カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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美味しいジンファンデルを、心行くまで飲み、
絶妙のペアリング料理を、たらふくお腹いっぱい食べる…
ワインと美味しいもの大好き人間には、至福のイベント
ZAPのGood Eatsが、昨夜サンフランシスコで開かれました。

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今年のグッド・イーツには、50のワイナリーが参加。
同じく50に上るベイエリアのレストランが、ワイナリーとペアを組み、
それぞれのジンファンデルに合う、ご自慢の料理を披露してくれました。

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Scott Harvey氏と、奥様のJanaさん☆

粒ぞろいのジンファンデルの中で、今年、際立って美味しかったのは
Scott Harvey Wines のジンファンデル3種類。
流石にジンファンデルを造らせたら、その道の第一人者、
スコット・ハーベイ氏のワインです。

2007 Scott Harvey Vineyard 1869 Amador County Zinfandel ($45)
2005 Jana Old Vine Napa Valley Zinfandel ($35)
2006 Scott Harvey Old Vine Zinfandel ($30)


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中央のボトルは、奥様の名前を冠したジンファンデル♪

Zinといったら、Ravenswood のシングル・ヴィンヤード。
今年のジョエル・ピーターソン氏は、トレードマークのカウボーイハットを
かぶっていなかったせいか、いつものヤンチャなガキ大将といった雰囲気ではなく
とっても紳士に見えました。(優しいんですよね~☆)
2007 (and 1997) Dickerson Vineyard Napa Valley Zinfandel

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ジンファンデルの大家と言えば、何といっても Ridge Vineyards
相変わらず毎年コンスタントに、エレガントなワインを、世に送り出しています。
2007 Geyserville
2007 Lytton Springs


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さて、嘗てのジンファンデル御三家、もうひとつの“R” といえば、Rosenblum Cellars
ケント・ローゼンブルム氏は、2年ほど前に大会社Diageo's Chateau & Estateに
名祖のワイナリーを売却し、現在は娘さんと共に、Rock Wall Wine を立ち上げています。

イベント会場では、ケント氏は、ローゼンブルムと
ロック・ウォールのブースを行ったり来たりで、大忙し☆


面白かったのは、両者とも、同じ葡萄畑、ソノマのMonte Rosso Vineyardの
葡萄を使ったジンファンデルを出展していたのですが、
お味の方はRock Wallに軍配が上がりました。

クリーンで、チェリーの風味のジンファンデル。
美味しいジンファンデルを求めるには、ボトルの名前ではなくて、
ワインメーカーを追いましょう♪という、良い例かもしれません。
両方のボトルを並べて、比べてみるのも乙なもの。
土曜日にZAPに行かれる方は、是非、飲み比べてみてください。

Rock Wall Wine Company
2007 Reserve Monte Rosso Sonoma County


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戦略的に面白いワイン造りを実践しているのは、Deep Purple Wines
元ガロのPR担当、ティム氏が立ち上げたブランド。
“こういったジンファンデルが欲しい”という客層が既にあって、
その顧客に応えるべく造られたワインが、この Deep Purple。
なので、わざわざ行商に出向かなくても、初めから市場が確保されているというもの。
とってもユニークなワイン・ビジネスの一スタイルを実践しています。

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土曜日のZAPでは、250のワイナリーが勢ぞろいし、
ご自慢のジンファンデルを数種類ずつ披露してくれます。…でも、料理は無し。
なので、ジンも好きだけれど、料理も大好き♪な方は、グッド・イーツがお勧めです。

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相変わらず素敵な笑顔♪ Carol Shelton女史
ワインメーカーが、手ずからご自慢のワインを注いでくれる…素敵なイベントです♪

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by sfwinediary | 2010-01-29 07:01 | ワインなイベント
ジンファンデルのお祭り、第19回ZAPが、明日1月28日から30日まで
サンフランシスコで開かれます。
Zinfandel Advocates & Producers

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先日、ブレイクのブログで募集した、ZAP土曜日チケットを
見事に獲得されたのは、Caseyさん。
今年は、およそ250のワイナリーが会場に集合するそうですが、
様々なジンファンデルを楽しんでいただけそうです♪

