』を発表しました。
Vertical(直立状態)のマイルズは、如何にして生みだされたのでしょうか?
そしてステファニーを演じた女優サンドラ・オーとの確執。

著者レックス・ピケット氏の核心に迫った、ブレイクのインタビューをお楽しみください。
(こちらの記事は著者W. Blake Grayの了承の元、日本語に訳しています。
著作権はPalate Press LLC, W. Blake Grayに帰属します。無断転載を禁止します。)
オリジナル記事はこちらからどうぞ☆ インタビュー其の1は、こちらです☆


Straight Discussion with Rex Pickett -by W. Blake Gray (Palate Press掲載)
(其の2)

ピケットとVerticalについての話をするのは、少々痛みが伴う。
何故なら小説の中では、IPNC(オレゴン州国際ピノ・ノアール・セレブレーション)を
始めとするワイン・イベントで、様々な美女がマイルズに身を捧げているが、
全てフィクションだからだ。

例えば、作中マイルズがNYタイムズ紙のワイン記者と寮で事に及ぶ場面があるが、
実在の記者、エリック・アシモフ(氏)は魅力ある女性とは言えない。
そしてピケットが書く事柄は全て実際の出来事がベースになっている。
ではこの記者のモデルは誰なのか?

聞かずにはいられずに質問すると、彼女のモデルはオレゴン州のワインライター、
キャサリン・コールだとの返答。
ピケットはIPNCに行かなかったので、イベントの様子をコールに取材したのだ。
「本の中の君のキャラクターとデートしてもいいかな?と聞いたら、
答えは『夫に聞いて見るわ』だった。
実際にはそんなことは起こらなかったけれどね。彼女はとても魅力的な女性だよ。」

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Sidewaysに登場するマヤとテラにも、サンタバーバラ郡に住む実際のモデルがいる。
しかしVerticalの中で、マヤは一瞬しか登場せず、テラに至っては、
ネバダ州リノに移住して、エキゾチック・ダンサーをしているという設定だ。

マヤについてピケットは語りたがらなかったが、テラについては大いに語ってくれた。

「サンドラ・オー(女優)は、僕の脚本をかなり変えてしまった。
名前をステファニーに変え、車ではなくバイクを乗り回し、挙句の果てにミックスの
子供まで登場させた。ボーリング場のシーンなんて最悪さ。
あれを見るたび、僕は我慢できなくて席を立つんだ。」

「アレキサンダー(ペイン監督)は、当時サンドラと結婚したばかり。
他の誰からも助言は受けなかったとしても、新婚の妻の願いとあればね。

でも、最終的に待っていたのは、苦い離婚。
この離婚で彼女はSidewaysの収益の半分を得たけれど、海外興業の収益分も
アレキサンダーの取り分だったから、かなりの額だっただろう。
そして彼女が離婚後の活躍で得た金は、彼女の物。分ける必要は無しさ。」

Verticalの執筆中、ピケットはペイン監督に、続編が出てもオーとは仕事をしない事を
確認している。「ラップ・ダンサーはアレキサンダーに送る小さなエールさ。
彼女が(テラの)役柄を変えた事は不愉快だ。だからこれはちょっとした腹いせかな。」

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小説後半になると、ジャックの登場は減る。ジャックのモデルはピケットの友人で、
IMDによると、映画業界の電気技師ロイ・ジタンズ。

「彼の人生はまさにパーティ、女性にとってキャットニップみたいな存在さ。」
と、ピケットは長年の飲み友達を表現する。終盤、ジャックがマイルズに
届け物をするシーンがあるが、これは最近起きた事実に基づいている。

「ジャックは飲み続け、マイルズは断酒。マイルズが友人を失くした場面は本当の事だ。
ロイは来る度にボトルを持ってくる。目の前で飲んでも平気だって言ったんだけど、
やっぱりそうはいかなかったみたいだね、訪ねて来なくなったよ。」

「ジャックとマイルズの間を取り持つ共通点は、アルコールにゴルフ。
でも一方が棄権したらどうだろう。もし三作目を書いたとしても、ジャックが
登場するかは分からない。彼はもはや僕の人生には関わっていないからね。」

