カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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<   2010年 08月 ( 10 )   > この月の画像一覧

先日、CIA(Culinary Institute of America)で開かれた、
ロバート・パーカー氏によるテイスティング会に参加したブレイク曰く、
彼の確固とした意見に、異を唱える事が出来たのは、
ティム・モンダビ氏だけだったとか。

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でも、夕食会の席ならば、好きなことを何でも聞く事ができるチャンス~☆

来る11月5日(金)、セント・ヘレナにあるCIAで、
R.パーカー氏を囲む夕食会が開かれます。
参加費は、1人$1500.

6人着席のテーブルが10卓用意される予定ですが、
それぞれのテーブルにはパーカー氏用の席が用意されているので、
すぐ隣に座れるかも~~~☆

詳しくはからこちらからどうぞ♪
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by sfwinediary | 2010-08-28 09:06 | ワインなイベント
気温が20度を超えることなく、何時になく涼しい8月だと言われていたのに、
昨日は突然F96 (摂氏35度)!!!
劇的な暑さで最高気温を記録した、サンフランシスコ。

何時もなら、日中は暑くても、夜8時ごろには
霧と共に涼しい海風が吹いてきて、一気に気温が下がるのですが、
夕べは風もなく、どんより暑いまま…。

明け方5時ごろに、ようやく涼しくなったと思ったのもつかの間、
日の出と共に、再び今日も暑くなりました。
それでも、少し風があるので、ちょっとはしのぎ易いかな。
週末にはまた65F(摂氏18度)前後に戻るようなので、それまで我慢です☆

地下鉄のバート、カルトレイン列車の混乱をはじめ、
冬10度、夏20度前後…なんていう気候に慣れているSFの街は、
暑さ寒さに弱いなぁ…と、つくづく感じた次第。

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さて、暑過ぎて、白ワインでは物足りない…
そんな時には、レモンチェロ♪

HelloCello Limoncello di sonoma

イタリアのポピュラーな飲み物ですが、
レモンチェロ・ソノマは、北カリフォルニアで採れた
有機栽培のレモン果実、グラッパ、アガベ・シュガーを使用しています。
K&Lなどで$25程で販売されています☆

ずっと冷凍庫に放り込まれていたままだったのですが、
暑さに伴い、久しぶりに登場。
レシピはいろいろあるようですが、氷で割って飲みました☆

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by sfwinediary | 2010-08-26 07:55 | その他のお酒
サンフランシスコで活躍中のフード・トラックやレストランの有志が
一堂に会して、腕前を披露する食のフェスティバル、
サンフランシスコ・ストリート・フード・フェスティバル2010が、週末に開かれました。
ご近所なので、ランチ食べがてら、のぞいてみました☆

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San Francisco Street Food Festival 2010

Flour + Waterや、Pizzaria Delfinaなど、エリア界隈のメジャーなレストランから、
ファーマーズ・マーケットでお馴染みの屋台トラック、Roli Rotiまで、
なかなかの顔ぶれ。

各ブースでは、メイン料理が$6~8、サイドと飲み物が$3~4ぐらいで
楽しめるとあって、通りは歩くのも大変な程の人混み。
レストラン、ワイン業界のメディア関係者も多数いたので、
彼らと情報交換しながら、あちこち食べ歩いてみました。

ベスト3はこちら☆

第3位:Zella’s Soulful Kitchenのチキンサンドイッチ
ソウル・フードならではの、濃厚な味。
普通はポークだけれど、チキンを使っていたのが印象的☆

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第2位:4505 Meatsのチーズバーガー
フェリープラザのマーケットで、木曜日と土曜日に楽しめます。
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第1位:Roli Rotiのポークサンドとトマト・サラダ
ベイエリアのあちこちのファーマーズ・マーケットに出店して、
ジューシーなポークサンドを提供しています。
(shina_poohさん情報によると、南でのメニューはローストチキンだそうです☆
ポークはお祭り限定盤かな?)


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Roli Roti の行列はとっても長かったのだけれど、待ったかいがあったポークサンド。
並んでる時に、VIPの名札を付けた男性が「一番おいしかったよ!」とオーナーを激励。
「彼はアイアンシェフ・アメリカ(料理の鉄人アメリカ版)で審査員を務めてるんだよ、嬉しいね」
と、オーナーさん、笑顔満面でした☆

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明日8月22日、They Might be Giants のFreeコンサートが
Stern Grove Festivalで楽しめます♪

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by sfwinediary | 2010-08-22 14:45 | 日記
先週末に、ゴールデン・ゲート・パークで行われた音楽イベント、
Outside Land (アウトサイド・ランド) 。

若者をターゲットにしたこのイベントの売りは、
ワインとグルメ屋台の、ラインアップの強さ。
取材したブレイクによると、参加したのは職人技に優れたワイナリーの面々、
そして他ではあまり見かけない葡萄品種が取り揃えられていたそうです。

以下訳してみたのは、アメリカの若い消費者層とワインの関係です☆


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その動きがとても緩慢なので、世界の変化に気づかない事もある。
10年前によく目にした記事は、若い消費者層へのアピールの方法がわからず
ワイナリーが困っている、というものだった。