私達は、明日のGood Eats & Zinfandel Pairingに行く予定です。
今年の目玉としては、ハワイのセレブシェフ、Beverly Gannonさんが、
ハワイのとっておき料理を披露してくれるそうなので、楽しみです。

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さて、プティ・シラーファンの方で、アラミーダ界隈にお住まいの方に朗報です。
2010年2月19日(金)に開かれる、ワイン・イベント
Dark & Deliciousに2名様をご招待♪

無料チケットの応募方法は、とっても簡単☆
ブレイクのブログのコメント欄に、(こちらからどうぞ♪
スーパーボールの最終スコアの予想を書いてください。
(例:New Orleans 14, Indianapolis 10 といった感じ☆)

正解者が1名以上の場合は、コメント時間が早かった方。
正解者がいない場合は、トータル点数が近い方に、チケットが当たります。
($60のチケット2枚です)


このイベントに参加するのは、Rosenblum Cellars や Stags' Leap Winery
といったプティ・シラーのベテラン・ワイナリーの面々。
料理では、Yoshi’sなど、一流レストランが参加します。

Dark and Delicious
Friday, Feb. 19, 2010, 6-9 p.m.
Rock Wall Wine Company
2301 Monarch St., Alameda, CA

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前回のエッセイとは違って、スーパーボールの得点を予測するだけなので、簡単!
ガンガン応募してみてください♪

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by sfwinediary | 2010-01-27 08:34 | ワインなイベント
久しぶりに、Delfina (ダルフィーネ) で夕食。
聞いたこと無かった葡萄品種の、白ワインを飲む機会に恵まれました。

いつもは、10時頃遅いご飯を食べようかな…なんて時にふらっと立ち寄るのですが、
この日は、珍しく事前に(電話)予約。
ネットでメニューをチェック。
あわせてワインリストを調べて、店のワインを飲むか、持参するかを考慮。

ブレイクが、試してみたいというイタリア・ワインが何種類かあったので、
手ぶらで行くことにしました。

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この夜テーブルに乗ったのは、グリルした鰯、グリルした烏賊のサラダ、
アンチョビのサラダ、ロースト・東京・チューニップ(蕪)、蟹のリゾット。

選んだワインは2006 レ・クレーテ プティ・アルヴィーヌ
ヴァッレ・ダオスタ州産のイタリア・ワイン。

2006 Les Cretes Valle d'Aoste
Petite Arvine Vigne Champorette / Alc. 12.5%


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このプティ・アルヴィーヌ (Petite Arvine) という葡萄は、
イタリアでは、スイスとの国境沿いの、この地方でしか栽培されていない葡萄。
なかなか見かけない、ユニークな品種です。

香りは、とってもピュアな感じ。タンジェリン、グレープフルーツ。
風味は、タンジェリン、蜂蜜、オイスターシェル(ミネラル)。

アルコール分が12.5%と低いので、飲みやすさ抜群。
それでもこの寒い地方で、ここまでアルコール分を出すには、
かなりギリギリまで収穫を待っていたのかもしれません。
(収穫時期を伸ばせば伸ばすほど、フルーツ風味は豊富になりますが、
その分雨など、天候により、葡萄へのリスクは高まります。
美味しい葡萄を造るのは、大変ですね☆)


シーフードにピッタリの、酸味とミネラルに富んだ、バランスの良いワインです。
お近くで見かけたら、試してみて下さい♪
(最近ダルフィーネのワイン・ディレクターが、変わったそうで、
ワインの顔触れも一新。
店に残っていた最後の1本は、私たちが飲んでしまいました…☆)


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このお皿、お店のHPで売ってるのね~☆

不況の風も、ベイエリアの嵐も、どこ吹く風。
Dalfineは、相変わらず満席。
10時近くになってから、訪れる人も少なくありませんでした。
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by sfwinediary | 2010-01-24 04:46 | 気になるレストラン

ワイン愛好者の敵、WSWA

アメリカの自由な企業システムとアルコール産業の、自称“擁護者”、
(でも消費者からみたら“敵”)
WSWA (Wine & Spirits Wholesalers of America) が、2010年コンベンションでの
キーノート・スピーカーに選んだのは、何とサラ・ペイリン。