ピケットがサンタバーバラ郡を見つけた理由は、ワインでは無くゴルフだった。
母の看病で辛い時期に、平日空いているコースを回ったのが始まりだ。

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マイルズが振舞っている様には、自分がワインについて詳しくない事を
ピケットは認めている。
二人とも、ピノ・ノアールの魅力は、複雑さと、その微妙さだと言ってはいるものの、
その実、良く読むと、マイルズの好むワインはいずれもビッグでジャムのような
ピノであり、どの赤ワインでも有り得るという事実に気付く。

例えばVerticalの中でマイルズは2007 Sokol Blosser Goosepen Pinot Noirを、
「素晴らしいジュースだね。歯が黒く染まる。口当たりがどでかい。興奮させてくれるよ。」
と表現している。

Sidewaysが揺り起して以来、アメリカのピノ・ノアールは、より大きく、よりリッチに、
まさにマイルズが好むワインになってしまったのは、皮肉な結果と言える。

「ビッグで、濃厚なピノが好きだ。」と語るピケット。
「中にはシラーを混ぜている輩も居るのを知っている。彼らにたぶらかされたのかな。
ワインのタイプ (description) にはそれほど興味がなかったと認めるよ。
それよりも僕が面白く感じたのはキャラクター (characters) だった。」

実生活でもピケットはメルローを軽蔑している。
が、映画で有名になったセリフは小説のどの版にも載っていない。
ペイン監督は、出版編集される前のオリジナルドラフトを読んでいたのだ。
ハードカバーの版権を持つピケットは、いずれ機会があれば
“I’m not drinking any fucking Merlot!”のセリフを加え直す心づもりでいる。

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Sidewaysを出版したSt. Martin’s Pressと、Vertcalの出版を拒否したKnopfの両社を、
ピケットはとても苦々しく思っている。
実の所、多くの事に対する彼の怒りや後悔の念は、とても明白だ。

「昔付き合ったガールフレンド達は、今も皆友人だよ。マッチョじゃないからね。
今の僕があるのは、全て元妻のおかげだ。
彼女については、マイルズと同じで、今でも自責の念に駆られている。」

少なくともマイルズもピケットも、無一文からは抜け出せた。
ピケットによると彼はSidewaysの出版と映画化により40万ドルの収益を得た。
そして、ペイン監督がVerticalの映画化を決定すれば、更なる収益を期待できる。
(Verticalはとてもダークな作品なので、映画化されるとしたら、
原作からは遠く離れたものになるだろう。)

「この本が1冊売れるごとに僕の取り分は$2.50から$3。Sidewaysは$0.70だった。
他にも、e-books、キンダル、いろいろ収入源がある。」

しかし、彼は芸術の為に苦しんでもいる。

「自分が幸福を見つけられるのか、わからない。離婚したのは僕の責任だ。
当時、自分を別の場所に移しかえて、それを題材にして執筆出来ると思ったんだ。」

ピケットと元妻バーバラは、80年代に幾つかの映画を製作している。
しかしリリースされたのは『From Hollywood to Deadwood』1本だけで、
評価も収入も芳しくなかった。妻と別れた理由については、もう定かでないという。
そしてその後の10年は、彼にとって貧困と恐怖の時代だった。

「90年代に2年半、一切女性に触れなかった時期があった。
デートに誘っても、いざ支払いの時に、クレジットカードが使えない…なんて
カッコ悪い事態に陥る危険性があったからね。」

「償還。それがマイルズに求める全てだ。放蕩に浸かってしまった罪に対する償い。
彼の存在を世に広める事が、償いの履行なのさ。」

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最後にピケットに投げたのは、もしも彼が幸福を見つけ出したらば?という質問だ。
執筆人生もそこで終わりになるのだろうか?

