カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリ:White Wine( 7 )

友人とのワイン会で、とっておきボトルを登場させて、皆を煙に巻きたい?
そんな時に、こちらのワインは如何でしょう。

c0185058_6375532.jpg
Novy Blanc de Pinot Noir Willamette Valley 2009 ($24)

現在活躍中のワインメーカー、ピノ・ノアールの天才魔術師アダム・リー氏は、
Siduriのラベルの元、シングル・ビンヤードのピノを精力的に造り出しています。
そして、このノヴィー・ブラン・ド・ピノ・ノアールも、リー氏の作品。

理論上、どの葡萄からでも白ワインが作れます。
でも、それではせっかくの赤葡萄がもったいない…ということで、
レッド・グレープから造られた白ワインを見るのは、とっても稀。
ピノ葡萄から作られたシャンパンのブラン・ド・ノアールは良く口にしても、
スティルワイン版はめったに見かけませんよね。

前にシラーから作られた白ワインを飲む機会がありましたが、
2本目を買いたい…とまで思う品ではありませんでした。
でも、このリー氏が造ったピノ・ノアール白ワインは、とってもユニーク。
彼がピノの魔術師たる由縁です。(研究者と言った方が合っているかもしれませんネ☆)

Novy Blanc de Pinot Noirに使われているのはオレゴン州のピノ、
畑の中でも特別に成熟が遅い場所の葡萄を選んでいます。
収穫してすぐに、房の全部分を優しく圧縮。
その後、搾った葡萄ジュースを一日置き、ナチュラルオーク樽とステインレスの
組み合わせで、数カ月間、醗酵させているそうです。

c0185058_6365745.jpg
アダム・リー氏(左)とブレイク(右)

さて、このワインをブレイクが初めてブラインドで味見した時は、
樽を使わなかったシャルドネ、またはヴィオニエだと思ったそう。
リー氏自身が味見した時は、マルサンヌかルーサンヌ葡萄のようだと感じたとか。

ブレイク曰く、「Marsanne や Roussanneほどフルボディでは無いけれど、
でもリー氏の目指す目標の一つは、ヨーロッパの料理にまけない
リッチな風味の白ワインを造り出す事なので、
ピノ・ノアールで白ワインを造り出すのは、氏にはぴったりの試み。」

注目したいのは、そのフルーツ風味。
梨やグアバといった、普通のピノでは味わう事の無い風味が存在していて、
逆に、チェリー、クランベリー、ラズベリーと言ったベリー風味は感じません。
ということは、これらベリー風味は、葡萄の皮に由来する風味なのでしょうか?

このピノ・ノアール白ワインが造られるのは、今年で3年目。
ワイン・オタクの間で、密かに話題になっているようです。

ほんのりとオレンジが掛かった黄色。
繊細な香りはグアバの皮、白桃、アジア梨。
ミディアム・ボディで、アジア梨とグアバの皮の風味。
満足のいく口当たりで、アルコール度は13.9%。

このワインを始めて飲んで、『これはピノで出来た白ワインね』なんて、
ピッタリと当てられる人が、この世界上いったい何人いるのでしょうか。
機会がある方は、次回のブラインド・テイスティング会で、
グラスにこのワインを注いで、葡萄品種を当ててもらうのも一興です☆
[PR]
by sfwinediary | 2011-05-03 06:15 | White Wine
旅先で出会って惚れこんで…、
でも地元の店では手に入らないワイン。
そんなワインに久しぶりに出会えると、とっても嬉しくなります。

ブレイクの故郷、ボルティモアを訪れる度に楽しみなのは、
オリオールズの試合と、ブルー・クラブ(蟹)、そして煉瓦の街並み。
(SFでは地震があるので、煉瓦造りの建物はあまり見かけないので☆)

その昔、ボルティモアのギリシャ料理レストラン、
The Black Oliveで飲んだ時に惚れこんだものの、
サンフランシスコではついぞ見かけたことが無く、あきらめていたリースリングがありました。

でも、去年シドニーのワイン・ショップで、ついに再会。
即買で持ち帰ってきたのは、オーストラリアの美味しいワイン、
ルーウィン・エステートのアート・シリーズ、リースリング。

