カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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11月半ば、ついにダンジネスクラブが解禁に♪
食料品店ホールフーズの海の幸コーナーに、ドド~~ンと並んだので、
さっそくお買い上げ。

旦那は蟹が好きだし、既に茹でてあるから食卓に並べるだけで済むので、
料理したくない日には、ありがたい食材☆

もちろん新鮮な生蟹を買って、茹でたてを食べたら美味しさも倍増なのだけれど、
面倒くさがりの私は、昔一度で懲りてしまった…。

ベイエリアで新鮮な蟹を調達しようと思われる方、
Shina_poohさんのこちらのブログ記事を参考にどうぞ♪

さて、Shina_poohさん宅で蟹に合わせたのはサンセール。
酸味とフルーティさを持つワインは、蟹と相性抜群。
我家でブレイクが開けたのは、オーストラリアのドライリースリング。

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2009 Peter Lehmann Dry Riesling
Eden Valley Australia / Alc 11% / SRP $17


ドライなので甘さは無く、豊富な酸味とミネラル風味がシーフードにピッタリ。
リースリング特有のガソリン香が感じられるけれど、
ごく微弱なので、Petroの香りが苦手な私でもOK。
シトラス系の風味がクリーンでクリスプ、舌に心地よい。

大会社のワインだけれど、Hey! クリーンで失敗のないワインを飲みたい時は、
安全パイ(キーワード:豪州、大会社)でしょう☆

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昨夜、Old Bayシーズニングを使ったエビ料理に合わせたのは
ハンガリーRoyal Tokaji社のレイト・ハーベスト。

2008 Mad Cuvee Late Harvest
Royal Tokaji Hungary / Alc. 9%


RS(リジュアルシュガー)131g/Lだって。
甘~~いハチミツ風味で、スパイシーなアジア料理に合います。
“そんなに甘くないよ”…と謳っているのですが、日本人の舌には充分甘い…。
食後酒としてデザート代わりに飲みたいかも。

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ボルティモアのブルークラブに使われているシーズニングは超美味♪
でも、自宅では作れないから、そんな時にはオールドベイを代用☆


さて、悲しかったボトルはSLWCの2001カベルネCask 23。
Stag’s Leap Wine Ccellarsで、Cask 23で、ウォーレン氏のサイン入りだし…
という事で、なかなか開ける機会を見なかった1本。

サンクスギビング前夜を祝って、ブレイクが持ち出した。
(その前に、レイト・ハーベストとピノを開けていたので、
ハーフボトルぐらいが丁度よかったのでした☆)

でもいざ開けてみたらピークを過ぎていたのが残念。
充分に美味しいけれど、Wow! でなかったのは、期待が大き過ぎたのかな。

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小さいボトルだと、それだけ熟成の速度も速いようで、
やっぱりハーフボトルは長期保存に向かないな…と感じた次第です。
(長期保存したかったら、マグナムに勝るもの無し…ってネ☆)

ハーフボトルをお持ちですか?
ピークを過ぎる前に、サッサカ楽しんでしまいましょう~~~♪

Happy Thanksgiving♪
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by sfwinediary | 2010-11-25 05:15 | 日記
普段、我が家ではもっぱらワイン。
多分98%ぐらいの確率で、夕食の席にはワインが鎮座する。
でも相方は何気にカクテルも好きみたい。

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先日、ブレイクと友人の合同誕生会を祝ったのは、サイラス(Cyrus)。
そして翌日、昼間から再びカクテルで乾杯したのは、スプーンバー(Spoonbar)。

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元サイラスのバーテンダー、Scott Beattie氏がオープンしたレストランで、
ヒールズバーグ・プラザのすぐ近く、H2ホテルの1階。

スコット氏は、SFクロニクル紙のマイケル・バウアー氏に言わせると、
“おそらくアメリカで初のセレブリィテーなバーテンダー”。
『Artisanal Cocktails』の著者で、サイラス時代から、朝ハーブガーデンで摘んだ
新鮮な材料を使ったカクテルを提供して、他者を抜きんでていた方。

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建物外壁(右側)には壁を流れ落ちる水。
近くに寄って見たら、無数のスプーンによるアートな作品でした☆