「マイルズが幸せになったとしたら、次の本が書けるかどうか分からないな。
昔、僕に銃を買う金があったら、とっくに自殺していたかもしれない。
でもその代わりに、僕は書いたんだ。」

以上、ブレイクのレックス・ピケット氏へのインタビューでした。
オリジナルはこちらからどうぞ。

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映画は何度も見ていたものの、最近まで原作本を手にした事はありませんでした。
小説を読んで驚いたのは、マイルズの人となり。
映画では俳優ポール・ジアマッティが、マイルズを良い感じに演じているし、
(嫌いになりきれない程度に、ワインオタクで嫌な奴…といった感じかな)
トーマス・チャーチも、女性に憎まれて当然のジャック役を、魅力的に演じています。
でも原作では二人とも、映画にも増して飲兵衛のどうしようもない奴ら。

しかし、Sideways、Vertical、作品の登場人物と著者の類似性を知ってしまうと、
なかなか痛み無しには読めない2作品です。
著者の表現する所を遍く読み尽す為にも、英語版でお楽しみください☆

映画版のSidewaysは、美味しい所をうまく引き出して、楽しく味付けしてあるなぁと
つくづく感じた次第です。

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by sfwinediary | 2011-02-16 03:21 | ワインな本
アメリカ人のワイン観を一掃、ピノ・ノアール旋風を巻き起こしたSideways。
その続編Verticalの出版を機に、先日ブレイクがサンタバーバラまで南下して、
著者レックス・ピケット氏にインタビューしました。

これまで触れられたこの無い、ピケット氏の核心に迫ったインタビュー、
パレット・プレスに掲載されたBlakeの記事を和約しましたので、お楽しみください。
(こちらの記事は著者W. Blake Grayの了承の元、日本語に訳しています。
著作権はPalate Press LLC, W. Blake Grayに帰属します。無断転載を禁止します。)
オリジナル記事はこちらからどうぞ☆


Straight Discussion with Rex Pickett -by W. Blake Gray (Palate Press掲載)

レックス・ピケットが嫌いな言葉、“アルコール依存症”。

小説『サイドウェイ(Sideways)』と、この度出版された続編『Vertical』の著者は、
ここ4カ月半ほど、アルコールを断っている。
何故なら、グラスに2杯も飲むと、後が止まらなくなってしまうからだ。

「サイドウェイの後、ちょっと飲み過ぎたんだ。」と語るピケット。
「それまでの10年は大変だった、ろくに酒を買う金も無くてね。
ボトルが1本あれば、翌日の為に半分残しておくといった暮らしだった。
そのあと成功を手にして、持てあましたんだね。」

大成功を収めた映画の制作に携わりながら、彼はそれをキャリアに生かしきれずにいた。
ようやく書き上げた続編のVericalは、物語の結末について出版社と折り合わず、決裂、
自社出版の運びとなった。

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「VerticalはSidewaysよりも、一層、僕なんだ。主人公のマイルズは、愛を探している。
けれども彼が酒を飲み続ける限り、愛は見つからない。これが本当のテーマだ。
僕自身、長いこと独身で愛を探している。でも成功した酒飲みセレブには、
誠実な関係を築くのは難しい。狂気の沙汰のピノを飲み、その場限りの関係ばかり。」

「だけどね、それだけで終わったら、小説は誕生しなかっただろう。
芸術家として誠実でありたい、たとえフィクションの世界であっても。
座右の銘は“迫真性”、それが作家としての僕の姿勢さ。」

この迫真性は、映画の中のマイルズとワインの関係にも表れている。
両作品で、彼はかなりの量を飲み、明らかにアルコール依存症だ。朝からグラスに
なみなみと、そして2件のワイナリー訪問の間にボトルを丸々1本空けている。

ピケットによると、両親、兄弟、皆アルコール依存症だという。
「両親は5時から飲兵衛だったんだ。5時になると、かなりハードに飲んだ。
なので、僕が両親を訪ねる時は、5時15分きっかりに行くんだ。45分過ぎになると
会えなくなる。でも、飲み始めの5時15分には、歓迎してもらえたからね。」