先週末開かれた、Outside Land という音楽イベントでは、
参加した食とワインの関係者の顔ぶれは、なかなかのセレクションだった。

もしもこれがベビー・ブーム層をねらった行事だったら、
ホワイト・ジンファンデルと、シャルドネが山と積れていた事だろう。
でも20代をターゲットとしたイベントでは、そうはいかない。
彼らは、なかなかのワイン知識を持ち合わせているし、
一味違った、面白いテイスティングの機会を探しているからだ。

ワインに関して言えば、現在の若い世代層は、これまでのアメリカの歴史上、
一番スマートな消費者層と言える。
今や世界で一番のワイン消費大国となったアメリカの未来は、
彼らによって希望が持てるものと思える。

ちょっと想像してみてほしい、経済が回復して、若者達に余裕が出たら、
彼らがどんなワインを飲むだろうかと。
僕が思うに、その時こそ、これまでの因習の殻を打ち破り、
真摯な姿勢で偉大でユニークなワイン造りに励んでいる人々の努力が、
報われるに違いない。

本題に戻ろう。どうして、こんな現象が現れたのだろうか?
若い層は、決してアプローチし易いとは言い難いグループで、
新聞業界などは、如何に彼らのハートを掴むか、未だに暗中模索状態だ。

ここに僕の見解を挙げてみよう。

1.気取りを取り払った事
年配層にとって、ワインに対する知識不足をさらけ出すのは、恥ずべき事だった。
しかしアメリカのワイナリーでは、これまで常に一貫して、
“独自のテイストを持つ事は良い事なんですよ”と謳ってきた。

片やフランスを見てほしい。
君がもしも、ムヌトゥ・サロン(Menetou-Salon)を正確に発音できなかったり、
コンドリュー(Condrieu)地方で採れる葡萄の品種を知らなかったりしたら、
鼻先でせせら笑うようなソムリエが、未だに幅をきかせている。
そんな環境では、フランスの若者のワイン離れも、うなづけるというもの。
フランスのワイン業界は、これに関して米国から学べる点があると思う。

2.全国津々浦々でテイスティング・イベントを開催
アメリカのワインメーカー達は、全国を飛び回って、ワインの振興に努めてきた。
大変な事だったろうけれど、彼らの努力が実ったと言える。

かつての中西部の街では、マークアップ価格が高すぎながらも、
何とか飲める銘柄のワインを置いてあるレストランが、
一軒でも見つかればラッキーと言えた。
それが今や、殆どの中都市で、それなりのワインリストが置いてある店が見つかる。
これは一重に、ワインメーカーやブランド大使達が旅を重ね、
情熱を傾けてきた結果だろう。

3.ウエッブサイトの充実
僕がワインについて書き始めたころ、ワイナリーのHPで
事実関連の確認をするなんて、到底、望めない芸当だった。
何故なら、往々にしてオーナーの10代の息子が作成したもので、
何カ月も更新されないような古い情報しか載っていなかったからね。

それが、今日では、多くのワイナリーのHPで、
特定のヴィンテージの収穫情報が、即座に手に入れられるようになった。
これはあらゆる業界で共通しているのだろうけれど、
ほんの5年前に比べたって、素晴らしい進歩と言える。

4.ソーシャル・メディアの支援
店舗を構えた従来型企業ほどでは無いにしても、
未だにワイナリーはソーシャル・メディアに惑わされていると言わざるを得ない。
しかしそれも、トゥイッターやフェースブックのファンページなどの登場によって、
飛躍的に前進した。

トゥイッターでワイン販売が伸びたとの確認情報は無いけれど、
でもね、ワインがごく自然に生活の一部として語られる…
素晴らしい事じゃありませんか。

5.若いソムリエの台頭
熱心な若いソムリエ達が、同じ世代のアメリカ人達に
もたらした影響は、計り知れないほど大きい。

また、ヴィンヤード訪問の機会や、垂直テイスティングの機会、等々、
昔だったら、上得意の顧客にしか開かれていなかった門戸を、
ここ10年ほど、ワイナリーが率先して、初心者にも広く開いてきたのは、
素晴らしい事と言える。

6.ラベルの簡素化
若い世代は、年配層よりも、シンプルなラベルを必要とするか?
答えは「否」だ。
ベビー・ブーマーの方が逆に、目が弱くなった分、簡素なラベルが必要かも。

老眼はともかく、簡素なラベルは、初めての客でも、
気軽にボトルを手に取って、試してみようと思わせてくれる。
最近になってドイツでも、ラベルは簡素な方が良いと気づいたようだ。

7.ユニークなワイン造り
若い世代は年配層よりも好奇心に富んでいて、実験的な挑戦を厭わない。
彼らには、イエローテイルも売れるだろうけれども、
シングル・ヴィンヤードのグルナッシュだって、売れる。
そして、彼らの興味を掻き立てて、トゥイートさせ、
キッチンで友人達とのテイスティング会を開かせるのは、
シングル・ヴィンヤードのグルナッシュのような、ユニークなワインだ。

情報にあふれている今、面白い製品がなければ注目を集めるのは難しい、
そして、面白いワイン造りに勤しんでいるワイナリーは、報いられて当然だろう。

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こうやって書いていると、自分も25才だったらよかったのにと思う。
僕らが育ったワイン世界は、最高のボトルは奥のセラーに隠されたままで、
面白いグラス・ワインなんてものは存在しなかった。
コンサートでだって、せいぜいプラスティックボトルに詰められたものしか望めなかった。

今週末、僕はWind Gap Sonoma Coast Syrahを片手に
(アルコール分は、たったの12.7%!)Phoenixを聞いていた。
これぞワインを楽しむべき姿だし、だからこそ20代の若者にも、
ワインが受け入れられているのだと思う。

アメリカのワイン業界の皆さん、Good job! 

