カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

タグ:カベルネ・ソーヴィニョン ( 15 ) タグの人気記事

「これまでに最高のワイン・ディナーは?」と聞かれた時、
皆さんはどんな食卓が思い浮かびますか。

ワイン愛好家の有様は十人十色、
カルトワインを集めたり、ボルドーの最高級を端から飲んで悦に入ったり、
または、値段は張らなくてもとっておきのワインを探し出して、楽しんだり…。
簡単に一括りにはできません。

ワインライターであるブレイクの周りには、自然とワイン・オタク達が集いますが、
友人達に共通するのは、「ワインを飲む事で、人生が楽くなる」という姿勢。

今回、特に仲の良いワイン・ギーク(オタク)達と、
フロリダ・タンパにあるバーンズ・ステーキハウスで、
一夜、“夢のワイン・ディナー”を堪能しました。

c0185058_6172986.jpg


何を持って、“夢の”ワイン・ディナーと呼ぶのか?

店頭や一般のレストランでは手に入らない、年代を経たワインを飲む機会を得た事。
何よりも、ワイン好きの友人らと、超ワインgeeky(オタク)な会話を楽しめた事。
…でしょうか。

c0185058_6192533.jpg
グラスの数にご注目を…

そもそもの始まりは、夫君ブレイクへの誕生日プレゼント。
何か記念になるものを…と考え、クリアウォーターのビーチハウスで
1週間を過ごしたのは前述の通り。
自家製ワイン醸造家の友人、スティーブの誕生日も近かったことから、
合同誕生日会と称して、タンパにあるBern’s Stake Houseで、
面白いワインを思いっきり飲もう~♪という事になりました。

ワイン検索エンジンでは世界一、Able Grape (エイブル・グレープ)の創設者ダグに、
バーンズに行くんだぜ!とブレイクが自慢した所、
急遽、夫妻もボストンから飛んで来て、合流。
(ワインの為に、わざわざ飛んでくるなんて、超オタクでしょ?)

c0185058_6213184.jpg
バーンズの入り口待合室☆ 衝撃的な赤が印象的

さて、このバーンズ・ステーキハウス(Bern’s Stake House)。
このブログでも何度か紹介していますが、1956年にオープンした老舗レストラン。
先代がこよなくワインを愛し、せっせと買い集めた結果、
現在のコレクションは6,500種類にも及び、世界でも有数の貯蔵量を誇ります。
そのワイン宝庫は、愛好家たちの垂涎の的です。

c0185058_6225657.jpg


レストランのワインリストは、残念ながらHPには載っていないのですが、
サイド・バーンズのミニ・ワインリストでもご覧のとおりの品ぞろえ。
(PDFファイルはこちらからご覧ください☆)
レストランのリストはこれにも増して分厚く、読むだけでも一苦労です。

c0185058_6261655.jpg


さてこの夜、レストランの予約は7:30。
事前に或る程度の予習をしていたものの、いざワインリストを手にすると、
ブレイクとダグの目の色が、真剣に、そしてキラキラと輝き始めます。
あーだこーだと言いながら、飲みたいワインに一通り当たりを付けた所で、
ソムリエのブラッド・ディクソン氏にご相談。

料理は、まず黒トリュフのステーキタルタルを皆でシェアした後で、
ステーキ・コースへ進もうと思っている事。
始めに泡で乾杯して、その後6本ほどを考えている事。(7人なので1人1本計算!)
そのうち1本は、(私が飲みたいとうるさいので)DRCを、
もう1本は、スーザンとレイチェルの要望でリースリングを入れたい事。
フルーツ爆弾はまっぴらごめん、バランスのとれた年代物を飲みたい事。
カルトワインやボルドーの最高級1本に値段を掛けたいと思う面子では無く、
DRC以外は上限を$150程で抑えたい事。
等々…を伝えます。

ワイン・ギークの集団から次々に出る要望に、真摯に耳を傾けてくれたソムリエは、
私に任せなさい~!と、秘蔵コレクションからとっておきワインを探し出してくれました。

c0185058_6451645.jpg


めでたくバブリーが開けられ、料理が運ばれてきたのは9時近く…(苦笑)。
でも、1時間以上かかったオーダー儀式に文句を発するどころか、皆それぞれ真剣に参加。
フランス人が「どの料理を食べようかと選ぶ時が、最高に楽しい」と感じるように、
どんなワインを飲もうか…と考える時が、ワイン好きに取っては至福の時なのでした。

でもやっぱり最高だったのは、実際に美味しいワインを口にした時でした。
リストには載っていない残り1本だけ、といったボトルも含め、
この夜を飾ったのは、これらの面々です。

Iron Horse 2004 Brut
c0185058_6283129.jpg
まずはバブリーで乾杯。

Balbach Rheinhessen Niersteiner Oelberg Riesling Auslese 1976
c0185058_62937.jpg
いにしえのリースリング。香りと風味が濃厚で、超美味。