2008 Leeuwin Estate Art Series Riesling
Margaret River Australia

c0185058_13445920.jpg


ストーン・フルーツ(植物核果)、ストーン(石版)、ネクタリンの香りと風味。
メインの風味は3種類と、決して複雑ではないけれど、
3つの要素が完璧なハーモニーを奏でているワイン☆

アルコール度は12%と低いので、あっという間にボトルは空に…。
ビッグで、ドライなリースリングが飲みたい時に、お勧めの1本。

日本でしたら、ヴィレッジ・セラーズで購入できます☆
[PR]
by sfwinediary | 2010-09-07 13:42 | White Wine
先日行われた、サンフランシスコ・ナチュラル・ワイン・ウィークで、
面白いワイン・ボトルを見かけました。
San Francisco Natural Wine Week

ステンレス製のボトルの中身は、Liocoのソーヴィニョン・ブラン。
Lioco, Natural Process Alliance & Salinia
c0185058_87687.jpg

2009 Lioco Sauvignon Blanc
Russian River Valley / $15


香りは、グレープ・ジュース。
醸造されたワインとは思えない、甘~い葡萄液の香り。
子供のころに山梨で飲んだ、一升瓶に詰められた、
しぼりたての葡萄液を彷彿とさせる芳香。

味は、濾過されていないので、野性味にあふれた風味。
別の言い方では、洗練されていない…って事にもなるのですが、
そこは個人の好みの問題かな☆

このワインは、初回はボトル代を含めた代金でお買い上げ。
2回目から空ボトルを返品すれば、中身の代金だけでOKというシステム。

ぶっちゃけて言えば、フランスでバルク・ワインを買う時に、
店にペットボトルや、思い思いの容器を持参するそうですが、
そのかわりにカリフォルニアでは、このステンレス製の
密封度に優れたボトルが登場したと…いう次第。
(水筒代わりにも使えるそうです)

サンフランシスコでは Arlequin Wine Merchant で購入できます☆

c0185058_8125019.jpg
Arlequin Wine Merchant

さて、Liocoでは、ユニークなヒッピー風の名前がつけられた
赤ワインも造られています。

2007 Lioco Carignan Blend ‘Indica’
Mendocino County


carignan (78%) petite sirah (10%) mourvedre (9%) grenache (3%).

メンドシーノ郡はその昔、ホップの栽培が盛んでした。
今では、代わって葡萄が栽培されていますが、合法的な医療用大麻の栽培でも有名。
このカリニャン葡萄のブレンド赤ワインには、
「インディカ」という名前がつけられていますが、
メンドシーノ郡に敬意を払った命名だとか…。
(医療用大麻の効用は、インディカ"indica"はリラックスムードに、
サティーヴァ"sativa"は元気になるそうです☆)


c0185058_892619.jpg


そういえば、先日ヒストリー・チャンネルを見ていてビックリ☆
その昔、コカコーラにはハーブの「コカ」が使われていましたが、
ワインでも、コカのハーブ入りなんていうのがあったとか(19世紀だったかな)。
どんな味だったのでしょうね、美味しくなさそうな気がするのですが…。

Liocoのインディカにはハーブは入っていないので、リラックス効果のほどは不明。
軽いボディなのですが、飲めば飲むほど味が出る感じなのは、名前のせいかな?
[PR]
by sfwinediary | 2010-09-03 08:04 | White Wine
「え?何ワイン?」
と思わず聞き返した私。
この夜、夕食用にブレイクが開けたのは、何と“ホワイト・シラー”!