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昼間のカクテルリストは短いのですが、お願いすると夜用のリストが出てきます。
カクテル目当てだったら、バーカウンターに陣取ってオリジナル作品を頼んだり、
バーテンダー諸氏とカクテル談義に花を咲かせるのも乙なもの☆

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by sfwinediary | 2010-11-23 07:39 | 気になるレストラン
その昔フランス出張の度に、ヴィンテージチャート片手に、
ワインショップであれこれ悩んだ、懐かしい思い出。
でもここ、カリフォルニアではヴィンテージチャートは不要なり。
何故って?
理由はブレイクの記事をご覧ください☆


Vintage charts for California are worthless - By W. Blake Gray

ヴィンテージチャートは、ボルドー・ワインを買う時、役に立ちます。
しかし、その他のヨーロッパ地域では、それほど必要とされません。
そして、ここカリフォルニアでは、害をなしても利は無し。
何故かって?
理由をお話しましょう。

そもそもヴィンテージチャートは、英国の愛好家たちが、
フランスワインを収集する際、指針としたのが始まり。
そして一昔前にNYタイムス紙のFrank Prialが過去の長物だと宣言したにも関わらず、
フランスでは現在も重要な存在です。

でも、カリフォルニアとフランスでは事情が違います。
多くの(アメリカの)雑誌では、カリフォルニアの2007年のカベルネが素晴らしい出来で、
まだリリースされてもいない2010年のワインが良くない出来だと
こぞって書き立てていますが、これらの記事は全くのスペースの無駄。
その上、読者を間違った方向に導いています。

カリフォルニアでは過去10年にわたって、避けるべきヴィンテージは無いし、
逆に、この年のワインは買わなきゃ損、という特出ヴィンテージもありません。
この地で鍵となるのは、ワイナリーであって、生産年では無いのです。
ここがフランスと大きく違う所。

フランスの気候は年ごとに大きく違うし、予想が難しいというだけではなく、
植えられている葡萄の多くは、気候に恵まれないと熟成しないタイプ。
なので、不作の年ともなると目も当てられない状態となります。

一方で良作の年は、ひときわ普遍的で、皆が皆、美味しいワインとなります。
たとえば2009年に僕がボルドーを訪れた時の話ですが、
全てのワイナリーの2005年のヴィンテージは、
2004年や2006年よりも、ひときわ抜きんでて美味しかったのです。
その一貫性には、かなり驚かされました。
そして2003年のヴィンテージが熟成し過ぎなのも、共通でした。
メニューに、2005年Chateau Beretと2004年Chateau Mysterioが並んでいたら、
ワイナリーの背景なんて知らなくても、僕なら迷わず2005年を選びます。

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しかし、カリフォルニアワインは、こうシンプルにはいきません。
主な理由は二つ。
1.年毎の天候が、それほど極端に違わない。春の雹や、夏の雨の影響はあまりない。
2.限界域で栽培されている葡萄は殆ど無い。

カリフォルニアのヴィンテージチャートに謳われているのは
ナパのカベルネ・ソーヴィニョンです。

ボルドーと違って、ナパは暑いし、空気が乾燥していて、日差しも強烈。
まあ、ナパでもカーネロスなどいくつかの地域は例外で、
これらの畑ではシャルドネやピノ・ノアールが栽培されていますが、
でも、ナパ・ヴァレーで栽培されているカベルネの殆どは、
熟さない心配…なんてありません。

普段に比べて涼しいと言われる2010年だって、例外ではありません。
いつものように超熟成とはいかないかもしれませんが、
逆に、幾つかのナパの生産者からは、これまでに無かった味が期待できそうです。

確かに、今年はソノマやメンドシーノ郡の沿岸部では、葡萄が思うように熟成せず、
ヴィンヤードの心配する声(トゥイート)が連日のように聞こえてきます。

しかしカリフォルニアの気候は、充分に暖かいので、
99%の葡萄は、今年のような涼しい夏でも、問題無く熟成しています。
ローダイのジンファンデルや、パソ・ロブレスのシラーが熟成しないとでも思います?