大企業を太らせて、小さなワイナリーの製品を、ワイン愛好者から遠ざける…
WSWAが望む市場形態を支持するのに、これ以上の適役はいないというわけです。

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WSWA Secures Sarah Palin as Keynote Speaker at 2010 Convention

アメリカでは、州毎に法律が異なり、州によっては
消費者や小売店が直接ワイナリーからワインを買う事ができません。
そこで間に入ってくるのが、ディストリビュータ。

例えば、カリフォルニア州などでは、ワイナリーが小売店に
ワインを直接販売できますが、オクラホマ州では不可。
オクラホマの店頭では、ディストリビュータが選んだワインしか買えません。
(インターネット販売も不可)

結果、店の棚に並ぶのは、低価格で安定した供給が望める、大手のボトル。
またはディストリビュータと何らかのコネを持つ製造元の製品が主流。
情熱と信念を持って造られた、小さなワイナリーの製品は、
残念ながら、殆ど見かける事ができません。
(ビールも同じこと、詳しくはこちらを☆)

それに、ディストリビュータが利益の30%前後を、持って行ってしまうので、
ワイナリー側からみれば、低価格での販売を強いられ、
消費者側からみれば、本来ならば不要なはずの、ディストリビュータへの
手数料を支払っている…とも言えます。

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紫色が直接販売できない州

ちなみにWSWAが、ワイナリーや小売店から消費者へのネット販売を
反対する理由に掲げている旗は…
“ティーンエイジャーがネットでワインを買い、
酔っ払った末に妊娠してしまうから“というもの。

いかにもサラ・ペイリンの口から聞かれそうな言葉!?
なので、ワインとは何らかかわりが見られない、彼女が、この度
WSWAのスピーカーに選ばれたのも、自然の流れだったのかもしれません。

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このthree-tier systemが、いつの日にか、是正される事を祈るばかり。

お財布から出て行ったお金が、ディストリビュータ会社を肥えさせるのではなく、
少しでもワイナリーに利益が回って、
その分葡萄や、ワイン製造の設備に投資されれば、嬉しいのに…と、
一般消費者としては、考えるのでありました。

ちょっと前の話、アマゾンがワインの販売を検討した時も、
結局はこのthree-tier systemが、ネックになりました。
ワインをネット販売する利益よりも、課税の対象が増える事による支出の方が
大きかったために、断念したようです。

クリスマス時期とか、誕生日のギフトを送るときに、
こんな面倒な法律がなければ、どの州にも、気軽にワインを送れるのになぁ…☆

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by sfwinediary | 2010-01-22 07:17 | ワインの雑学
食にこだわる、フーディ達が大集合。
北アメリカで一番大きな規模の食品博覧会、ファンシー・フード・ショ-
35th Winter Fancy Food Showが、1月17日から19日まで、
サンフランシスコで開かれました。

世界81カ国から2,000余りの出展者が、チーズ、コーヒー、スナック菓子、
ハム、スパイス…等々、ご自慢の食品を展示。
各地から集まった、食の関係者2万人余りがブースを回って
新しい“食”、トレンドになりそうな“食”を探します。

新しいレシピや、これまで見たこと無かった食品アイテムなどが、勢揃い。
一流のレストラン、リテール、ディストリビュータが集まるこの博覧会は、
展示者にとっても、バイヤーにとっても、大きなビジネスチャンスです。

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会場で配られたお味噌汁に舌鼓☆

2010年ファンシー・フード・ショ-で、日本の“食”を代表したのは、
納豆と味噌♪

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納豆は、なんと、ワインカントリーとして有名な、ソノマ産。
多分、初めてアメリカで生産された、納豆ではないかしら?
日本の納豆に比べて、香がマイルドなので、アメリカ人にも食べやすいとの事。
(ブレイク談)

食品は新鮮さが大切。鮮度が味を左右しますが、
メグミ納豆の新鮮さは、ピカ一☆
(在米の食品店で見かける、消費期限が記されていない日本食品の多さに、
驚き、戸惑われた方も、少なくないのでは?)

