カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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CIA (The Culinary Institute of America) ホール・オブ・フェイムの部屋に
またひとつ、新たな顔が加わりました。

先週末、とあるイベントに招かれて訪れたのは、セントヘレナのCIA。
カリフォルニア・ワインの歴史のためにと、
ロサンゼルスのデビッド&ジュディご夫妻が寄付した
歴史的なワインボトル、その数150本以上。
そのワインをおさめた展示ケースの、杮(こけら)落としが開かれたのでした。

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集まったのは、ナパの著名なワインメーカーやオーナー、50人ほど。
シュラムズバーグのロゼで乾杯、挨拶の後、披露された展示を楽しみました。
さすがに150本を一斉展示はできないので、
常時40本ほどが、皆様の目に触れることになります。

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どれもこれも垂涎もののワイン。

除幕式の後は、内輪の9人でディナー。
私もBlakeのパートナーということで、ちゃっかりと同席☆
白1本、赤5本、そして最後の締めはポートと、ワイン尽くしの夕食でした。

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面白かったのは、クリスチャン・ブラザーズの古~いカベルネ。
CIAの建物グレイストーンは、クリスチャン・ブラザーズ・ワイナリーが、
かつて実際にワインを造っていた所。
このワインを堪能するのに、これ以上は望めない舞台設定です。

ワインはノン・ビンテージで、1967年にボトリングされたもの。
クリスチャン・ブラザーズではマルチブレンドのワインがよく作られていましたが、
ボトルの裏にはヒルサイド・ビンヤードと表記されているので、
高品質であることが推測されます。
(現在のSingle-vineyard hillside Napa Valleyは、大抵$150以上の
値段が付いているので、推して知るべし)


味は、40年余を経ているとは思えないほど、しっかりしたもの。
ボルドーのワインかしら?と思わせる、
レザーとオレンジ・ピール、フルーツの風味でした。

Christian Brothers Cabernet Sauvignon NV

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さて、何が面白かったのかというと、このボトルの発見劇。
この夜ワインを選んでくださったのは、CIAのソムリエ女史なのですが
彼女の口から出たのは、
「これ、K&Lで買ったんですよ♪」とのセリフ。
それもたったの$15で!!!

思わずK&Lに走ろうとした我々でしたが、時すでに遅し。
残りのボトル、すべて彼女がお買い上げになったそうです。

でも、これを聞いて、K&Lに果たしてどんな宝物が眠っているか
知りたくなったのは、私たちだけではないはず☆

この夜の様子はBlakeのブログにも紹介されているので
英語の勉強がてら、覗いてみてくださいませ。


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さて来月、CIAにて「第3回ワインの殿堂 授賞式」が開かれます。
3月13日(金)の朝10時からは、Blakeのレクチャーで
ワインテイスティングが模様されます。

そして夕方6時からは、殿堂に輝いたカリフォルニア・ワインの貢献者が
一堂に会しての、授与式。
詳しくはこちらをどうぞ♪ Third Annual Vintners Hall of Fame
参加される方、私達を見かけたら、ぜひお声をかけてくださいませ☆
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by sfwinediary | 2009-02-25 11:37 | ワインなイベント
一杯の赤ワインがどれだけハンバーガーを美味しくしてくれるか、驚き♪

たいていの場合、ベイエリアのハンバーガーと言えば、バン&ビーフ・パテの本体に、
オニオン、レタス、トマト、チーズ、ピクルス、ケチャップにマヨネーズを
好みで合わせる…といった処でしょうか。

本体に、マスタード、オニオン、チーズの組み合わせ、5点セットならば、
問題なく、大抵の赤ワインとマッチ
カベルネ、メルロー等々、ステーキを食べる時と同じ感覚でワインを選べます。

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でも、ピクルスが大好きで、どうしても入れたい!という方は要注意。

カベルネは、合わないことはないでしょうが、ピクルスの味がワインの風味を
邪魔することは必須なので、安価なものにしておいたほうが無難。

メルローはジェントルな風味なので、もってのほか。NG。

まぁ、ジンファンデルならフルーツ風味に富んでいるし、
カジュアルなので、カベルネやメルローよりはいい選択かも。

お店のチョイスにマッシュルームがあるのならば、
ここでピノ・ノアールを登場させるのも楽しいかも☆

暑い日ならば、基本の5点セットに、冷えたロゼ
なんていう組み合わせも乙です。

まとめ:
ピクルス、ケチャップは赤ワインに合わないので、入れないのが無難です♪

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ファスト・フードのバーガーではなく、ちゃんと作られた(って変な表現ですが)
ハンバーガーをテイクアウトできる環境にあるのでしたら、
ぜひ、青空の下、ワインとバーガーでピクニックを楽しんでくださいませ♪

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by sfwinediary | 2009-02-22 10:59 | ワインなお話
ある日のこと、Blakeが「サンフランシスコで一番おいしいと
評判のハンバーガーを食べに行く?」と言ったので、
即座に「もちろん♪」と答えた。

