カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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映画 MILK

最近、カストロ劇場に通っている。
フィルム・ノアール作品を見に。

先日見た1940年代の作品 Alias Nick Beal の中で、
若い女性が知事候補に対して
If you feel gay, you should wear a gay tie. と言うセリフがあった。

日本語だと「明るい気分に合わせて、ネクタイもカラフルなものを選びなさいよ」
という感じかな。Gayのもともとの意味は、愉快な、とか楽しいとかいったもの。
場所が場所だっただけに、劇場中で大爆笑。
時代が変わり、今やGayという単語は、もっぱら同性愛者という意味で使われている。

劇場があるカストロ地区は、同性愛者の住処として有名な街。
ここで去年、映画MILKのSFオープニング上映が行われた。

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ハーベイ・ミルク氏は、1977年にSF市の市会議員に当選。
同性愛者であることを公言して、公職選に当選した初の人物で、
映画では、同性愛者の権利を求める運動の先駆者となった彼の姿を
ショーン・ペンが素晴らしく演じている。

劇中のあちこちに、カストロの様子が映し出されていて、見終わった後、
「ここだよね、そこだよね」なんて言いながら、Blakeと辺りを散策してみた。
(18thと、カストロ通りの角にあるバー、Harvey’sの名前も納得☆)

彼がキャンペーンの拠点としたカメラショップは、今ではもうない。
通りを挟んだ近所のリカーショップはそのまま存在しているけど、名前は違うみたい。
せっかくなので、キャンペーン拠点のすぐ隣にあるレストラン、
アンカー・オイスターで、映画について語りながら、遅い夕食を食べた。

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在りし日のカメラショップ&ミルク氏

この映画では、70年代の同性愛者に対する差別が、思ったよりひどかったことを
改めて認識した。いわれのない暴力等々。
そしてSFでは、つい忘れてしまいがちだけれど、全米各地では、
まだまだクローゼットに隠れたまま、少数派であるがゆえに
困難に立ち向かわなければならない人々がいること、
ミルク氏が先頭に立って始めた闘いは、現在も続いているのだと実感した。

カリフォルニア州でさえ、同性結婚を廃止するための住民投票
「プロポジション8」では、過半数が賛成し、残念な結果になってしまっている。

極端なリベラル派のように、夢見て生きられるとは思わない。
多数派に属することによって、自らを高みに置いて悦に入るつもりもない。
ただ、彼らが少数派であることで、法的に得られるべき恩恵を
受けられないのは、不当だと思う。
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ミルク氏の死を悼む、人々のホワイトマーチ★

さて、MILK氏を選出した地元カストロ劇場で映画をご覧になりたい方は
2月22日(日)から、26日まで上映されます♪
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by sfwinediary | 2009-01-30 09:04 | 映画
年末ごろから、風邪が蔓延しているサンフランシスコ。
あっちでコンコン、こっちでコンコン、咳が聞こえる。
かくいう自分も年末から風邪を引き込み、一カ月目にして
漸くノドの痛みが治ってきたところ。

そんな中、近所のカストロ・シアターで、フィルム・ノアール映画祭が始まったので
さっそく見に出かけたところ、ほぼ満席の劇場内のあちこちから聞こえるのは、
咳、くしゃみ。
挙句の果てに、上演1分前に隣に座った女性は、
引っ切り無しに鼻水、咳、くしゃみで、歩くバイオ・ウェポン状態。

これ以上、新たな風邪をひきこんで会社を休めないので、
帰宅早々、塩水でうがいをしようと決意。
そして帰路でひらめいたのが、アルコール消毒♪

幸いにも、家にはアルコールがゴロゴロしている。
ワインはアルコール度数が低いから却下。
日本で買った焼酎の瓶は、未開封なので却下。
ウォッカ、ブランディー、ラム、等々、ひと通り揃ってるけど、何にしよう?