さてこそ、カリフォルニアのヴィンテージチャートなんて、
害にはなっても、為にはならないのです。
チャートを信じた消費者が、生産年に惑わされて、素晴らしい出来のワインを倦厭し、
つまらないワインを、ヴィンテージだけで判断して購入する…
なんて事になってしまうからです。
僕に言わせれば、為にならない情報は、情報が無いより性質が悪い。

例えばビデオショップに行ったところ、チャートに
『ジョージ・クルーニー出演の映画は全て“非常に良い出来”。
ケビン・ベーコン出演の映画は“平凡な出来”』なんて書いてあったら、
どう思います?
カリフォルニアワインのヴィンテージチャートが言っているのは、これと同じ事。
このチャートのせいで『FrostFrost/Nixon" and "Mystic River』の代わりに
『The Men Who Stare At Goats』を借りる羽目になったら?

恐らくカリフォルニアワインのヴィンテージチャートは、
バレンタイン近くになると雨後のタケノコの如く登場する、
“チョコレートとワインのペアリング”といった記事と同じ理由で存在すると思われます。
カレンダーを埋めるために、編集者は毎年同じような特集を組みたがります。
ボルドーではヴィンテージチャートが大切、でもここはアメリカ、
じゃあ、カリフォルニア・ヴィンテージのレポートでも載せようか、
毎年のレポートを集計して、ついでに出版社名入りでチャートを作っちゃおう…
ってな具合。

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カリフォルニアで、不作の年を覚えていますか?
悪過ぎて、多くのワイナリーで、ヴィンテージをリリースしなかった年を。
それは1998年。

多くのライターと同じく、1998年物がリリースされた当時、僕も酷評しました。
でも、それは間違いでした。
高い評価を得た1997年のワインが、既にピークを過ぎているのに対して、
1998年のワインは、今もまだ素晴らしい風味を保っています。
固く、タンニンが強い98年物は、長期熟成に向いていたのだけれど、
それに気づかず、当時、セクシーな風味の97年物に我々は狂喜していたのです。
ね?評論家を信じすぎちゃいけませんよ。

予想が付かないとされている2010年ナパのカベルネですが、
ここで孤立無援ながら僕の予測を発表しましょう。
定評のあるワイナリーは、2010年も良いワインを造るでしょう。
中でも幾つかのワイナリーからは、素晴らしい出来のワインが期待できるでしょう。
しかし説明がつけられないまま(まぁ、つくかな)、
幾つかのワイナリーのワインは標準にも達しないでしょう。
この状況は2009、2008、2007年と驚くほど似たものとなるでしょう。

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すぐ飲むか、長期保存するかに迷ったら、
まずは、そのワインを造ったワイナリーのスタイルを考える事が大切です。
例えばShaferなら、どんなヴィンテージでも長期保存に向くはず。
理由は、品質やポイント評価とは、まったく関係ないもので、
一重にShaferが造るワインは、フルボディ・スタイルだから。

飲みごろか、長期保存か?
両方とも一緒くたにしたヴィンテージチャートが、アドバイスになりますか?

皆さん、カリフォルニアのヴィンテージチャートなんて放り投げましょう。
(『The Men Who Stare At Goats』を心から楽しんだ人は別ですが。)

以上、オリジナルはブレイクのこちらの記事をご覧ください。

カリフォルニアのワインカントリーの気候は、マイクロクライメイト(微細気候)。
ほんの一つ丘を越えただけで、驚くほどの差があります。
2010年はいつもに比べて涼しい夏と言われていますが、
それ故に、でっかい事はいいことだ…的な一般的アメリカ消費者に好まれる味で無く、
アルコール度が低く、繊細なカベルネが望めそうな予感☆


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by sfwinediary | 2010-11-19 04:48 | ワインの雑学
$100のワインと、$35のワインが机に並んでいます。
値段を知った上で試飲したら、どちらを美味しく感じるでしょうか?

おそらく大多数の人が、$100のボトルに軍配を挙げるはず。

なぜ高価なワインは美味しく感じるのか?
答えはどうやら、ワインの味だけではなく、別の要素も絡んでくるようです。

ブレイクの記事を訳しましたので、お楽しみください。
英文オリジナルは、こちらからどうぞ♪


Why expensive wines taste better: Psychology 101 - By W. Blake Gray

僕は、心理学の学位を持っている。
まぁ、医療刑務所の看守にでもならない限り、仕事上では使えない学位かもしれない。
でも、基本的な人間の反応を理解するのには、なかなか役立っている。

例えば、なぜ評論家と一般消費者の好むワインは違うのか?
なぜワイナリーは、ボトルに$500もの値段をつけるのか?