数々のメディアが“とっても”おいしいと絶賛するJoe’s Cable Car
ジョーズ・ケーブルカー

比較的、近所にありながら、ハンバーガーのためにわざわざドライブする…
という発想がなくて、これまで訪れた機会がなかった。

駐車場に着いた途端、目に入ったのは“お客様以外駐車禁止”と謳った看板の山。
サンフランシスコで駐車場付きのレストランは希少。
サーバーの女性に聞いたら、近所の店に行くために無断駐車する、
けしからぬ輩が多いそうな★

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さて、いかにもアメリカン・ダイナーといった風情のドアを開けると
出迎えるのは、“ヒューヒュー♪”という口笛。
ドアを開閉するたびに鳴る仕組みになっている。
(初めの2,3度は面白い~って思うけど、段々と耳に付くんですよね。)

ブースが10個ぐらいと、大人数が座れるテーブルが3つほど。
狭くはないけれど、こじんまりしたスペース。
造花やビールの電光サイン、季節はずれのクリスマス装飾が
とってもダイナーっぽい味を出している。

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ハンバーガーに使われる肉は、ステーキ用ビーフで、毎日作られる新鮮ひき肉100%。
確かに、ジューシーで、とってもビーフな風味。
特別なソースとかは使ってないので、肉で勝負!といった感じ。

1965年、ケーブルカーに似た建物で開店した小さなハンバーガ屋さん。
いまでは外観は建て替えられて、 “ケーブルカー”の面影はないけれど、
創設以来の“おいしいハンバーガーを提供したい”というスピリッツは
変わっていないようです。
わざわざ行く感じではないけれど、近かったら通うだろうと思われる店。
皆さんもこの近所で用事があるようでしたら、話の種にトライするのも楽しいかも☆
4320 Mission St. (at Silver), (415) 334-6699.

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さて、ハンバーガーをさらに美味しくしてくれるのが、ワイン♪
カジュアルなハンバーガーショップで、グラスワインとか置いてある店は少ないので
お天気のいい日にテイクアウトして、ワイン持参で公園でピクニックとか如何でしょうか。

やっぱりビーフに合うのは、断然カベルネ・ソーヴィニョン。
気分次第では、メルローなんてのもいいかもしれません。
ハンバーガーに合うワインの選び方、次回にご報告します♪

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by sfwinediary | 2009-02-20 08:14 | 気になるレストラン
歯医者・バナナ・ワイン、奇妙な取り合わせの3単語。
めったに並列で並ぶことが無いのではないかしら?
今日はそんな単語が登場するお話です★


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今日のSFは雨が降ったりやんだり。でも梅がきれいです♪

ちょっと前、「ドリル・ベイビー・ドリル♪」と高らかに謳った政治家がいましたが、
このスローガンは歯医者にぴったりかも、と思った先日の午後。

クラウンの治療のために、歯医者を訪れたところ、ドリルに次ぐドリル。
なぜか麻酔がなかなか効かなくて、飛び上がる痛さ。
それでなくても歯医者恐怖症(気味)の私は、途中2回も追加の麻酔を打ってもらいました。
(響くんですよね、脳に…)

ようやく1時間半にわたる拷問が終わった午後4時すぎ、
歯医者のドアを背にした時は、顔半分がヘロヘロ状態でした。

しかし顔の神経と胃の神経は別のようで、
5時ぐらいにお腹がすいたので、キッチンを漁ったところ、バナナを発見♪
喜び勇んで食いついたところ!?

不味い!!!

所々黒い斑点が出て、見た目も香りも、充分に熟成したバナナ。
本来ならば甘いはずなのに、「渋さ」しか感じない…?
いつもならば、あっという間に間食してしまうのに
半分ほど食べて、あまりの不味さに断念。

早速、帰宅したBlakeに話したところ、
それでは…という事で、ワインで実験。
(伴侶を実験台に使うなんて、なんて夫だ…)

持ち出されたのはカリフォルニアのメルロー。
いつものようにテイスティング。

香りはブラックチェリーの香り。
味は…?

ウェ~、渋い…。

渋柿を食べてしまった時のような、味。
そしてサワーで苦いレモンの味。

なんてこった、味覚がマヒしてる!

味蕾(みらい)の数や形によって、人それぞれ味覚の鋭さが違うという話を
前に書きましたが、ノンテイスターでも、こんな風にネガティブな味だけを
感じることはないはず。
甘味・酸味・塩味・苦味・うま味のうち、
心地よいと感じる風味が、麻酔の副作用で吹っ飛んでしまったのでした。

投薬治療により、味覚が変化してしまい、食べ物が美味しいと
感じられなくなってしまう事があるという話を、前に聞いたことがありましたが、
実際に体験してみて、それがこんなにも辛いものだとは…。

麻酔から覚めてきた4時間後、夜8時過ぎになって
ようやく味覚が戻ってきたので、残りのバナナを完食(笑)。
Blakeが作ってくれた特別料理のビーツを肴に
Lake Countyの2007 Wildhurst Sauvignon Blanc($12)を飲んだのでした。