Blakeに「何を使っていいかな?」と聞いたところ、クローゼットから出てきたのは
アルコール度40%のスコッチ。

さっそく洗面所でうがいしたのだけれど、中々パワフルな味。
これなら塩水や、市販のうがい薬と違って、間違えて飲み込んでも
ウェ~ってならないよなぁ、なんて考えながら、ガラガラ消毒したのでした。

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さて、そういう彼はと見やると、18年物のハイランド・パーク(Highland Park)を片手に、
くつろいでいる。
喉のアルコール消毒も兼ねているそうだけれど、こちらのスコッチは
うがい用にくれたのとは全然違って、飲み口が断然スムース。
18年間熟成させているそうで、口当たりがよくて、複雑に何層にも重なった味。
スモーキーな風味がなんともいえない美味しさ。

この倍も値の張るスコッチと飲み比べて、コストパフォーマンス的に
一押しで、値段は多分$80ぐらいかな。
スコットランドの北にある、小さな島、オークニー島で作られた
ハートランド・パークのシングルモルト・スコッチ18年。
交通の不便さゆえに、長期の貯蔵が可能だったようで、
シングルモルトで、この値段、この美味しさが実現したようです☆

Highland Park Single Malt Scotch whisky
Aged 18 years


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さて、現在カストロで開催中の映画祭は、ノアール・シティ7。
Noir City 7 (1月23日~2月1日)

今回上映されている映画のテーマは「ジャーナリズム」。
新聞社、ジャーナリスト、フォトグラファー等をめぐり、
ハッピーエンドで終わらない、フィルム・ノアールの魅力が満載。
いずれもDVDが発売されていない、映画ばかりを集めているので、
劇場でのみ楽しめる、希少な作品です。

ハンフリー・ボガードがチーフ・エディターの新聞社。ちょっと想像しにくいですよね☆

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by sfwinediary | 2009-01-25 03:58 | その他のお酒
偉大な解放者とも呼ばれる、リンカーン大統領と同じバイブルで宣誓し、
2009年1月20日、バラク・オバマ大統領が誕生しました。

就任式での大統領の演説は、とてもアンビシャス(ambitious)。
Wと違って、きちんとした英語がしゃべれるし、また、米国人にだけでなく
世界に向かって話しかけていたことが、とても印象的でした。

サンフランシスコ住人として気づいたのは、ナンシー・ペロシ下院議長と、
ダイアン・ファインスタイン上院議長の姿。
政策の好き嫌いは別にして、いずれもSFにゆかりの深い、二人のパワフルな
女性議員の姿が中枢に見られたのは、感慨深いものがあります。

アレッサ・フランクリンは年取ってしまった感が拭えなかったものの、
彼女の歌は、とてもアメリカ的、そしてその声はとても感動的。
また、さまざまな人種の、才能ある演奏家が一堂に会した演奏は、
とても象徴的でした。

ちなみに、大統領の宣誓、コーランでも、仏教の経典でも、自由に選べるのですね。
(まぁ、アメリカでキリスト教信者でない場合、その時点で大統領候補になるのは
難しいでしょうが…)


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さて、就任式のもう一つの華は、Wの退陣。
紹介のアナウンスが流れると共にワシントンの冬空に響いた、ブーイングの声。
そして、ヘリコプターを見送る人々の口から洩れた、
Na na na hey hey good bye♪の歌声は、素直な心の現れでした。

今日(21日)付のNYタイムに書かれたコラム
They wanted to make absolutely, positively certain that W. was gone. It was like a physical burden being lifted, like a sigh went up of “Thank God. Has Cheney’s wheelchair left the building, too?”
には、あまりにも的を射た表現に、爆笑してしまいました。
(いつもこのように彼女に同意できるわけではないのですが)

退陣前に漸う過ちを認めたW。
チェイニーが黒幕だったと言いたかったのかもしれませんが、彼を副大統領に据えたのはW。
戦争を始めたのもW。
彼の退陣姿をもう一度楽しみたい方は、こちらのY-Tubeをどうぞ♪

政策通であると同時に、非常に健全な現実主義者と評されるオバマ新大統領。
期待は高まります♪

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by sfwinediary | 2009-01-21 13:10 | 日記
長かった暗黒の8年間がついに終わりを告げようとしています。

2000年秋、うやむやの内に出されたフロリダの投票結果で
ゴア氏が敗れた時は、深いため息でした。
2004年 にWが再選された時は、過半数のアメリカ人が
彼を支持したという事実に、愕然としたものでした。
アメリカに未来はないものと思えた長い冬…。

でも、2008年にオバマ氏が登場し、見事11月の大統領選に
勝利した時、ようやく一条の光が見えました。
そして3日後の2009年1月20日、待ちに待った新たな出発の日です。

そんな中、先日、就任式への招待状が、突然舞い込んできてビックリ!
Blakeはアメリカ人としてはリベラルで、民主党支持派ですが、
大統領選支援の献金額は決して多くはなかったし、
ボランティア活動をしたものの、そんなに日数は多くなかったので、
何でだろうね?でもラッキー♪って感じで受け取ったのでした。