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以上ブレイクが見た、アメリカの若い消費者層とワインの関係でした。

アメリカはただ漠然とワイン消費市場でトップを争うようになったのではなく、
これまでのワイン業界関係者の努力があった結果なのね…と納得。

お洒落なレストランで、ソムリエに慇懃に開栓してもらうのも、
たまには、それなりに楽しいけれど、
やっぱり、毎日の食卓を楽しく飾って、料理を美味しくしてくれる、
気取らないワインが一番。

情報をうまく利用して、ユニークなワインに果敢に挑戦、
日々の生活を、豊かにしたいものですね☆

オリジナルをご覧になりたい方は、こちらをどうぞ♪

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by sfwinediary | 2010-08-19 07:39 | ワインなお話
The 10 most overrated winesというブレイクの記事。
意訳の続きです。
オリジナルを読みたい方は、こちらからどうぞ☆


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過大評価されている10のワインをご紹介します。
ここに挙げたのは、高得点を付けておきながら、評価した人間が
自らの夕食の席では飲まないような、過大評価されているワイン。
そして、一部のファンによって、過大評価されているワインなど。

“過大評価=悪い…という意味ではない”ので、間違えないでください。
では、こちらがリストです。

No5:アルゼンチンのマルベック
何故、小さな名もない産地のブレンドワインが、突如、市場に躍り出たのか?
それは多分、かつて$100のワインを飲んでいた層が、経済低迷の影響を受けた結果、
安くて、でもビッグな赤ワインを求めた結果だろう。

しかし、考えてみてほしい。
何故マルベック( Malbec) 葡萄は、ボルドーで4番目の地位に甘んじているのか?
それはメルローとブレンドしてさえも、あまり面白いキャラの葡萄とは言えないから。

また、アルゼンチン産マルベックの質が、値段に正比例しているとも思えない。
一番すぐれているのは$12 ~$15の価格帯のもの。
$25以上の値段が付いているものは、得てして、オークに浸かり過ぎて、
葡萄の持つ本来の姿では無くなっている。
アルゼンチン産のマルベックがどうしても買いたかったら、安い方がベター。

でも、もっとお勧めなのは、スペインのトロ (Toro) の凝縮した風味の赤ワイン。

No.4:ニュージーランドのピノ・ノワール
キーウィ諸君、悪いね。君たちはとっても良い人だし、
素晴らしいソーヴィニョン・ブランを世に送り出している。
それに人々が評価している以上に、優れたシャルドネとリースリングを造っている。
でも、もう少し地球温暖化が進むまでは、やっぱり白ワインの国だろう。

NZのピノに悪いところは無い。フルーツ風味で、飲んで快いワインだ。
でも、これまでに僕は200種類以上を飲んだけれども、
未だに、僕がピノに望む「わお~!」体験は無い。
葡萄の木が若すぎるのだろうか、複雑な風味に欠けている。

代わりにお勧めは、オレゴン州のピノ・ノアール。

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No 3:The Wine Advocate誌の100点ワイン
ロバート・パーカー自身が採点を管理していた時は、この得点にはもっと重みがあった。
しかし、Jay Millerが踏襲してからは、まるで幼稚園の先生が
園児に金賞を与えるようなもので、僕の経験から言えば、
ポートフォリオの中で、最も“飲めないワイン”に当たる確率が高い。

もし君がシロップのような舌触りの、甘いワインをお好みならば、
彼の提案するワインは、ツボにはまっている事だろう。
でも、ビンテージ・ポートや、パソ・ロブレスのブレンド赤ワインに、
なんで何百ドルも払う必要があるだろうか?
せいぜい$60ぐらいの価値しか見いだせないのに?

どう説明したら、分かってもらえるだろうか。
もしも93点のワインと、100点が付いたワインを飲む機会があるなら、
(ザ・ワイン・アドボケイト誌の得点だからね。他と混同しないように。)
93点の得点が付いたワインの方を選んだほうが良いだろう。
代わりに、Wine Review Onlineの94点ワインを選ぼう。

No.2:オーガニック・ワイン
ホールフーズ(アメリカの健康志向大型マーケット)で、
最も伸びているカテゴリー、オーガニック・ワイン。
オンラインで嫌と言うほど、これらワインを褒め称えるコメントを見てきた。