その点、メグミ納豆 (Megumi Natto) は、消費期限がきちんと記されているので
安心して買えます♪

このMegumi Nattoは、CA州、WA州、OR州の、ニジヤ、アジアン・マーケット等の
食品店で販売されているそうです。

面白い納豆レシピに興味ある方は、”こちら”をどうぞ♪
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味噌を代表したのは、仙台味噌。
会場のセミナーでは、イケメン・シェフ Roy’s SFのHubbard氏が
腕前を披露するパフォーマンスも☆

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残念ながら、この博覧会は、業界の人間しか参加できません。
でも、この会場が発火点となって、美味しい和食が、アメリカで広まるのは
在米日本人としては、嬉しい限りであります。

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by sfwinediary | 2010-01-19 14:44 | 日記
ジンファンデル・ファンの皆様、今年もZAPの季節が、やって参りました。

サンフランシスコのみならず、世界で一番大きな、
パブリック・ワイン・テイスティングの祭り、ZAPには、
約250のプロデューサー達が集まり、自慢のジンファンデルを披露。
参加者は、余すところなく、美酒を堪能できます。

只今ブレイクのブログで、2010年ZAPへの招待チケット(2枚)の
プレゼント・キャンペーンを実施中


チケットの内容は:
ZAPの招待券2枚($118相当/non-member, public entry tickets)
日時:1月30日(土曜日)・開場時間は2時~5時まで。
場所:Fort Mason Center, San Francisco

ジンファンデル味見し放題、グラスは記念にお持ち帰りできます。
会場内に無料のバゲット、チーズ、コーヒー・コーナーあり。
駐車場代は、含まれていません。
(ジンファンデルはアルコール度が高いので、スピット・バケッツの使用、
公共交通機関のご利用を、強くお勧めします。)


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さて、応募方法は…と申しますと、
「ジンファンデルにまつわる経験を、英語(100字以内)、
又は、日本語(75単語以内)にまとめて、
ブレイクのブログのコメント欄に投稿してください」
という簡単なもの☆

応募期限は、1月20日(水)ドライ・クリーク・ヴァレーの真夜中まで。
(Dry Creek Valleyは、ジンファンデルの産地として有名☆
要するに、西海岸時間です・笑/ゴマ注)

審査員は、ブレイク。
チケットの当選者は、22日(金)に、ブレイクのブログ上で発表されます。

ベイエリアにお住まいの方は、ぜひ、お気軽に応募してみてくださいませ。
有志は、こちらからエントリーをどうぞ♪
(コメント欄に、投稿してください。)

参考まで、ブレイクの「ジンファンデル話」を、ご披露しますね☆
(訳がつたなくて、すみません☆)

「昔、日本に住んでいた頃。
或る年の誕生日、僕はホームシックを感じていた。
アメリカ料理と言えば、デニーズやマクドナルドだった当時、
友人の勧めで、まだ珍しかった“カリフォルニア料理”の店を訪れた。
雨の降る寒い夜、地下の店は、打ちっぱなしのコンクリートの壁。
体も心も凍えていた。
そこで再会したのは、リッジのガイザービル。
懐かしいボトルの中に、故郷(テロワール)があった。」


ご応募、お待ちしております♪

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by sfwinediary | 2010-01-15 05:18 | ワインなイベント
SFクロニクル・ワイン・コンペティションの審査の様子を
3日に渡ってお届けしてきましたが、今回で最終回。
2010年Sweepstake Winnersに輝いたワインの歴々は、こちらです♪

これとは別に、ブレイクお勧めのバーゲンワインを挙げていますので
参考にしていただけましたら幸いです☆
(以下ブレイクのブログの翻訳です)


ベストQPR(quality-price ratio)、いわゆる“お買い得”のワインは、
僕が初日の第一番に味見した、シャルドネ。
トーストの風味に、レモンとリンゴの果実味が好ましく、絶妙のバランス。
価格は$8.99でありながら、その味は、10倍の値段が付くものにも負けていません。

さて、この$8.99のシャルドネの正体をお教えしましょう…
用意はいいですか?