ピケットは遺伝子を非難する代わりに、母親の愛情不足を指摘している。
「子供の頃から、母は一度も僕を抱きしめてくれた事が無い。父が亡くなった時に、
僕は彼女を抱きしめたんだけれど、まるで植物を抱擁しているようだった。
彼女は子供を欲しくなかった。僕は母乳で育てられなかった。
そして2人の兄は、かなりのアルコール依存症さ。」

多くの人々にとって、Sidewaysの中で最もショッキングな場面は、
マイルズが母親の財布から金を抜き取るシーンだろう。
Verticalでは、それが出版拒否の理由となるエピソードにまでエスカレートしている。
(ここでネタは明かさないが、読んだ方、あれはあくまでもフィクションだそうです。)

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もしも、Sidewaysファンがマイルズとジャックの面白旅行を求めるならば、
Verticalは全く別の物語であると、ここで言っておこう。

「エージェンツは、ジャックとマイルズに、リオハ(スペイン)旅行をさせたら?
って言うんだ。でも、僕にとって最も大切なのは質。」

「僕らが勝ち取った賞は、僕にとって大きな意味を持っている。
映画スクリーンで、ヒッチング・ポスト(レストラン)から千鳥足で出てくる、
大写しの自分を見なければならないとしても、それは間違いなく僕自身だ。
まぁ、人々から、映画を、そして千鳥足を批判されたら、かなり辛いけどね。」

「僕はかつて、元妻にSidewaysの原稿を送ったことがある。
彼女の答えは、“燃やしなさい”だったよ。」

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Verticalの前半は、成功したマイルズが、ジャックを相棒に、ワインと
セクシーな女性ソムリエ達の間で、アップアップしている様が描かれている。
そして後半では、マイルズはジャックと袂を分かち、体の不自由な母親を、
彼女の生地であるウイスコンシン州に送り届ける旅へと出る。

まるで2つの物語が一つに合わさったような印象だが、事実その通り。
ピケットは、1頁の説明文に基ずいて、『The Road Back』という映画脚本を書き、
その後で小説化する契約をKnopf社と交わした。
しかしKnopf社では、Sidewaysの続編は望んでいなかった。

Verticalにもあるように、ピケットの母は脳こうそくを患ったが、
実世界でのピケットは、彼女のアルコール依存症を非難している。

「母は踵を腫らし、最高血圧は240以上あった。でも入院を嫌がった。
そして病院から帰宅して18時間後に、大きな脳梗塞に見舞われた。
なぜそれほど家に居たがったのかって?病院では酒が飲めないからさ。」

「脳梗塞の前と後、2人の母がいる。脳梗塞後の母は、子供みたいに駄々をこねた。
それまでは冷静な人だったのに。まるで、まったくの別人のようだった。」

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長くなるので2回に分けて掲載します。
待ちきれない方は、オリジナル英文をこちらからどうぞ☆
後半は、マヤ、テラ、ジャックといった登場人物の裏話、
ピケットの好むワインの実態、といった話が登場します。

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by sfwinediary | 2011-02-14 08:06 | ワインな本

Sidewaysの続編 Vertical

全米にピノ・ノアール旋風を巻き起こした、映画『サイドウエィズ』。
その原作本『Sidways』の続編、『Vertical』がもうすぐ発売になります。

お話はサイドウエィズから1年後。
ピノ・ノアールの本を出して一躍有名になったマイルズと、
友人ジャックの繰り広げる人生ドラマが描かれています。

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サンタ・バーバラのワイナリーを訪れて、巻き込まれる騒動などは、
有名になった著者の経験から書かれたように見受けられますが…。

マイルズとジャックがどんな活躍(?)を見せてくれるのか?
マイルズがどんな蘊蓄(うんちく)を披露してくれるのか?
ワイン・ファンにとっては見逃せない1冊です☆

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by sfwinediary | 2010-12-01 09:51 | ワインな本
10月9日付のジャパンタイムス (The Japan Times) に、『カリフォルニア・ワイントピア』の
インタビュー記事が載りました。
Introducing the Californian dream