僕は常日頃、地元で出来た製品を買うようにしているし、
オーガニックの食材には、特に目が無い。
しかし、そんな僕でも、“オーガニック・ワイン”を買った事は無い。

理由?
亜硫酸塩(Sulfites)は、ワイン造りに欠かせない要素だから。

亜硫酸塩(サルファイト)は、葡萄の副産物として自然に発生するもので、
新鮮なフルーツ風味を保持するために、無くてはならない。

ヨーロッパでは、法律を作った人達が、その事実を知っていたに違いない、
何故なら、フランスでは亜硫酸塩を含んでいる場合も
『オーガニック・ワイン』と呼ぶ事が、法的に許されているからだ。

一方、米国では『オーガニック・ワイン』には、亜硫酸塩は加えてはいけない。
ということは、多くのオーガニック・ワインが、運動靴のような風味がするだろうって事。
悪くなってしまったワインは、君にも環境にも宜しくない。

もしも君が(米国表示の)オーガニック・ワインを買っているならば、
広告に惑わされている口だと言わざるを得ない。
イエロー・テイルを買う層とは、違う理由から選んでいるのだろうけれど、
広告を書いているのは、同じコピーライターかもしれない。

買うのなら『オーガニック葡萄から造られたワイン:
バイオダイナミック・ワイン』を買おう。
(Wine made from organically grown grapes; biodynamic wine)
(日本ではビオワインと呼ばれているようです)

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No.1: カベルネ・ソーヴィニョン
覚えているかな、過大評価=悪いワインではない、と言ったことを。
僕は美味しいカベルネは好きだ。
酒精強化されていない(unfortified)ワインは、長期保存に向かないが、
もしも40年を経たワインを飲むならば、僕はカベルネを飲みたいと思う。
でも、40年以上保存されたカベルネを飲む機会は、そうそうあるものじゃない。

アメリカ人は、実にカベルネが好きだ。でも、赤身の肉以外の料理とは合わないし、
ワインにある程度の質を求めるならば、$20以上は散財する必要がある。
(殆どの赤ワインは肉料理に合うし、もっと安くて良いものが買える)

理由は恐らく、人々が得点評価を正確に認識していないからだろう。
ワイン関連の雑誌が、カベルネをベースにしたワインを評価する時、
長期保存した場合の“可能性”が、そこに加味されていることをご存じだろうか?

人々は、夕食にカベルネを開けたり、パーティの席にカベルネを持って行く。
なぜなら、雑誌で98点以上の高得点を得ているのは、殆どカベルネだから。
でも逆に、カベルネだからと言って、素晴らしいワインだとは限らない。
カベルネと呼ばれているワインの全てが、98点に値するワインでは無いって事。

なにも、カベルネの存在を無視しろと言っているのではないので、誤解しないでほしい。
でも、もしも君が、夕食をより一層美味しくしてくれる赤ワインを探しているのならば、
カベルネ・ソーヴィニョン以外の葡萄品種を選んだ方が良いって事。

代わりにお勧めなのは、プティ・シラーや、シラー/シラーズ。

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以上、ブレイクの過大評価ワイントップ10でした。
オリジナルは、こちらからどうぞ☆

記事には多くのコメントが寄せられたのですが、
特にオーガニック・ワインに関しての関心が強かったようです。

アメリカの『オーガニック・ワイン』にはサルファイトが使えないので、
何か月かすると、いや~な、味と香りに変身してしまうワインが多いと思います。
一方で、ヨーロッパではサルファイトOKとなっています。

ヨーロッパ産の『オーガニック・ワイン』を飲んだら頭痛がしないわ♪という方、
頭痛の原因は、サルファイトでは無いのかもしれません。
試しに、是非、ドライ・フルーツを食べてみて下さい。
ドライ・フルーツには、ワインに含まれるよりも、遙かに多量のサルファイトが含まれています。

身体によくて、なお且つ、美味しいワインを飲みたい場合は、
オーガニック栽培された葡萄を使ったワインをお選びください☆
Wine made from organically grown grapes; biodynamic wine


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by sfwinediary | 2010-08-16 14:23 | ワインなお話
ブレイクが、先日、The 10 most overrated winesという記事を発表したところ、
月間で最も読まれているワイン記事の第1位に躍り出ました。

過評価されているワイン ベスト10を読んで、皆さんは、どう思われるでしょうか?
フムフムと頷いたり、いや、それは違う…との意見も出たりするでしょう。
まぁ、まずは、目を通してみてくださいませ。
オリジナルを読みたい方は、こちらからどうぞ


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パーカーやワインスペクテイター以外に活躍の場を持つ、
我々ワイン・ライター達は、常日頃、過小評価されているワインに
なんとかスポットライトを当てようとしています。
でも、宇宙はバランスも必要としている…。
そこで僕は今日、過大評価されている10のワインをご紹介しようと思います。

ここに挙げたのは、高得点を付けておきながら、評価した人間が
自らの夕食の席では飲まないような、過大評価されているワイン。
そして、一部のファンによって、過大評価されているワインなどです。

間違えないでほしいのは、“過大評価=悪い…という意味ではない”事。
野球選手のManny Ramirezは過大評価されていたけれど、
健康だった時は、ヒットを打てたし、
映画スター・ウォーズも最高のSF映画というのは過大評価だけれども、
けっして悪くない映画だったでしょう?