ドロドロドロ…(ドラムの音)

ジャ~ン!!!
Motos Liberty California Chardonnay 2008!
聞いたことありませんって?
それもそのはず、これは2009年8月に、世に出たばかりのラベル。
Two Buck Chuckで知られる、Franzia Familyの若い世代が造りだしたワインです。
さすがに、価値を良く知っていると、評価したいですね。

さて、どこで買えるかと言うと、実はまだ不明。
現在は、小さなワインショップに少量置いてあるだけで、
近日中に、メジャーなショップの店頭に登場する予定だとの事。
近くの店で見かけたら、即買い、お勧めです。

一つ注意しておきたいのは、このワインは、2群に分けられて造られたので、
果たして貴方が買ったものが、僕が味見したものと、
同じバッチで製造されたものだとは断言できません。
でも、ワインを造ったのは、BroncoのJohn Allbaugh氏、
彼は、何をするべきか、きちんと心得ているワインメーカーです。

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さて、以下に挙げたのは、2010年Sweepstake Winnersを逃したものの、
QPR(お買い得)賞なんてカテゴリーがあったら、受賞間違いなしの品です。

Korbel Brut Rosé ($11):
僕が日頃から好きなワインで、セミ・ドライ・スパークリング部門で、
最優秀に選ばれました。

個人的に、全スパークリング部門の勝者にも、これを推したのですが、
選ばれたのは、J Vineyards Brut Rosé ($35)。
恐らく、多くの審査員は、セミ・ドライのバブリーを一番の座につけることを、
潔よし、としなかった為でないかと推測されます。

Jのアナウンスと共に、僕が思わず「あれがロゼだって!?」と
つぶやいたのが周りの審査員達には聞こえたはずだけれど、
思うに、審査員がドライ・スパークリングの叙述を正確に読み、
セミ・ドライに対する先入観を少なくしたら、
Korbel Brut Rosé が、スパークリング部門で優勝していたと思います。

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Cycles Gladiator Central Coast Syrah 2008 ($9.99):
こちらも、前からファンであるワイン。
ブラインド・テイスティングで、部門賞に輝いたのは嬉しいかぎり。
味的には、Clary Ranch Sonoma Coast Syrah 2006 ($28)が、
シラーの中では最高でした。

もしも『$10以下のベスト赤ワイン』なんてカテゴリーがあったならば、
間違いなく、Cycles Gladiator Central Coast Syrah 2008が
選ばれると思います。

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Windmill Estates Lodi Petite Sirah 2007 ($12):
スムースで、口当たりが最高のワイン。
僕的に選んだ中で、トップ3の一つでした。
プティ・シラーに望む、リッチな果実風味、素晴らしい口当たり、
即座に得られる満足感。全てを備えたワインです。

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(写真は2006年のプティ・シラーです☆)

Wild Vines Frutezia California Strawberry White Zinfandel ($4.99):
そして最後は、先日もお伝えしましたが、ガロの製品、
ジンファンデルにイチゴ風味が加えられたワイン。
もしも初めにラベルを見ていたら、プロのワイン・ライター達は
(僕も含めて)まず口にしないだろうワインでしょう。

爽やかで、フルーティ、でも甘くなく、暑い日にポーチで一杯、
なんて時に、最高のフルーツワインです。
デザートカテゴリーに、無理やり入れられてしまっているために、
2010 Sweepstake Winnersには輝きませんでしたが、
僕の周りの審査員は、皆、評価したワインです。
まぁ、まずは、ご自分の舌で味わってみてください。

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2010年Sweepstake Winnersに輝いたのは、こちらのボトルたち♪
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by sfwinediary | 2010-01-11 09:31 | ワインなイベント
2010年サンフランシスコ・クロニクル・ワイン・コンペティション。
その審査の舞台裏を、ブレイクのブログの翻訳でお伝えします。
3日目に、ブレイクが担当したのはシラー($30-40)とMuscuts(マスカット)。

英語のオリジナルは、こちらからどうぞ♪


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「アメリカのシラーを買うなら、大枚を払う必要は無し」。
これは今回の審査で習ったレッスン。

今日、僕が担当したのは$30-40のシラー、80種類。
いくつか不発はあったものの、なかなか面白いカテゴリーだった。
同じ価格帯のカベルネ・ソーヴィニョンを担当した審査員達によると、
結果は悲惨なものだったとか。

スターがあまり居なかったため、我々が金メダルに選んだのは7個。
そのうちの2個では、銀の銃弾(審査員が一日に一度だけ使える特別票)が使われ、
ダブル・ゴールドは、皆無だった。
80種のエントリーの中で、「これは!」と際立ったワインは、残念ながら無かった。