ブレイクが、この記事の国際電話インタビューを受けたのは、2週間ほど前の事。
ワインについて語り出したら止まらないブレイク。
shina_poohさんと、 Chicoさんは、良くご存知ですよね・笑)
側で聞きながら、記者さんはメモ取るのが大変だろうなと思っていた私。
でもそんな心配は無用。
彼女は、文明の利器を使っていたようで、盛りだくさんのインタビュー記事でした☆

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(写真提供:ソノマ観光局)

カリフォルニア・ワイントピア』でご紹介しているワイナリーは、
英語を話せない日本の方にも楽しんでもらえるようにと、
カリフォルニア・ワインのプロフェッショナルであるブレイクが、
とっておきの場所を厳選しています。

カリフォルニアのワインカントリーは、
美しさと、エンターテイメントを兼ね備えています。
ヨーロッパのワイナリーのように、何週間も前から予約を入れて…なんて、
心配は不要。

多くのワイナリーでは、テイスティング・ルームを設けて、
世界中から訪れる観光客の皆さんに楽しんでもらおうと、趣向を凝らしています。
肩肘を張らず、大らかに物事を楽しむ…アメリカのお国柄が、よく出ています。

皆様がワインカントリーを訪れる時に、
『カリフォルニア・ワイントピア』を、お共にしていただけましら幸いです。

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by sfwinediary | 2009-10-10 04:34 | ワインな本
今日は記念日♪
…ということで、Blakeが開けたのは、とっておきのバブリー。
エグリ・ウーリエのブラン・ド・ノワール、レ・クレイエール(Les Crayeres)。

Egly-Ouriet Blanc de Noirs
Grand Cru “Les Crayères”
Bottled June 2004


シャンパーニュで称賛される、エグリ・ウーリエ。
厳しい葡萄畑の管理と、抑えられた収穫量により、
素晴らしい品質のシャンパンが造り出されています。
今回開けたワインは、アンボネイ村のレ・クレイエールという
小区画に植えられた葡萄からできたワイン。

シーソルト、乾燥ゴールデン・アップルにラベンダーの香りが少々。
蜜がたっぷりのゴールデン・アップル、ミネラルの風味。
舌触りがクリスプ(crisp)で、ロング・フィニッシュ。
とっても洗練された、シャンパンです。

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さて、何の記念日かと申しますと、8月10日は、
カリフォルニア・ワイントピアの出版記念日です♪

産業編集センターの編集M様をはじめ、
ワイナリー、レストラン、ホテル等、各方面の方々に、多大なるご協力を頂き、
また、お世話になりましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。

ブレイクもブログに裏話などを綴っておりますので、御覧下さいませ☆

日本にお住まいで、カリフォルニア・ワインカントリーに興味ある方は、
ワイントピアの本を見かけたら、手に取ってみてください。
また、アメリカ在住の方は、お近くの紀伊国屋書店に問い合わせて見てください。
2週間ほどかかるようですが、取り寄せてくれると思います。
もちろん、アマゾンからも購入できます♪

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どうぞよろしくお願いいたします☆
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by sfwinediary | 2009-08-10 06:54 | ワインな本
あるオーストラリア人が、カリフォルニアのショップを訪れ、驚いた。
ペンフォールドのグランジが、数本、陳列されているではないか!!!
瞬く間にそのワインは、棚から消えたそうな…。
サンフランシスコのホールフーズ(カリフォルニア通り)での出来事。

ペンフォールド・グランジは、オーストラリアではすごい人気なので、
数本まとまって並んでいる姿なんて、なかなかお目にかかれない光景だそうな。

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ある国で人気なワイン。
他国で見つけたら、ごっそり買い込み、自国に持ち帰って販売する。
(もちろんライセンスは無し)
こいうった市場を、"グレイ・マーケット"と呼ぶそうです。

ちなみに、夫の苗字はGray。
そして彼のブログタイトルは、The Gray Market Report
日本語の言葉遊びのような感じのタイトルです。
(え?怪しい響き?笑)

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カリフォルニア・ワイントピアの中に、
ブレイクの葡萄収穫体験記のコーナーがあるのですが、
上の写真は、そのコーナー表紙の“候補”になりながら、
ボツ!になってしまった写真☆