では、こちらがリストです。

No10:イタリアのピノ・グリージオ
評論家はあまり注意を払わないけれど、広くアメリカ人に愛されているのが
イタリアの、ピノ・グリージオ。
Santa Margherita Pinot Grigioは、アメリカに輸入されている
人気ワインの中の一つで、$25程の値段が付いている。
でも、味は“お口のリンス”、と言ったところ。
悪いところは何もない。
でも$10以上の価値が、果たしてあるのだろうか?
ポルトガルの Vinho Verdeの方が、安くて買い得。

No.9:スーパー・トスカン
また、イタリアワインを例に挙げてしまうけれど、過大評価されているワイン。
Wine Advocate誌は、カベルネ・ソーヴィニョンと、少々のシラーが入っていないと、
イタリアのワインは素晴らしくない…とでも言いたいのだろうか?

僕がイタリアを訪れた時、殆どのワイナリーで、スーパー・トスカンは
ラインアップのうちの4番目か5番目のワインだった。
もう一歩進んで言えば、どんなに良いとされているものだって、
使われているのは広域から調達してきたジェネリックな葡萄だ。

思い浮かべてほしい「どんな味を持って、スーパー・トスカンと考えるか?」
オーストラリアのカベルネ‐シラーズのブレンドと飲み比べて、どこが違う?
例えば、Big House Red(CA州)と比べてみて、如何?
飲むならば、イタリアのバルベーラがお勧め。

No.8:ナパのシャルドネ
カーネロス、オークノール地域といった、ほんの一部を除いて、
ナパ・ヴァレーの土地は、シャルドネの栽培には向いていない。
暑すぎるんだ。
だからワインは皆、アルコール度が高くなってしまう。

最近「シャルドネは嫌いだけれど、ブルゴーニュの白は好きだ」
と言う、アメリカ人が増えてきた。
彼らが倦厭するのは、ベトベトした舌触り、オークで化粧しすぎた、
ナパ・スタイルのシャルドネだ。

‘売れるワイン’を作るナパのワイナリーを、批判するつもりは無い。
でも、美味しいシャルドネをお望みならば、Sonoma, Santa Barbara,
Mendocino, Monterey, Santa Cruzの方が、断然良いし、値段も安い。
ナパの代わりに、メンドシーノのシャルドネをお勧めします。

No.7:スクリーミング・イーグル
このワインが最高だった時も、そんなに“特出して”素晴らしかったとは思わない。
いくつかのイベントで、高額なナパのカベルネと比較しながら飲むという好機を得た。
もちろん、悪かったことは一度もないけれども、
僕の評価では、トップ3に入った事もなかった。
そして現在、新オーナーは葡萄の購入地域を広げて、その生産量を増やしている。

日本に住んだ経験から、一万円のメロンを贈り物として使い、
贈られる側も値段を理解している…という市場が存在する事は分かる。
でも、なんで一万ドルもの大枚をはたいて、下降線を下っている、
最高とは言えないワインを買う必要があるんだろうか?
常に素晴らしい出来のカルト・ワインを送り出しているワイナリーが、
他に存在するのに?

買うなら、Hundred Acre, Colginあたりかな。
(何?僕が2バック・チャックを勧めるとでも思ったの?)

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No.6:イエローテイル
スクリーミング・イーグルと違って、かつてイエローテイルが素晴らしかった時、
その価値は本当に素晴らしかった。
創設当初のリザーブを$7で買って、その年最高のシラーズの中の一本かも…
なんて、思ったものだった。

しかしワインビジネスにおいて、人気を博しすぎると、
悪魔からの誘惑の声がかかるのであろう。

販売ケース数を増やし過ぎた結果、葡萄の供給元を選ばなくなり、
今や、他にも存在する大量生産の安ワインと変わりなくなってしまった。
しかし、いまだに根強いファンが付いているようではある。

もしも、低価格でも特別のワインをお望みならば、
ワインメーカーが十分コントロール出来る規模の生産量のものを探すべき。
お勧めは、Grant Burge。造っているのは、オーストラリアの
独立ワインメーカーで、個性豊か。

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長くなってしまったので、2回に分けてUPします。
続きは次回で~~~☆

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by sfwinediary | 2010-08-13 05:33 | ワインなお話
「え?何ワイン?」
と思わず聞き返した私。
この夜、夕食用にブレイクが開けたのは、何と“ホワイト・シラー”!

2009 Babcock Syrah “Identity Crisis”
Babcock Winery & Vineyards


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バブコック シラー「アイデンティティの危機」 

Identity Crisisという、たいそうな名が付いているこのワイン、
ボトルが茶色なので、一目見ただけではちょっと正体不明。
グラスについで見ると、ロゼよりはずっと濃い赤色。

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この世には、“ホワイト・ジンファンデル”という、
甘いの大好き♪ な味覚を持つ、どちらかというと年配のアメリカ人が
喜んで買い求める、低価格のワインが存在する。

(私も70歳ぐらいになって、味蕾を失い、甘味しか感じられなくなったら
もしかしたら飲むかもしれないけれど、今のところNo thank youな部類に入っている。
いや、味蕾が少なくなっても、せめてリースリングぐらいは飲みたいなぁ…)