我々5人の審査員が、特別に厳しかったのでは?と思われるかも知れないが、
そういうわけでもなく、昨日の$14-20のソーヴィニョン・ブランでは
我々の選んだ金メダルの総数は、平均を上回っていた。
(ワイナリーから参加費を頂戴している主催者にとっては、朗報だろう)

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隣の部屋では、$10-20のシラー・カテゴリーにエントリーした49種類中、
14のワインに金メダルが贈られたらしい。
一方で、$40以上のシラーを担当した審査員と話した所では、
パワフル過ぎ、オークが強過ぎのものが多かったそうだ。

これらの事実から、学習できることがある。

シラーは、育てやすく、安価で造りやすい葡萄品種なので、
それ故に、しばしばイエロー・テールや、トゥ・バック・チャック
(Two Buck Chuck)のベスト商品となる。
しかし、この品種を化粧しようなどと思うと、逆効果になってしまう可能性があるのだ。

我々のグループで、銀と銅は多かったものの、金メダルが少なかった理由は、
葡萄を成熟させるために、収穫時期を引き伸ばし過ぎた結果だろう。
$30-40のシラーは、フルーツ風味に富んでいたものの、酸味に欠けていた。
この手のワインは、始めのうちは好ましいが、グラスが空く前に飽きてしまう。

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次に審査したのは、マスカット26種類。
4つの金メダルの内の一つは、僕が銀の銃弾を使った結果だ。
実のところ、マスカットのエントリーが少ないことは、意外だった。
カリフォルニアの多くのワイナリーでは、テイスティング・ルームを訪れる、
“甘いワインだけを好む”客の為に、マスカットを販売している。
そして、こうした審査で得た『金メダル』が、大いに威力を発揮するのは、
このテイスティング・ルームに置ける販売促進なのだ。

でもね、中には残留糖分7.8%にも及ぶワイン(銀メダルを獲得した)まで
あったので、終わった時には、これ以上数が多くなくてよかった…
と、ホッとしたのでした。


さて、我々が帰り支度をしていた所、主催者がフルーツワインを9種類
審査してくれないだろうかと、持ち掛けてきた。
こんな機会でもなければ、テイスティングする事は無かったかも知れない製品を
味見できたので、これは収穫だった。

初めの4つは、“ブラックベリー・メルロー”、“ラズベリー・ジンファンデル”、
“ストロベリー・ホワイト・ジンファンデル”、そして“トロピカル・シャルドネ”。
4つとも、甘すぎず、適度な酸味を持っていて、
「トロピカル」を「パイナップル」と読むのならば、
冠する果実の風味を良く現した、フルーツワインだった。

“ブラックベリー・メルロー”と“ストロベリー・ジンファンデル”が金メダルに輝いた。
後者は、ダブル・メダルの一歩手前まで行き、
僕的には、一般的なホワイト・ジンファンデルよりも好みだった。

審査はブラインドで行われたのだけれど、
先入観なしでテイスティングする事の大切さに、
改めで気づかせてくれた事実が、ここにある。

我々が美味しいと思ったこの“ストロベリー・ホワイト・ジンファンデル”は、
何と$5程で売られている、ガロの製品だったのだ。
審査員全員が、清々しくて、ストロベリーの風味がいい感じで
鼻につかない、このましいワインだと思った。
昨日までの僕だったら、馬鹿にしていたかも知れないワインだ。

「先入観なしのオープンマインドで、ついでに口も大きく開けてワインを飲もう」
という、いい教訓でありました。

おめでとう、ガロ。$5という低価格で、なかなかのワインでした。

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次回はいよいよ最終回。
サンフランシスコ・クロニクル・ワイン・コンペティションの勝者の発表です。
待てない方は、こちらからどうぞ♪

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by sfwinediary | 2010-01-10 05:23 | ワインなイベント
ソノマでSF今週初めから行われている、クロニクル・ワイン・コンペティション。
審査員として参加しているブレイクが、2日目に担当したのは
ソーヴィニョン・ブラン($14-20)と、
仏ローン・スタイルの赤ワイン(シラー&グルナッシュ以外)。

以下ブレイクのブログの翻訳です。英語オリジナルは、こちらでお楽しみください☆


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2日目の午前中に審査したソーヴィニョン・ブランは88種類、その中から13の金メダルが出た。
この$14-20というのは、なかなかお買い得の価格帯で、
良い葡萄を使うのに十分な値段だし、一方で、味を損なうとしか思えない
新フレンチ・オークを用いるには、少々安すぎるようで、使われていない。