別の例を挙げれば、評論家に酷評されたバンドのコンサート。
専門家は善しとしなかったにもかかわらず、ファンの間からは不満の声は聞こえてこない。
これって評論家って稼業が、つむじ曲がりの集団だからなのか?

実は、ここに重要な心理的要素が絡んでいる。
あなたがグラスワインを頼むときにも、この要素が働いているのだ。

Congnitive dissonance (認知的な不協和)と呼ばれている現象だ。

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昔、僕が大学で学んだ事をここに書いてみよう。

新入生たちが2時間のつまらない作業に駆り出された。
丸い模型を丸い穴に入れる…という単純な作業だった。

彼らは3つのグループに分けられていた。
20ドルの報酬をもらえるグループ。(当時の学生にとっては大金だ)
1ドルの報酬をもらえるグループ。
そしてタダ働きのグループ。
報酬額は、それぞれのグループに、事前に伝えられていた。

果たして、この単純作業を最も楽しんだのは、どのグループだったのか?

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答えは、$1の報酬を受け取ったグループ。
作業後のアンケートに対して、『楽しかった』と答えた人数が一番多かった。
そして、『つまらない』との返答が一番多かったのは、
$20の報酬をもらったグループだった。

作業は明らかにつまらないものだった。
$20もらった学生は、作業の目的を『報酬の為』と理解した。
タダで奉仕したグループは、『学術への貢献の為』として自分を納得させた。
なので、作業はつまらなくても、そこに何らかの意義を見いだせたのだ。

でも、$1だけの報酬をもらったグループは、
何でたったの$1の為に、2時間も単純作業を続けなければならないのか…
という、確たる理由が見つけ出せなかった。

彼らの脳は『この作業はつまらない』そして『この報酬はたったの$1だ』
という2つの調和しない考えを、懸命に処理しようとする。
しかし2つ目の報酬額は、変えられない事実だ。
そこで脳は、1つ目の『つまらない作業』という部分を、
いつの間にか『楽しい作業だ』にすり替える。
楽しくなかったら、2時間もこんな作業を続けた自分が阿呆に見えてしまうからだ。

ワイン、食事、コンサートチケット、カリビアンクルーズの旅、等々…。
あなたは、これらに支払った金額を知っている。
そして自分は阿呆ではないと知っている。
脳はこの対価に対して、どんな理由づけをするだろうか?

例えばM.I.Aの『音痴な歌声』も、『個性的でチャーミングだ』と聞こえるように
脳が処理してくれるっていう訳。

一方で、評論家は自腹を痛めて、コンサートを聞きに来ているわけではない。
そして彼らは、自分が仕事のためにそこに居る事を認識している。
なのでコンサートの出来が酷くても、彼の脳は『事実』をすり替える必要は無いのだ。

例えば、前座のバンド。
彼らの演奏が、メインのアーティストよりも素晴らしい…なんて思う人が
どのくらいいるだろうか?
もちろん腕前もあるのだろうが、皆、自分がどのバンドの為に
チケット代金を支払ったのか、ちゃ~んと認識しているのだ。

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M.I.A. Foxシアータでのコンサートは散々な様相でした…

僕の元には、フリーのワインが沢山送られてくる。
もちろん自腹を切って飲む場合だって多い。
そして僕自身、Congnitive dissonance(認知的な不協和)を認識しているにもかかわらず、
プロとして味見したワイン達よりも、
レストランで飲んだグラスワインに対して評価が甘くなりがちになる。

『対価を支払っている』→『自分は阿呆ではない』→『このワイン、悪くないぞ』
という図式。

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幾つかの影響例を、ここにあげてみよう。

1. 何故ファンはワイン(例えばケンダルジャクソンのシャルドネ)を、
評論家よりも高く評価するのか?
答えは単純、お金を支払って飲んでいるから。

2. ワインの値段が高いほど、Congnitive dissonanceの影響は大きくなる。
$2以下で買えるトゥ・バック・チャックを嫌うのは簡単だ、
でも$60で買った熟成し過ぎのシラーに対して、簡単に嫌いだと言えるかな?