まぁ、WDCに行ったとしても、遥か遠くから眺めるだけでしょうし、
頂いた招待状を脇に、最近暖かい日が続くサンフランシスコで、
TVにて就任式を見る予定です。(西海岸の住人は、思いっきり早起きですね♪)

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届いた招待状☆

去年11月の開票時、オバマ氏の勝利が決定した時は
アメリカ産のスパークリングで乾杯♪

乾杯後、Blakeはあまりのうれしさにじっとしていられず、
グラスを片手に夜の巷にさまよい出ていったのですが、
近所のValencia通りで繰り広げられていたのは、
オバマ氏当選を祝うために集まった人々のお祭り騒ぎ☆
バンドまで登場して、夜更けまで飲んだり踊ったり、
新時代の始まりを祝う宴が続いたのでした。

アメリカ人が「ビールを一緒に飲んで楽しそうだから」という理由でなく、
人種の壁を越えて、この大国を率いるに値する、優秀な大統領を選んでくれて
本当によかった…。
最近、停滞する経済のけん引役になると、買って出た日本政府。
誇りに思える国であり続けるために、日本も優秀なリーダーを選んでほしいものです。

20日の就任当日には、いったいどんなバブリーで乾杯となることでしょうか。

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by sfwinediary | 2009-01-17 01:21 | 日記

記念日ワイン Viña Bosconia

付き合いが長くなると、アイデアに尽きてしまって
困ったなぁ~何を買おうか?…なんて悩む年もある、
パートナーの誕生日プレゼント。

1年365日、一生懸命に目を光らせて、あれはどうかな?これはどうかな?
なんて探してはいるのだけれど、なかなか“これは♪”っていうのに
お目にかかれないのですよね。

去年ブログをお休みしていた間に、Blakeの誕生日という、
我らにとって、ビッグなイベントがありました。
幸いこの時は、比較的早くにアイデアが閃いて
半年ぐらい前からプレゼントを用意していました。

それは、生まれ年のワイン☆

職業が職業なので、手に入りにくいワインを口にする機会の多い、彼。
なので、“ワイン”を贈るなんて考えてもいなかったのですが、
何かの拍子に「どんなに多くのテイスティングの機会があっても
自分の生まれた年のワインが饗されることはまずないだろうな~」
なんて言葉が出たので、「おっし!それだ~!」と思って、
SFのK&Lに出向いたところ、見つかったのが、このワインでした☆

Lopez de Heredia "Viña Bosconia" Gran Reserva Rioja, Spain
Tempranillo 80%, Garnacho 15%, Graciano 3% and Mazuelo 2%


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全部でチョイスは3種類あり、フランスのSt. Jullien も選択肢としてあったのですが
軽く予算オーバーだったので、パス!
結局、スペインのリオハ産ワインに落ち着きました。

長い年月をひっそりと眠ってきたワイン。
どんなに大枚を払っても、モノによっては保存状態が悪くてビネガー状態…
なんてこともありうるので、いざ栓を開けるときは超ドキドキ。

うれしい驚きで、これだけ長い年月を経ても、未だにパワフル。
とてもコンプレックスな味で、チェリー、パイプ・タバコ、キャラメル、
雨のあとの濡れた木、オレンジピール、クリスマス・スパイスの香りと風味でした。

このワインが造られた当時、まだスペインは圧政下にあったのではないかしら?
すぐにリリースして、すぐに飲む事を前提に造られているカリフォルニア・ワインと違って、
ヨーロッパでは、長い時間貯蔵の末に、市場に登場させるものもあるので
80年代のワインが、最近になって漸くリリースされるというケースもあります。

バックグラウンドはよく知らないのですが、私が買ったこのワインも
そんな中の1本だったのかな。
(ビネガー状態になって無くて、本当によかった~。笑)

さて、来年の誕生日プレゼント、どうしよう…☆
St. Jullienかな?
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by sfwinediary | 2009-01-14 11:36 | Red WIne

ゴジラなワイン

日本のお正月といえば、お屠蘇を飲んでお節を食べて、炬燵を囲むイメージ。
片や、アメリカの典型的な元日の過ごし方といえば、
フットボールを見ながら、カウチポテトすること…かな?

Blakeがカレッジ・フットボールを見てる傍らで、
ついなんとなく画面を眺めていると、目につくのはビールのCM。

アメリカ人の自虐的なユーモア感が特に顕著なのが、この手のCM。
たいていの場合、おまぬけな男性が主役。
これはターゲット層の姿を反映しているのか?