しかしながら、皮肉にも、このカテゴリーで最優秀に輝いたのは、
古オークで醗酵されたと思われるもの。
口当たりはよいのだけれど、個人的にはもっと酸味の効いた方が好みではある。

ところで、ジンファンデルを担当した審査員たちに聞いた話では
$30-35が、とくに秀逸なグループだそうな。
それ以下の値段では造り方が荒いし、高額なものはオークを使いすぎとの事。

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さて、ランチの後、我々はMourvedres(20種類)、カリニャン(5種類)
サンソー/Cinsault(1種類)を審査した。
カリニャンは、5種類全てが、何らかのメダルを受賞。
アメリカで『カリニャン』と銘打って販売するという、肝っ玉がすわった
ワイナリーは、それなりのワインを造っているって事の、現れと言える。

2日間で、350種以上のワインを審査したが、我々5人の審査員のグループで
ダブル・ゴールドに輝いたワインは、1種類のみ。
(全員が金メダルに同意したワインだけが、ダブル・ゴールドを授与されます)
これは、とても低い比率と言えるのだが、我々は、とても異なる
意見を持つ審査員が集まった、グループだったのだ。
“人は違った味覚を持っている”という、とても現実的な事実が
反映されていると思う。Rパーカー氏の意見を評価はするけれど、
だからと言って、何時も同意するとは限らない。
貴方と100%同じ意見の評論家が、存在しますか?

我々が、ダブル・ゴールドを授与したのは、サンソー/Cinsault。
製造の努力が認められたし、皆、比較的すんなりとダブル・ゴールドに同意した。
しかし、ローン赤ワイン・カテゴリーで、一番のワインでは無いことにも、同意。
実際のところ、Mourvedresの方が、美味しかった。
統計的なジレンマであるが、ダブル・ゴールドを受賞したワインは
このカテゴリーでの最優秀賞には選ばれなかったのだ。
(最優秀には、Mourvedresが選ばれた。)

受賞ワインの名前が明かされるのは、金曜日。今から待ち遠しいかぎり。
明日の審査は、シラー($30-40)、90種類と、Muscats25種類の予定。
どんな事になるのだろうか。僕の為に祈ってください☆

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2010年審査員が大集合。白衣のブレイク、さて、どこでしょう?

以上、ブレイクのブログの翻訳でした。

実は、怠け者の私は、2日目以降の記事を訳すかどうか迷っていたのですが、
カリフォルニアワインのお勝手口のAndyさんのおかげで
頑張ることができました。この場でお礼申し上げます☆

このブログを書いている今、サンフランシスコは金曜日の夕方。
隣の部屋でブレイクは、記事を書くべく、ワインメーカーに電話取材中です♪
受賞ワインは、SFクロニクルがリリースし次第、
他のメディアも記事をリリース出来る予定。
どんな名前が連なるのか、楽しみですね♪

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by sfwinediary | 2010-01-08 11:18 | ワインなイベント
街角から、全米規模のコンペまで、様々に行われている
ワインのコンペティション。
受賞したワインは箔がつくので、ワイナリーとしては、
セールスの良い追い風にもなります。

さて、これらの受賞ワインの後ろには、審査員がいるわけですが、
審査は果たしてどのように行われているのでしょうか?
前にブリュッセル国際ワインコンクールでの模様をご紹介しましたが、
昨日から行われているサンフランシスコ・クロニクル・ワインコンペティションの
様子を、ちょこっとご紹介します☆

全米から集まったワインは、いくつかのカテゴリーに分けられ、
4日間に渡り、50人余りの審査員によって査定されます。
(2010年の参加ワイン、その数なんと、4,900種あまり!)
昨日の初日に、ブレイクが担当したのは、シャルドネ($10以下)と
ピノ・ノアール($20~$25)の2種類。

驚いたことに、$10シャルドネは思ったよりも悪くなく、
逆にこの値段帯のピノの方が、がっかりする内容だったそうです。
以下、ブレイクのブログ記事よりの抜粋です。

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皆さんは、こういった審査では、いくつかの優れたワインが際立ち、
最終的には審査員全員が、賞の授与に賛同するとお思いでしょう?
ところがどっこい、現実の審査会場では、少々別の光景が繰り広げられているのです。