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Blakeのブログバージョンはこちら
教訓:歯医者の後は、高いワインを飲むのは避けましょう☆
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by sfwinediary | 2009-02-15 08:52 | 日記
先日、大統領就任式の日にBlakeが選んだのは、
カリフォルニアのスパークリング・ワイン、シュラムズバーグ(Schramsberg)。

バブリーは、やはりフランスのほうが圧倒的に美味しいのですが、
“アメリカの記念日″ということで、地元のワインを選んだのでした。

一般的に、カリフォルニアでは1997年のヴィンテージが優れていると言われていますが、
スパークリングに関しては、寒くて雨の多かった1998年の方が出来が良いみたい。
寒い気候で育った葡萄は、酸味が強いので、
スパークリング・ワインを、より美味しくしてくれます。

1998 Schramsberg Reseve
ピノ・ノアールをベースにした、リッチでコクのあるバブリー。
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酸味といえば、今、オレンジやみかんの季節。
ファーマーズマーケットでも、ところ狭しと柑橘類が並んでいます。

そんな中で、「酸味が無いオレンジ」と書かれたサインを発見。
興味津津で味見してみたのですが…

酸味がないバニラ・オレンジは、何ともいえない味。

おそらく人間の脳には、普通でない味に対して警鐘を鳴らすシステムがあって
「酸味がない柑橘系のフルーツ」も、その範疇にあるみたい。
なんかおかしいぞ、これ???っていう感想でした。

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アメリカではSatsumaと呼ばれる、みかん♪

バランスのとれた酸味って重要なんだなぁ、と
改めて思った次第でございました☆
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by sfwinediary | 2009-02-10 09:31 | Sparkling Wine

Mission Street Food なギグ

これだから、サンフランシスコに住むことをやめられないのでしょう。
先日の夜、ギグに行ってきました。

ギグ:音楽の演奏において、小さなライブハウスなどでのセッション、
クラブなどで一度だけ演奏すること。


どんなギグかと言うと、シェフのギグ。
(楽器を使った演奏ではないのですが、食材を使った演奏ということで・笑)

ミッション・ストリート、それも16thの辺りは、ギャングやホームレスが
たむろしている、お世辞にも綺麗とはいえない場所。
Bart(地下鉄)の駅を出て、ここらで地図を広げているヨーロピアンや、
この辺りに不案内でキョロキョロしている人々を見かける度に、
Blakeは見かねて、何度道案内を買って出たことでしょうか。
命の危険はない(と思う)けれど、スリぐらいは出そうな感じ。
まぁ、夜遅くに女性一人で歩くのは、ちょっと避けたほうが無難な場所です。

さて、去年の暮れ頃から、この通りにある小さな中華料理店の前に、
様々な年齢、様々な服装をした人々が列をなすという現象が起きています。
それも木曜日の夜だけ。

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古ぼけた料理店で開かれているギグの名は、Mission Street Food

有志の地元のシェフやラインクック達が腕をふるい、
一夜だけのカジュアルで冒険的な料理が楽しめるという趣向。
もともとは、タコ・トラックで始まった、この食のギグ、雨期を前に
去年の11月、中華料理屋に舞台を移しての再登場となりました。

私たちが訪れたのは、元グリーンのシェフ、Leif Hedendal氏のギグ。
料理もさることながら、雰囲気が最高!
グリーンのシェフのサラダを、チープなプラスチックのお皿と箸で食べるなんて、
想像したことがあります?
ブカティーニが盛られているのは、雷模様が入った、中華柄の
プラスチックのスープの器!

サービスもカジュアルで楽しい雰囲気、それでいて、とってもプロフェッショナル。
フロアの人達は、Zuniをはじめ有名なレストランから参加しているそうで、
私達のテーブル担当の青年は「いつもは黒服だけど、ここではTシャツでいいから最高」
と、カジュアルでヒップな雰囲気を満喫しているようでした。

客層も、私たちみたいに普段着のTシャツ派から、
おしゃれしてジャケット着用の人まで実にさまざま。
共通しているのは、皆おいしい料理、前衛的な試みに魅力を感じて
ここを訪れたということでしょうか。

一人でご飯を食べる人には、中華の宴会用ラウンドテーブルが提供され、
皆で和気あいあい話しながら、料理が楽しめる趣向になっています。

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さて、料理に満足して最後にチェックを見ると、二人でおなかいっぱい食べて
$40以下!!!その中に含まれているコルケージ料はたったの$5。
(カード支払いは不可なので要注意)

食に目のない方は、毎週月曜日にUPされるサイトに注目。
メニューが事前に分かるので、持っていくワインもバッチリ事前に選べます♪
(今週末からは、木曜日に加えて、土曜日にもギグが始まるようですね☆)


Thursdays, 6pm-midnight

2234 Mission St (Between 17th & 18th)
(Lung Shan Restaurant)

Cash Only

No reservations--first come, first served. When you arrive, please come in and put your name on the host's list. No need to wait in line--you can go for a drink and return. We'll call your name.

Corkage fee: $5


収益の一部が、チャリティなどに使われているのも素晴らしい試み ☆ お勧めギグです♪
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by sfwinediary | 2009-02-03 04:54 | 気になるレストラン