日本で多いのは、美味しそうにビールを飲んでいる姿。
これだと「爽やかなおいしさ」というメッセージにつられて
ビールに手が伸びるのも頷ける。

しかし、アメリカのビールCMを見ると、アプローチ方法が全然違う。
たとえば、こんなの

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一方で、両国とも同じ様なイメージで、右から左に抜けてしまい、
どの商品かよく憶えてないなぁ~、というのがワインのCM。
たいていの場合、エレベーター音楽を背景に、
おしゃれっぽい人々が、ワインを手にしてる。

そんな中、ヒョウキンなCMに出会うと印象は高い。
たとえば、こんなの。
ゴジラとワイン☆
オーストラリアの黄色い尻尾が、シャトー(城)を破壊するの図☆

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CM無しでは立ち行かない民放の立場を理解しながらも、
どちらかというと目障りな場合が多いコマーシャルタイム。
もっと面白い内容だったら、楽しんで見られるのに、残念☆
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by sfwinediary | 2009-01-10 11:35 | ワインなお話
近所にあるお気に入りのレストラン、デルフィーナ。 (Delfina)
とっても人気が高くて、予約は必須。
直前の食べたいモードでレストランを選ぶ私たちにとっては、
よっぽど早く夕方6時前に行くか、夜遅くの10時頃にでも行かないと
なかなか入るチャンスがなかった店。

でも昨夜7時ごろ、久しぶりに訪れたら、
予約席は相変わらず満杯だったものの、
ウォークインのカウンター席に、すんなりと座れたのでびっくり。
うれしい驚きとともに、ラビットとBBQポークをたいらげました。

Blakeがお供に持参したのは、イタリア・ワイン。
テヌータ・グアド・アル・タッソ。
ずっと日本の実家のワインセラーに眠っていた代物です。

1998 Tenuta Guado Al Tasso
Antinori Bolgheri Superiore / Italia
Cabernet Sauvignon (60%), Merlot (30%), Syrah (10%) / Alc. 13%


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年月を経てまろやかになったタンニンと程よい酸味の、
バランス良い、食事のお供にぴったりの、好ましい赤。
ドライチェリー、ダスティ、革の香り。
ダークでよく熟れたチェリー、シナモンの風味でした。

テヌータ・グアド・アル・タッソは、フローレンスの南西約100キロ、
ヴォルゲリ村の近くにあり、98年のこのワインは、
スペクテーター誌(2001年)で95点が付いています。
それで多分、日本に行った時に、Blakeが見かけて買ったのかも。

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満腹のお腹を抱えて帰路に就いたのは8時ちょっとすぎ、
レストランにとってはプライムタイムだと思うのですが、
ちらほらと空席が見えました。
でも、お隣のピザ・ダルフィーネには、並んで待つ人の姿が見えたので、
再び驚き。
これって値段がものを言っているのでしょうか。
外食は楽しみたい、でも出費は抑えたい…という感じかな。

景気の冷えで、ワインも日本酒も、現在、高い価格帯の商品は
あまり動かない傾向にありますが、
一方で、安い商品は売り上げを伸ばしている模様。

行きたいレストランに、待ち時間なしで入れるのはうれしい限りなので、
今のうちにせっせと通いたいものです。
お気に入りのレストランをサポートしたいし、
夕食を作らなくて済むのは、楽ですしね♪
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by sfwinediary | 2009-01-07 14:24 | 気になるレストラン

MONKEYS

とてつもなく仕事が忙しくて、クタクタになった夕方。
帰宅のラッシュ・アワーにはまって、イライラは最高潮。

ようやく辿り着いた家のガレージで、
バッグから鍵の束を取り出した途端、
思わず笑顔にさせてくれるヤツ。
その名は、モンキーズ♪

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クリスマスの日に、サンタからもらったプレゼント。
日々の暮らしの中、何気ない小さな笑いって、とっても大切。

誰かさんに笑いを分けてあげたい時、
こんなキュートなグッズがあります♪

Food & Wineをはじめとして、様々な雑誌でキッチン用品などが
取り上げられているので、ご存知の方も多いと思いますが、
Fred & FriendsのHPはこちらからどうぞ☆

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A Happy New Year!
2009年が笑顔で満ちた年でありますように♪

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by sfwinediary | 2009-01-02 02:29 | 日記