今回、シャルドネの勝者を、一番初めの段階で擁護したのは、たった1人、僕だけ。
そして、最高点を付けたワインは、2人が推しただけで高得点を得ることができたのです。
(僕ではありません、嫌いな味でしたから)。

事情を話すと、初日の午前中、我々は67種類の$10以下のシャルドネの
審査を割り当てられました。
この朝の初ワイン「番号1番」は、トーストに、レモンのフルーツ風味、
バランスもいいし、なかなかいい感じ。
これだったら$20のシャルドネにも負けてないと思いました。

しかし、フタを開けてみると、金メダルに推したのは僕一人。
2人が銅メダル、他の2人はメダル無し…。
そこで、僕が熱弁をふるい、もう一人の審査員が賛同して銀メダルに変更。
その結果、このワインは、この段階で銀メダルとなりました。

この審査では、銀の銃弾(Silver bullet)という制度があって、
1日に1度だけ、審査員は自分の票の他に、もう一票、
銀メダルの票を付加することができます。
議論の際、この銃弾を使うことも考えたのですが、それでも
金メダルにはならないので、思いとどまりました。
(ちょっとインチキくさい制度だとは思います。)

さて、ワインは、一回に10種類ずつ運ばれてくるのですが、
40種類ほどテイスティングした時点で、
我々は、一番初めのグループに厳しすぎた事に気がつき、
もう一度、味見する事にしました。

この席で、またもや僕は「番号1番」のために熱弁をふるいます。
僕の情熱が伝わったのか、それとも最近生やし始めた口髭が、
僕をチャールズ・マンソンに見せたのでしょうか、
もう2人の審査員が、金メダルの授与に賛同。
そして、このグループの金メダル6個のうちの一つが、
めでたくも「番号1番」に贈られることになりました。

そして最後に、この金賞グループの最優秀賞を決めるために、
これら6種類のブラインド・テイストが行われた結果…。
ジャ~ン、この「番号1番」は、このクラスの一番に、みごと輝いたのでした。

金メダルに輝いたこの「番号1番」ワインの名前は、金曜日に明かされます。
それまでは正体不明ですが、ワイナリーは受賞の報告を喜ぶはず。
(この記事を読んだワイナリーの方、貴方のワインが金賞に輝いたのは
僕が頑張って熱弁をふるったからですよ~~~☆)

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一方で、ピノ・ノアール($20-25)のグループ勝者には、がっかりでした。
僕からのメダルは、無し、他の2人の審査員も同じ意見でした。
反面、もう2人のツボにはまったようで、これを金メダルに推し、
僕ら3人が大嫌いだったにもかかわらず、この2人の金メダル票で、
一番の座に就いた…という次第です。

51種類のピノ・ノアール($20-25)の中から、
金メダルに輝いたのは4種類。
満場一致でメダルに輝いたものは、皆無でした。

僕が思うに、大会社の美味しいピノは$20以下で売られ、
小さな生産者のピノは、$30以上の値がつけられるので、その間の
この価格帯は死角となり、パッとしない味が多かったのかもしれません。

このカテゴリーの勝者を決める時、2人が結果的に一番となった
ピノを推し、僕ともう一人はそれに反対。
受賞か否かは、最後の一人の審査員の手にゆだねられたのですが、
彼女の判断は、賞の「授与」。
これまで数々のワイン・コンペティションを経験してきましたが、
この時以上に、下された判断に、賛同出来かねた事はありませんでした。

まぁね、僕の推したシャルドネが1番に輝いたんだから、
審査初日としては、悪くなかったかも。
ワイン・コンペティションっていうのは、ある種、政治のようなもの。
良いも悪いも、妥協と折衷(せっちゅう)が積み重なった結果であります。

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如何でしたでしょうか。
丁々発止のやり取りが繰り広げられて、受賞ワインが決められていくんですね。
ちなみに、ブレイクは今日、SVを担当する予定。
楽しめるカテゴリーだと、嬉しいのですが☆

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by sfwinediary | 2010-01-06 08:12 | ワインなイベント