これには利点もあって、多くのナパのワイン製造者はそれをよく理解している。
高い値が付いたワインは、販売には苦労するかもしれないけれど、
反面、これを買った人間は、そのワインを嫌う事は殆ど無いだろう。

3. 何故ロバート・パーカーは他の評論家よりも、高いスコアをつけるのか?
彼はどの評論家よりも、多くのワインに対して対価を支払っている。
自身でどのワインを買うかを選択し、ブラインドテイストはしない。
これらの事実から、どこの誰よりも一貫性を持った味覚の持ち主も、
Congnitive dissonanceに影響されていると言える。

4. 何故テイスティングルームで試飲するワインは美味しく感じるのか?
もちろん他にも様々な要素があるだろうけれど、
『数あるワイナリーの中でも、わざわざここを選んで、遠くまで足を運んできた。
その上、$10のテイスティング料金を払った』
という事実が、影響していないだろうか。

高すぎないテイスティング料金を徴収するのは、Congnitive dissonanceのいい動機となる。
(消費者の皆さん、すみません)

5. 何故プロの評論家は、ファンキーで表現力のある、
特にニッチなカテゴリーのワインに、飛びつかないのか? 
答え:我々にはその必要が無いから。
『サルファイト無添加のオーガニックワインを買ったら、足の裏のような匂いがする。
でも13ドルで買ったのだから(身体に良くて美味しいはず)…』
なんてCongnitive dissonanceには、影響されないのだ。
ふ~む、足の裏ねぇ。

6. 何故ボルドーの最高級ワインは、あのような高値を、
ボトルによっては$500以上もするような値段をつけられるのか?
答え:香港人は広東語でこう考えているから。
『僕はこのボトルに$900も払った。僕は阿呆ではない。
だからこれは$900の価値があるはずだ』って。
Congnitive dissonanceには、言語の違いによるバリアは無いのでした。

7.そして最後にもう一つ。
あなたがこのブログ記事を、ここまで読むのに3分はかかりましたよね?
その時間で、ワインを飲んだり、愛する人に電話したり、
ダークチョコレートを食べることだって、出来たはずなのに。
まぁ、この3分でどれほど素晴らしい事が出来たか、考えてみてください。

でもあなたは僕のブログを読んだ。そして阿呆ではない。

さて、僕のこの記事、これでに読んだブログの中で一番素晴らしいと思いませんか?
友達にも聞いてみてくださいよ。
彼らも、あなたと同じで、スマートなはず☆

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以上、ブレイクの記事の訳でした。
オリジナルはこちらからどうぞ♪


ワインでは無いのですが、先日、
まさにCongnitive dissonance な瞬間がありました。

SFジャイアンツの優勝記念Tシャツを2種類買ったので、
ブレイクに1枚選んでもらい、もう1枚を友人へのプレゼントにしようと思い、
AとBどちらが好き?と聞いたところ、彼が選んだのはA。

Tシャツを手に喜ぶ彼に、『Aは$35、Bは$40だったんだよ』と伝えたところ、
彼の中でCongnitive dissonanceの葛藤が…。
『ひょっとして値段が高い方が、クールなんじゃないかな?』
と、一瞬思い直したそうです。

結局、意思強く(笑)、初志貫徹で、Aを自分用にしましたが、
人間の脳の働き、面白いですね♪

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by sfwinediary | 2010-11-12 03:20 | ワインの雑学
先日ポルトガルを訪問したブレイク、葡萄を足踏みクラッシュしてきたそうです。

足踏みクラッシュされた葡萄からは、大抵の場合、高価なワインが造られます。
よく言われる理由の一つは、足の裏は繊細なので、枝や種などを破壊することなく、
果実だけを上手に破砕して、果汁を取り出す事が出来るから…。
(他にも理由があるのかもしれませんが、ウラが取れていません。)

昔ながらの製法で造られたワイン、豊かなテロワールを実感できそうですよね。

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で、その反極に位置するのが、巨大な葡萄果実クラッシュ・マシーン。