4月にソノマまで写真撮影に行き、車が壊れ、
泣く泣く、AAAの大型トラックに揺られて、帰宅。
翌日、猛暑の中を、ナパでのリベンジ写真撮影に挑戦したことは
前出ですが、その時、クインテッサの葡萄畑で撮った一枚です。

せっかくなので、お披露目させて頂きました☆
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by sfwinediary | 2009-08-03 06:46 | ワインな本
きっかけは、君の写ったスフィア…
ではなくて、一通のメール。

かれこれ1年前の初夏のころ。
産業編集センターの編集の方から
メールを頂きました。

「本を書いてみませんか?」

すぐには脳が情報をプロセスできなくて、
一瞬夢を見ているような、そんな感覚に☆
その後で、「うれしい~~~」という感情が
一気に押し寄せたのでした。

私の拙いブログを見て、興味をもって下さったとのこと。
嬉しい!でも何を書けばいいの?
周りを見わたし、真っ先に目についたのは、夫、ブレイク。
いるではないか!プロの書き手が!
歩く「カリフォルニア・ワイン・知識の宝庫」が!
ということで、夫のブレイク・グレイを巻き込んで作戦会議。

何が伝えたいのか。
私たちに、どんな情報が語れるのか?

今や、世界一のワイン消費市場に成長したアメリカ。
その屋台骨を支える、カリフォルニアのワインカントリー。

まだ日本では「新世界」と、ひとくくりに考えられがちですが、
語っても尽きない、魅力あふれた独自の世界。
美味しいワイン、面白いワイン、粒選りワインがそろっています。

そして、この広大な国の、美しいワインカントリーは、
ワイン好きの方はもちろん、ワインを飲めない方でも楽しめる、
ぜひ訪れてみて頂きたい土地です。

青く澄んだ空、からっと乾いた空気、広がる緑の葡萄畑。
カリフォルニア・ワイントピア」を手にした時に、
葡萄畑を吹き抜ける、さわやかな風を感じてもらえたら嬉しいのですが☆


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使われなかった写真より☆ ソノマの初夏
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by sfwinediary | 2009-07-27 08:04 | ワインな本
この度、私とブレイクの共著本「カリフォルニア・ワイントピア」が
産業編集センターより、発売されることになりました。

カリフォルニア・ワインのあれこれを、
歯に衣を着せぬ、ストレート直球で綴っているほか、
現地ならではのとっておき情報、満載です。

読んで楽しい、役に立つ本を作成しようと、
夫、W. Blake Grayと二人で一生懸命に頑張りました。
お手に取っていただけましたら、幸いです。

どうぞよろしくお願いします♪

カリフォルニア・ワイントピア (8月10日発売予定)

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これからしばらく、この本を書くにあたっての、
裏話を綴っていきたいと思います。
お楽しみに~~~♪

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by sfwinediary | 2009-07-22 07:14 | ワインな本
熱波が押し寄せて、週末から真夏のような暑さのサンフランシスコ。
先日の日曜日、もっともっと熱いナパに行って参りました。

まぁ、暑くても、冷房のよくきいたワイナリーを優雅に巡り、
お洒落なレストランで、ゆったりと美味しい料理を楽しむ…
のだったら、嬉しかったのですが、
私たちの今回のナパ行きは、地味~な強行軍。

(この前のブログで書いた、イベントとは大違い!)

炎天下の中、冷房の効かないオンボロ車で
あっちの路肩に止まったり、こちらの葡萄畑のあぜ道に止まったり、
汗だくになりながら、葡萄畑の中を這いつくばったり…。

目的は、本の表紙撮影☆

現在、ブレイクと一緒にワインカントリーのガイドブックを執筆中なのですが、
その表紙を飾る写真を撮りに行って来たのです。

でも悲しいかな、黄色いマスタードの花の時期は3週間前に過ぎてしまい
今あるのは、芽吹き始めたばかりの小さな葡萄の木々。
ひたすら目立つのは、葡萄を守るワイヤーばかり…。

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こんな感じ☆葡萄はただいま一生懸命に成育中

実はその前の日、土曜日には、ソノマに行き、
アイロン・ホースで大自然の中のテイスティングルームを
撮ろうと思っていたのですが、
ヒールズバーグのダウンタウンと、ワイナリーの間の田舎道で
車が突然エンスト!