『ホワイト・ジンファンデルは、ベトベト甘くて、美味しくない』
という情報が、脳に刷り込まれているので、
うわ…書いてるだけで、あのチープな味が蘇ってきた…。)
“ホワイト・シラー”と聞いた時、ホワイト・ジンファンデルの
兄弟みたいな味かな?と、正直、印象は良くなかった。

ところが、飲んでびっくり♪

香りはストロベリー系の甘い香りながら、
舌に広がるのは、シトラス系の爽やかな味。
後味はドライ。なかなか美味しい♪
値段($15前後)もアルコール度も低いのが嬉しい。

変幻自在なシラー葡萄。
このワインでは、ホワイト・シラーと言う、変わり姿を披露してくれました。
新しいもの好きな方、挑戦してみては如何でしょうか。
なかなかイケてました☆

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Technical Notes:
VARIETAL COMPOSITION:
94% Syrah, Estelle Vineyard, Santa Ynez Valley
3% Grenache, Vogelzang Vineyard, Happy Canyon
3% Pinot Noir, Babcock Estate, Sta. Rita Hills
VINIFICATION:
Stainless Steel Fermentation; 100% Malolactic Fermentation
FINISHED WINE
pH: 3.57;
TA: 6.7 g/L;
RESIDUAL SUGAR: Dry;
ALCOHOL BY VOL.: 13.9%

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by sfwinediary | 2010-08-10 06:56 | White Wine
先日ブレイクがシラーについて書いたところ、多くの反響が…。
面白いので、訳してみました。

Why Syrah doesn’t sell: A theory and a suggestion
シラーはなぜ売れないのか:見解と提案 by W. Blake Grayです。



「カニとシラーの違いは何か?答え:カニは売れる」
と語ったのは、ボニー・デューンのRandall Grahm氏。

実際のところ、ここ数年、シラーの売れ行きは芳しくない。
これはワイン業界の人間なら周知の事実、
しかし、相変わらずワイナリーでは、せっせとシラーを造り続けている。

世には多くの素晴らしいシラーが存在しているのだが、
消費者は「カベルネはどこ?」と、シラーには目もくれないのだ。

原因として、イエローテイルが問題の元、という一般的な見方がある。
$7のシラーがあるから、消費者は$30を出してシラーを買わない…というわけ。
しかし、僕は、それは違うと思う。
何故なら、世には$2のCharles Shaw (2バック・チャック)の
カベルネやシャルドネが存在するけれども、これらが
両者の人気や値段の足をひっぱっている形跡は無いからだ。

僕の見解は、以下の通り。
ワシントン州で行われたReisling Randezvous 2010 に参加して、得たアイデアです。

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L'Ecole No. 41の棚に、殆んど同じようなシラーのボトルが2種類並んでいた。
ひとつはColumbia Valley Syrah from 2007、
もうひとつはSeven Hills Vineyard Walla Walla Valley Estate Syrah from 2008。
ワイン好きならお気付きのように、後者はシングル・ヴィンヤードだ。

同じラベル、同じアルコール度(14.8%)。
誰だって似たようなワインの中身を想像するだろう?
まぁ、シングル・ヴィンヤードの方が、ちょっと複雑な風味かもしれないけどって。

ところが、この二つのワインは、まるで違う大陸で生まれたように、
まったく違ったワインだった。
コロンビア・ヴァレーの方は、リッチで熟して、ダーク・チェリーに胡椒のキャラ。
しかしワラワラ・ヴァレーの方は、ゲイミー、大地、動物的なキャラ、
まるで、フランスの北ローヌ地方のワインのようだった。

オーナー兼ワインメーカーのMartin Clubb氏は
「現在、ワラワラとコロンビアが、それぞれ違う風味を持つワインである事を、
世間に認識してもらおうと、努力しているところなんだ」と語っている。

ここで鐘が鳴った。
(実際、僕らはこの時、古い学校の建物に居たんだ)
シラーの弱点がここにある!ってね。

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シラー葡萄自体に、悪いところは何もない。まったくのところ、
バロッサ・ヴァレー(豪州)では、成熟した、そしてバランスのとれた、
フルーツ爆弾のようなワインになる葡萄が、
片やコルナス(仏ローヌ)では、堅牢でセイボリー (Savoy) なワインへと
姿を変えているのは、大したものだと思う。

でも問題なのは、ワラワラ・ヴァレーの、またはソノマの、
或いはサンタ・バーバラのシラーを手にした時、
自分の手中のボトルに、どんな味が詰まっているのか?
まったく見当がつかない事なんだ。

レストランでシラーを飲む時、僕は必ず、ソムリエにどんな味か聞く。
他の葡萄品種なら、大抵の場合、アペレシオンで味の見当が付く。
例えば、ロシアンリバー・ヴァレーのシャルドネ、パソ・ロブロスのジンファンデル、
セントラル・オタゴのピノ・ノアール、大体どんな味が期待できるか予測できる。
でもシラーだと、そうは行かないからね。

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かつてリースリングが、同じような問題に面した時、
生産者側は独自のルールを造り出して、みごとに問題を解決している。
甘さの指標を打ち出したんだ。
このスケールを見れば、消費者はどのくらいの甘味か、すぐ見当がつくというわけ。