ワイン・ビジネス・インサイダーの記事によると、
この度、ローダイ・ヴィントナーズ(Lodi Vintners) に出現したのは、
イタリアDella Toffola Group社製の機械( thermal flash unit)。
このタイプの機械の導入は、アメリカでは2台目。

理解が正しければ、真空チェンバーの中に葡萄が入れられると、
葡萄の皮と接触した水分が、直ちに蒸発。
真空により、葡萄の皮に含まれている液胞の爆発・蒸発が起こり、
赤葡萄の色素が、瞬時にして抽出されます。
この過程で、ピラジンが水分と共に取り除かれ、故に、青臭い風味が減少します。
水分が減った分、糖分の比率は増え、結果、アルコール度は少々高くなります。

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a thermal flash unit for crushing grapes
一時間に30トンの葡萄を処理できるそうです☆


ブレイク曰く、「熟した果実 + 真空機械 + 熱 + 砂糖 = ジャム」。
この機械が成すところは、
熟していない葡萄の、ベルペッパーのような青臭さを取り除く事。

現在、この機械が導入されたローダイ(Lodi)は、
“カリフォルニア”アペレシオンの、安価な価格帯の赤ワインが造られているものの、
葡萄の質は、ハイエンドのワインには、今一歩…といった地域。
あちこちから集められた、熟成度まちまちの葡萄達を、一時に大量破砕して、
大量生産ワイン用の葡萄ジュースが搾られるのは結構な事です。

でも、この機械の導入で、青臭さが抜けて、熟成、凝縮した風味に変身した、
オクタン(octane)の多い、スムースな舌触りの赤ワインが造られたらどうなるのでしょうか?
(某氏が好きなタイプで、高得点を期待できる、あの風味です)

葡萄本来の味が醸し出されたワインではなく、
人工的に造られた、ジャムのようなこってり味の赤ワインが、
高額で売りに出されたら…
あなたはそのボトルに大枚を払いますか?

ブレイクの記事はこちらからどうぞ♪
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もともとは、ボルドーのように、天候不順から葡萄が熟成しない年もあるような地域の
救済策として開発されたという、この機械。
現在、ヨーロッパ、オーストラリア、南アメリカなどで、60台程使われているとの事。

でも、天候不順による葡萄の熟成の心配が、殆ど無いカリフォルニア。
フランスで言う“不作”に当たる年は、めったにありません。
それでなくても、熟成し過ぎの、ビッグでボールド(bold)過ぎる風味が多いのに、
こんな機械まで登場したら…。

ポルトガルのように、足踏みクラッシュを…なんて、
アメリカでは望みませんが、(人件費が高そう…☆)
この先、人工的な味造りはどこまで進んでいくのでしょうか。

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もうひとつ、とっても人工的なワイン醸造のお話を…。

先日、ダン・バーガー氏がランチの席で語っていたのは、びっくりなお話。
あるハイエンドのワイナリーでは、ワインを醸造する過程で、
アルコール成分を一旦取り出して、樽で熟成させ、
その後、再び適度なアルコール成分をワインに戻すそうです。

1パーセント以下のアルコール分の差が、大きな味の違いとなって現れますが、
アルコール分を足したり引いたり…。
ハイテク・ワイン造り、どこまで行くのか目が離せません。

あくまでも、これはカリフォルニアのごく一部分のワイナリーの話。
私的な認識では、機械による味を整えられたワイン造りの本家は、
やぱりオーストラリアでしょう。
消費者が求めれば、それがトレンド。
この先、どのようなワインが主流を行くのでしょうか。

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個人的には、無農薬栽培で育てられた葡萄から、
アルコール分や青味成分を、足したり引いたりしないで造られた、
低アルコールの、繊細な風味のワインが増えると嬉しいのですが…☆

はずれワインに出会ったら?
次への期待が膨らみますよね。

…そっか、だからワイン・漫画の設定って、幻の1本を探す旅なのかな。
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by sfwinediary | 2010-11-08 07:58 | ワインの雑学
ジャイアンツのワールドシリーズ優勝、熱気の収まらぬサンフランシスコ。
11月3日には、優勝祝いパレードが行われましたが、
ベイエリア各地から集まったファンの数は、なんと100万人!
今年のチームは、とっても地元の人に愛されているんだなぁと、実感した次第。