そんなには古くないのに、
走行距離もたいしたことないのに、、
定評のあるドイツ製なのに、、、
暑さのせい…???
(後日、エンジン部品とバッテリーを入れ変えて、無事復活しました☆)

帰りはAAAの大型トラックに乗って、
サンフランシスコまで遥か75マイルの旅。
お昼も食べてなかったので、家に帰りついた時には、
二人ともボロボロ…。

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入ってて良かった~☆AAAプラス♪ 車を引き揚げてる所です

それでも翌日の日曜日。
気を取り直して、撮影のために、再びワインカントリーへ。
(懲りない~~って☆)

友人にセカンドカーを借りて、今度の訪問先は、ナパ。
熱波の中、あちこち走り回って、汗だくになって頑張りました~☆
これで、写真が没になったら、悲しい~~~。
(でも、それも人生かな)☆

ナパとソノマ、ワインカントリーを訪れながら、
この2日間で、口にしたワインは、一口だけ!
こんな人間、あんまりいないんじゃないかな?

でもそれは、セゲシオで、撮影のためにわざわざ開けてくれた
ジンファンデル(2005年)なので、まぁ善しとしましょうか☆
(なぜ2005年が特別なのか、知りたい方は本を読んでね~☆
って、さっそく宣伝・笑)

そんなこんなでご無沙汰しておりました、ブログ。
あんな事、こんな事、書き綴りたいと思いますので、
またお付き合いくださいませ~♪

本については、もうちょっと詳細が決まり次第、お知らせいたします☆

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これはダリオッシュで見かけた超ハンサムな青年二人☆
モデルなのか、モデルの卵なのか?
一生懸命にお互いの写真を撮り合っていました。
ポーズの勉強?暑い中、写真撮影、頑張ったよね~~~♪

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by sfwinediary | 2009-04-21 13:14 | ワインな本
最近、読んだ本。
ヴーヴ・クリコを世界的なメゾンに育て上げた女性、
マダム・クリコの物語。

彼女の残した手記等は少ないので、周りの人々の証言などにより
彼女の人生をつづっている。
なので、読みにくいって言えば、ちょっとスローな内容かも。

The Widow Clicquot:
The Story of a Champagne Empire and the Woman Who Ruled It

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この本をナナメ読みして、おもしろかった2点。

彼女の成功の鍵の一つは、当時、誰もが四苦八苦していた中で、
透きとおったシャンパンを、いち早く造ることができたこと。

秘密は、ボトルの回転☆

バブリーの製造過程で、ピュピートル(pupitre)と呼ばれる
穴のあいた台に、ボトルの頭の方を下にして差し込み、
数週間の間、毎日少しずつ回転させる作業があって、
ルミュアージュ(remuage)と呼ばれる。
これを考案して、率先したのがマダム。

今では、ジャイロパレットと呼ばれる機械が導入されているけれど、
いまだ、手作業で作られているバブリーもあって、
自然、値段に反映されているのではないかしら?と推測。

毎日、ホンの少しずつ、ボトルを回転させることで、澱(オリ)を取り除き
クリアな美しいバブリーが生まれるんですね~。
秘密の澱抜きを考案した、未亡人(ヴーヴ)クリコに乾杯♪

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もう一つ、面白いなと思ったのは、彼女は28歳で未亡人になってしまったのだけれど
当時フランスでは、女性が働くなんて、もってのほか。
でも、未亡人という身分は特別。
男性と並んで、社会的に働くことが認められていたようです。
(生計を立てるため?)

ということは、旦那様が長生きしていたら、偉大なシャンパンメゾン
ヴーヴ・クリコはこの世に存在し得なかった?
歴史の面白さがここにあります☆

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by sfwinediary | 2009-04-03 13:50 | ワインな本