シラー/シラーズの抱える問題は、リースリングと同じ質のものだと思う。
指標の表示によって、リースリングが販売を伸ばしたように、
シラーにも明るい未来はあるはず。
消費者に、セイボリーな風味なのか、またはフルーツたっぷりの風味なのかを
伝える事が出来れば、皆だってシラーに手がのばしやすいのではないだろうか。

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もうひとつの提案は、呼び方について。
シラー/シラーズ (Syrah/Shiraz) は、英語では2種類の呼び名を持っている。

ピノ・グリ/ピノ・グリージオ (Pinot Gris/Pinot Grigio) も、
同じように2つの呼名があるけれど、売れ行きはなかなか好調だ。
多分これは、呼名によって期待できる風味を、売り手側と買い手側の両者が
同じように理解し、納得しているからだと思う。

ピノ・グリージオは、冷やして飲むと爽やかで、どちらかというと無害な味。
一方で、もっとスパイスの効いた、個性ある風味の場合、
製作者側では、それをピノ・グリと呼んでいる。
買う側もこの規則を知っているので、自分の好みの味を選べるわけだ。

シラー/シラーズも、同じように名前の使い分けをしたら良いんじゃないかな?

北ローヌ風味と、バロッサ・ヴァレー風味と言う、両極の例がある。
熟してフルーツ風味に富んだものを、オーストラリア風に“シラーズ”、
セイボリーな風味を“シラー”と呼べば、簡単に見分けがつく。

今、『ちょうど中間の味だったらどうするの…』って、考えたかな?
今日のワイン環境では、セイボリー風味を持つワインは稀(まれ)な存在。
ちょっとでもセイボリーだったら、シラーと呼べばいいじゃないかな。

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昨今、オーストラリアのプロデューサー以外の間では、
“シラーズ”という呼び名は、ある意味汚名というか、歓迎されていないようだ。
オーストラリアのワインがワイン市場の価格崩壊を促し、イエローテイルが、
シラーズは$7の価値しかないって、人々を洗脳してしまったからだろう。

でも、現在の経済状況で大変なのは皆同じ。
恐れは克服されなければならない。
カリフォルニア州でもワシントン州でも、多くの素晴らしい
シラーズ、そしてシラーが造られている。
本当ならば、カベルネよりも、シラー(ズ)の栽培に向いている土地の方が
多いぐらいなんだが、でも、市場の流れは別方向にある。
より分かりやすい名称システムを作り上げる事で、市場を広げられないだろうか。

もしも現在“シラーズ”という名が倦厭されているならば、
トップレベルのワインが、“シラーズ”という呼名を恐れずに使うようになれば、
世間の目も変わると思うのだが。

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さて、ここで僕の提案をまとめてみよう。

1.トップに立つシラー/シラーズの生産者が、業界を先卒する。
シャトー・サン・ミッシェルが、かつてリースリングでこの役を担い、成功している。
誰かボランティアはいませんか?

2.国際的なシンポジウムを開く。呼名問題をその検討課題の中心に据える。

3.指標と名称について、出来るだけ多くの生産者に賛同を求める。
もちろん、反対する人間もいるだろうけれど、勝手に吠えさせておけばいい。
いずれにしろマスコミの注目を集める事が、必要だと思う。

4.賛同者が集まったら、わかり易いキャンペーンを繰り広げる。
例えばシラーズは…。
おっと、ここから先は、顧問料が掛ります。

以上です。如何でしたか?
世には素晴らしいシラー/シラーズが、数多く存在しています。
これらを気軽に楽しめるように、まず初めの一歩として、
呼名から改革を始めようではありませんか。

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以上ブレイクの記事でした。
オリジナルを読みたい方は、こちらからどうぞ♪

当ブログに載せている彼の記事は全て許可を取った上で訳しています。
著作権はW. Blake Grayに帰属しております。

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by sfwinediary | 2010-08-07 06:28 | ワインなお話
最近、巷で耳にする、メガ・パープル。
日頃アメリカ産のワインを飲んでいる人なら、一度は口にした事があるはず。
そう、$9のワインに色を出すために添加されている、"あれ"です。

基本的に、メガ・パープルは赤ワインの色をより濃くするために使われ、
無味無臭、味も匂いもないはずなのですが…。
ブレイク曰く、「スポーツジムの床の匂いがする。」
彼曰く、ここ数年の安ワインには、多々感じられる匂いだそうです。

多くのアメリカの消費者は、“ワインは、色が濃いほど良い”という
概念にとらわれていて、赤系フルーツよりも、黒系フルーツを好む傾向にあります。
薄いピンクよりも、濃い赤色のロゼを選ぶといった風に。

先日、ブレイクがテキサスのワイナリーを視察した時に、
メガ・パープルについて、細かな取材が出来たそうです。
テキサスの気候では、葡萄の育成期間が短い為に、メガ・パープルを使用する事があります。

実は、このメガ・パープル、カリフォルニアで発明されたそうです。

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殆ど黒インクのような色☆

しかしながら、カリフォルニアでこのメガ・パープルを使用している
ワイナリーは黙して語らず…、その事実を認めたがりません。
そしてメガ・パープルは、安ワインだけではなく、高級ワインにも使われています。