この日、シャンパンのテイスティングに呼ばれていたブレイク。
レストランはフィナンシャル地区だったので、
パレードを見ながら、テイスティング会場に向かおうと思ったらしいのですが…
あまりの人出の多さに、途中で動けない状態に。

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汗だくになりながら人混みをかき分け、なんとか会場にたどりついて、
無事テイスティングに参加。

さて、主催者から、バブリーの味の如何を問われた
ブレイクの答えは・・・
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”My new tasting-notes style” (by W. Blake Gray)

“とても美味しい”という肯定的表現を強調した意味合い。

このTシャツを一目見て気に入り、即買いした彼。

こちらのロゴは、ティム・リンスカム投手がサンディエゴをねじ伏せて、
ナショナル・リーグ西部地区の優勝が決まった時、
「シャンパン・シャワーへの準備は万端ですか?」
とTVマイクを向けられ、全国放送だったにもかかわらず、
「Fu*k year!」
と答えた所から、一気に火が付いた言葉。

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何と、歌まで登場!
(SFジャイアンツファン必見。あなたは何人認識できるかな?)
You-tube (Licecum Fu*k year)

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AT&Tパークに展示されていた、日本の雑誌☆表紙はリンスカム

リベラルな街、サンフランシスコ。
何かと軌道を外れがちなリンスカムがヒーローとなり、
バブリーの味を聞かれて、こんな返答ができてしまう所。

波長が合うと、住みやすいんですよね☆

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抑え投手のウィルソン、“マシーン”の正体は誰だったのか?ひょっとしてバレル・・・?
The tonight show with Jay Leno (NBC)
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by sfwinediary | 2010-11-05 03:01 | 日記
やった~~~!
サンフランシスコ・ジャイアンツが、2010ワールドシリーズ優勝!
思いもかけなかった、アンダードッグが、シリーズ優勝を飾るなんて、
なんて嬉しい感激でしょう♪♪♪

素晴らしい投手陣を持ちながら、シーズン中は攻撃力がイマイチだったのに、
ふたを開ければ、ロス、レンテリア、ホフを始め、選手全員が何らかの形で活躍。
(Huffはかつて、オリオールズの選手♪♪♪)
全然打てなかったバレルだって、守備で良いところを見せてくれました。

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試合が終わったのは8時前、それからサンフランシスコの街は、
ここそこでドンチャン騒ぎ♪

車のクラクション、 “Let’s go Giants”の叫び声、爆竹、花火と、
超~~~賑やか。

友人宅の試合観戦パーティから帰宅後、ブレイクが祝いに開けたのは、シャンパン♪
Deuts Brut Classic

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ドゥーツのボトルを片手に、ご近所と優勝を祝うべく、街中に出てみました☆
一番賑やかだったのは、ミッション通り。

ラテン系の音楽にのって、皆でダンスしながら、楽しんでいたのですが…

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何と!10時すぎになると、わらわらと警官隊が登場。
横一列になって、通りを一掃し始めたではありませんか!

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だれも喧嘩もしなければ、公共物の破壊も無し。
ただファンたちが集まって、優勝を祝っていただけなのに…。

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歩道に追い出されるファンたちと、警官隊の間は、一触即発。

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「ここは自由の街サンフランシスコだ!(コンサバな)テキサスじゃないだろう!」
と熱血漢のブレイクが、警官と言いあって、周りの皆でどうにか止める…という
場面もあって、ちょっと(実はかなり)ドキドキでした。

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真夜中過ぎた今も、取材のヘリコプター、パトカーのサイレンが響き渡っています。
水曜日(11月3日)は凱旋パレードです~~~☆

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ヒゲとロンゲ☆
テキサスで、リンスカムの長髪を揶揄して口笛を吹いた人々がいたのですが、
「僕のおしりが魅力的だったんだろう」とさらっと流す余裕を見せた彼。
あはは~、これぞサンフランシスコ・バリューですね☆
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by sfwinediary | 2010-11-01 00:52 | 日記