2009 Babcock Syrah “Identity Crisis”
Babcock Winery & Vineyards


c0185058_6575061.jpg
バブコック シラー「アイデンティティの危機」 

Identity Crisisという、たいそうな名が付いているこのワイン、
ボトルが茶色なので、一目見ただけではちょっと正体不明。
グラスについで見ると、ロゼよりはずっと濃い赤色。

c0185058_6583269.jpg


この世には、“ホワイト・ジンファンデル”という、
甘いの大好き♪ な味覚を持つ、どちらかというと年配のアメリカ人が
喜んで買い求める、低価格のワインが存在する。

(私も70歳ぐらいになって、味蕾を失い、甘味しか感じられなくなったら
もしかしたら飲むかもしれないけれど、今のところNo thank youな部類に入っている。
いや、味蕾が少なくなっても、せめてリースリングぐらいは飲みたいなぁ…)


『ホワイト・ジンファンデルは、ベトベト甘くて、美味しくない』
という情報が、脳に刷り込まれているので、
うわ…書いてるだけで、あのチープな味が蘇ってきた…。)
“ホワイト・シラー”と聞いた時、ホワイト・ジンファンデルの
兄弟みたいな味かな?と、正直、印象は良くなかった。

ところが、飲んでびっくり♪

香りはストロベリー系の甘い香りながら、
舌に広がるのは、シトラス系の爽やかな味。
後味はドライ。なかなか美味しい♪
値段($15前後)もアルコール度も低いのが嬉しい。

変幻自在なシラー葡萄。
このワインでは、ホワイト・シラーと言う、変わり姿を披露してくれました。
新しいもの好きな方、挑戦してみては如何でしょうか。
なかなかイケてました☆

c0185058_6595745.jpg


Technical Notes:
VARIETAL COMPOSITION:
94% Syrah, Estelle Vineyard, Santa Ynez Valley
3% Grenache, Vogelzang Vineyard, Happy Canyon
3% Pinot Noir, Babcock Estate, Sta. Rita Hills
VINIFICATION:
Stainless Steel Fermentation; 100% Malolactic Fermentation
FINISHED WINE
pH: 3.57;
TA: 6.7 g/L;
RESIDUAL SUGAR: Dry;
ALCOHOL BY VOL.: 13.9%

[PR]
by sfwinediary | 2010-08-10 06:56 | White Wine
シャルドネを造らせたら、右に出るワインメーカーはいないと
数々の評論家に認められている、デヴィッド・レイミー(David Ramey)氏。
自身のラベル“Ramey”をプロデュースするほか、
数々のワイナリーで、ワイン醸造のコンサルタントとして活躍しています。

先日、ロドニー・ストロングのシャルドネを飲む機会がありました。
レイミー氏がコンサルタントするシャルドネです。
Rameyの名を冠するシャルドネだと、$50以上は下らないのですが、
このRodney Strongだったら、$30前後で買えるので、お得。

2007 Rodney Strong Reserve Chardonnay
Russian River Valley, Sonoma County

c0185058_7461781.jpg


実はこの時、夕食のチキンに合わせるために、
シャルドネを飲もうとしていたブレイク。
2本ほど開けたのですが、シンプルすぎたり、派手に飾られ過ぎていたりで、
どうもしっくりこない…。
3番目に開けたRodney Strongで、ようやく満足した次第。

c0185058_7463434.jpg


奥が深く、何層にも重なった味が楽しめます。
美味しいシャルドネが飲みたい。
$50は考えちゃうけれど、$30だったら出しても良いかなぁ…
なんて思われる方、ちょっと試してみては如何でしょうか☆
[PR]
by sfwinediary | 2010-06-03 07:43 | White Wine
かな~り先日の話でありますが、ある日の夕食、Blakeがシェフを担当。