ブレイク曰く、「メガ・パープルは、90年代の野球界のステロイドのようなもの。
当時、多くの選手がステロイドを使い、記録を伸ばしたけれど、詰まる所は
人々に限度を超えた期待をいだかせるようになってしまったので、よろしくない。」

濃い色を好むアメリカの消費者が、毎年求めるのは、ダーク・ナイト。
マルーン色(ボルドー色)のカベルネが棚に並んでいても、
残念ながら歓迎されないのです。

見かけだけでは、葡萄本来が持つ濃い色なのか、
メガ・パープルが加えられているのかは、判断不可能です。
でもね、鼻に自信のある方、匂いで判断してみてください。

以上、ブレイクの記事の意訳でした。
オリジナルは、こちらからご覧ください♪


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by sfwinediary | 2010-08-04 09:28 | ワインの雑学
ビッグな赤ワインに合う料理は?
一番に挙げられるのは、牛ステーキ。
でも、付け合わせの玉ネギの量に要注意☆

先週末ブレイクがリヴァーモアのイベントで、ワインの審査員を務めたので、
私も便乗してTaste of Terroir in Livermore Valley の祭典を、楽しんできました。

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Taste of Terroir in Livermore Valley

Livermore Valley のワインの歴史は古く、1760年代にスペインの宣教師が
儀式用ワイン葡萄をこの地に植えたのが始まり。
1883年には、C. Wente 氏とJames Concannon 氏がワイナリーを開設。
今日では、ウェンテ・ヴィンヤーズ、コンキャノン・ヴィンヤードといった
大手のワイナリーから、ブティック・ワイナリーまで、
凡そ45のワイナリーが、軒を連ねています。

カリフォルニアのシャルドネ葡萄の約80%は、ここリヴァーモアの樹を
祖先としているそうですが、その他にも早くから、
ソーヴィニョン・ブランや、プティ・シラー等が育てられてきました。

サンフランシスコから東に、車で1時間余り。
暑い気候なので、ワインはなかなかビッグです。

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このビッグなワイン達に合わせて、地元のレストラン16店が一品料理を用意。
ワインと料理のペアリングが、競われました。

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参加したのは16のワイナリー、そのうち13種はビッグな赤ワイン。
カベルネ・ソーヴィニョン5種、シラー4種、ジンファンデル2種、
そしてプティ・シラーとサンジョベーゼが1種類ずつ。

白ワインはConccanonのシャルドネ、Murrieta’s Wellのムスカット、
Rodrigue Molyneauxのピノ・ブランコのみ。
しかしながら、どれも、やはりビッグでありました。

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会場から見ることができた審査員室のライブ・カメラ☆

この日審査員が、“料理とワインのペアリング”と言う観点から選んだ勝者は、
Occasio Wineryと、レストランIzzy's Steaks & Chops のペア。

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2008 Petite Sirah, Del Arroyo Vineyard, Occasio Winery Livermore Valley

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Petite Syrah Marinated Skirt Steak served Flank Steak,
Ragu and Burbon Yams


戦い終わって日が暮れて…
審査を終えて、一息入れたブレイクが、夕陽を眺めながら楽しんだのは、
赤ワインの中ではバランスが取れていた、
Occasio Winery 2008 Petite Sirah, Del Arroyo Vineyardと
Deer Ridge Vinyears 2004 Cabernet Sauvignonの2本。
両者のアルコール度は、それぞれ15.5%に、14.9%でありました。
(Hotね・・・)

ビッグでホットなワインに合う料理は、やはり肉料理。
燻した風味も、シラーのスモーク風味に良く合います。
辛すぎる料理は、アルコール度の高さを強調するだけなので要注意。
多くの素材を使った料理よりも、シンプルな方が、それぞれの素材が引き立ちました。

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下の写真は、ラビットのテリーヌ。今回、一般投票で優勝を飾った料理です。
ペアリングはRuby Hill Peacock Patch Estate Reserve Zinfandel 2008
ウサギを使った料理が、会場の人気を集めるのは稀な事ですが、
さすがワイナリー・レストランのシェフ、自家のワインを熟知しているようです。

ドライチェリーのジャムの上に、ドライチェリーとピスタシオをトッピング。
ジンファンデルを使ったマスタードを塗ったトーストに、
ウサギのテリーヌが絶妙の美味しさ。
ワインは単品では際立つ存在ではなかったのですが、
料理と一緒だと、美味しさ倍増でした♪

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審査が始まる前に、地元の葡萄栽培者から聞いたのは、
今年の夏は、例年に比べて涼しいので、葡萄がいつものようには成熟しなくて困るかも…と言う話。
例年だと、既に今頃は華氏100F(38度)ぐらいなのに、この日は83F、前日は79F(27度)。
(確かに、サンフランシスコも、いつもだと70Fぐらいの涼しさなのに、
ここ何週間か寒いぐらいで、最高気温が65F(18度)ぐらい。)


葡萄栽培者氏は嘆いていたのですが、聞いていた私たちが密かに思ったのは、
まったく反対の事。
リヴァーモア・バレーの2010年ビンテージ、要チェック。
優雅なワインが期待できる年かもしれません☆

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by sfwinediary | 2010-08-01 01:33 | ワインなイベント