メインは、3種類のアスパラガス。
ホワイト、グリーン、そしてパープル色。
付け合わせは、ユーコン・ゴールド・ポテト。

ワインに合わせるのが難しいと言われる食材、アスパラガスですが、
この夜、お供に開けたのは、ニュージーランドの白。

ソーヴィニョン・リパブリックのマールボロ・ソーヴィニョン・ブラン2006年。

2006 Sauvignon Republic
Marlborough Sauvignon Blanc


NZ産は、他の国のSVに比べて、ハーブの風味が強いので、
ブラインドで飲んでも判りやすく、産地まで当てやすいワインです。

しかし、風味の強い、緑色と紫色のアスパラガスには
とてもよく合っていたNZのSVも、
デリケートなホワイトアスパラガスには、少々ハーブ風味が強すぎ。

ワイングラスを手に、考え深げに、料理をじっと見つめていたブレイク、
やおら立ち上がって、セラーから取り出したのは、フランスの白。

バルトン&ゲスティエ社、バーガンディ(ブルゴーニュ)のシャルドネ2006年。
でも、こちらは気持ちオークが強すぎ。

2006 Barton & Guestier
Pouilly- Fuisse Chardonnay


c0185058_3133087.jpg


これ以上、ボトルを開けても、飲みきれないのは明らか。
かといって、このままでは、せっかくのホワイトアスパラガスに合わないし…。

そこで登場したのが、ワインをエアーに触れさせる必殺マシーン、
ヴィンチューリ・ワイン・エアレーター(Vinturi Essential Wine Aerator)。

c0185058_2595892.jpg


この筒状の機械を通してデキャンティングすれば
たちまち味がマイルドになるという代物☆
ものすごい、ゴボゴボゴボ…という音とともに、このハイテク商品を通過したワイン、
あっという間に、空気がワインに溶け込み、
瞬時にして、デリケートなホワイトアスパラガスにも、良く合うようになりました。

このデキャンティングですが、物によっては、逆に味が
フラットになってしまうので、ご注意を☆
判断が難しい場合は、半分デキャンタして、半分瓶に残して、
飲み比べ…なんていうのも楽しい遊び方です♪


c0185058_303740.jpg


さて、このホワイトアスパラガス。
ドイツ産が、最高!
(と言っても、あまりお目にかからない食材なので、比較例が少ないのですが)
サンフランシスコでは手に入らないので、残念。

時々、ほんの一瞬、ホールフーズにカリフォルニア産が並ぶことがあります。
南米産のものは、それより頻繁に見かけますが、やはり味は落ちます。

初夏のドイツに出かける方は、ぜひ、ホワイトアスパラガスを
堪能して下さい。
あ、でも、あちらでは火を通しすぎるようなので、
マーケットで新鮮なのを買って、自分で調理するのが一番のようです。

ごめんない、これを書いたのがかな~り前だったので、
すでにホワイトアスパラガスの旬は、当の昔に過ぎております☆


こちらはブレイクがドイツ視察旅行した際のお土産☆
本場のプリュッツェルと、友人のお手製ジャム♪

c0185058_3210100.jpg
c0185058_322530.jpg


友人宅に滞在時、ブラック・フォレストをジョギング中、
小雨が降り出し、道を失い、危うく
ブレアウィッチ・プロジェクト状態に陥りかけたという、ブレイク。
無事に帰ってきてくれて、良かった~~~☆

[PR]
by sfwinediary | 2009-08-19 02:49 | White Wine
数々の世界ピザ・コンテストで、チャンピオンに輝くトニー(Tony Gemignani)。
特に、アクロバット部門では、これまでに8回も優勝した凄腕。
ピザ生地を自由自在に扱っての妙技は圧巻です。

c0185058_6141127.jpg


その彼が、サンフランシスコのノースビーチで開いているのが、
インターナショナル・スクール・オブ・ピザ
ピザの造り方を学べる学校です。

生徒はプロから、一般まで様々。
先日、友人のスティーブが、第一回受講生として、卒業証書を獲得☆
習ったばかりの技を披露して、ピザ・ナイトを開いてくれました。

c0185058_6143745.jpg

卒業証書を前にポーズ♪

c0185058_615085.jpg

これは食べるためのピザ生地なので、高くは飛ばせられません☆

出来あがったピザは4種類☆
集まった友人達、お腹がすいていたので、あっというまに
たべちゃいました。

c0185058_6153372.jpg
c0185058_615468.jpg


この日のピザの御供はBlakeが記事用に開けた、ロゼと白5種類。
写真は、ポンジーのピノ・グリー。

Ponzi Vineyards
Pinot Gris 2008 Willamette Valley


とてもクリスプで飲みやすいワイン。
ピノ・グリーに$17(リテール価格)を、
高いとみるか、安いと見るかは個人別なのですが
さっぱりした白を、グラスに一杯飲みたいな♪ なんて時に活躍です。

c0185058_6164072.jpg

[PR]
by sfwinediary | 2009-06-21 06:10 | White Wine