L. Revol Côte-Rôtie 1964
c0185058_6293166.jpg
この夜、一番人気のボトル。

Louis Latour Bonnes Mares 1976
c0185058_6305313.jpg
悪くはなかったけれど、この顔触れの中では、あまり輝かなかったルイ・ラトゥール。

Chateau Rayas Chateauneuf du Pape 1974
c0185058_631101.jpg
他が素晴らしすぎて、ラヤスでさえも存在感が薄れてしまった感が…。

Ridge York Creek Cabernet Sauvignon 1978
c0185058_6312875.jpg
ソムリエ氏がカリフォルニアのカブを入れましょう…と言った時、「え~~!?」との声が。
でも78年物、リッジなので試してみることに。驚くほどのフルーツ風味☆


Mario Antoniolo Santa Chiara Gattinara 1964
c0185058_6363057.jpg
ダグが飲みたがっていたけれど、一旦は選にもれたガティナーラ。
ディクソン氏が厚意で差し入れて下さいました☆ラッキー♪


Domaine Romanée Conti La Tache 1992

c0185058_632448.jpg
魅惑的な香りのラ・ターシュ☆ 少々のオレンジと、白い花の香り。
若いけれどバランスが取れていて、あと20年後でも飲めそう。


過日、ブレイクがDRCのテイスティングに招かれて以来、
「私も飲みたい~~~!」と念仏のように唱え続けていたDRC。
92年のラ・ターシュは、ソムリエ氏に言わせると、
あと10年は眠らせてもいいかも、という品。

ブレイクもラ・ターシュに悪い所はないけれど、今回飲んだ中では
好みでいえば4番目だったそうです。
(私的には、もちろん1一番♪ 印象的だったのは、味よりも、心地よい魅惑的な香り。)

何ケースも貯蔵されているそうなので、10年後の誕生日に再挑戦してみたいものだと
思ったのでありました。

c0185058_6373060.jpg
バーンズのセラー内、鉄格子の奥、こんこんと眠るボトル達。

さて、お腹がいっぱいになった所で、運ばれてきた会計明細書。
恐る恐る開いてみると、一人あたり約$300!!!
ラ・ターシュ1992は、多分$560程。
また、Gattinaraはソムリエ氏からのプレゼント・ボトルだったので、
この安価にて、夢のようなワインのラインアップを楽しめたのでしょう。
(明細書を持ち帰るのを忘れてしまったので、各ボトルの詳細値段は永遠に不明…。不覚なり。)

日本の通販サイトでは92年ラ・ターシュの販売価格が20万前後!
飛行機代出しても、バーンズのセラーでしっかりと品質管理されてきた
ボトルを開ける方が、安心できると思うのは私だけでしょうか…。

そう遠くないうちに、また大勢でワイワイ言いながら、
Geekyなワイン・ディナーを楽しみたいものだと思うのでした。

c0185058_6385296.jpg


今回、真剣にメモを取っていたのはダグだけ。
いつもはノートを取るのに忙しいブレイクも、誕生日のお祭りなので、
この日は一切テイスティング・ノートは取りませんでした。

テイスティング・ノートはありませんが、ブレイクの好きな順番を聞いてみました☆

1.L. Revol Côte-Rôtie 1964
2.Balbach Rheinhessen Niersteiner Oelberg Riesling Auslese 1976
3.Mario Antoniolo Santa Chiara Gattinara 1964
4.Domaine Romanée Conti La Tache 1992
5.Chateau Rayas Chateauneuf du Pape 1974
6.Ridge York Creek Cabernet Sauvignon 1978
7.Iron Horse 2004 Brut
8.Louis Latour Bonnes Mares 1976

次回はブレイクの目から見た、これらワイン評を和訳してお送りします♪

c0185058_6382264.jpg

[PR]
by sfwinediary | 2011-10-15 06:56 | 気になるレストラン
今年の春、イスラエル視察旅行に出かけたブレイク。
その際の記事が雑誌フード&ワインに載ったので、和約しました。
オリジナルは、こちら (Food & Wine 12月号) からご覧ください☆


c0185058_564072.jpg
Photo courtesy of Yarden Wines of Israel

Israeli Wine on the Front Lines / By W. Blake Gray

ワインメーカーは、しばしば困難の多かった年について語る。
例えば2006年、ヨーロッパの一部では雨が多くて大変だった…という風に。
でも2006年、イスラエルで大変だった理由は、ただの雨では無く
“ロケット砲弾”の雨。

レバノンで活動するヒズボラは、2006年の7月~8月、イスラエル攻撃を敢行。
その際に発射されたロケット砲弾の数は4,000発以上と言われる。

イスラエルで最高のヴィンヤードは、いずれもゴラン高原に位置しているが、
これらの葡萄園は国境から近い為、随時、標的になりうる危険性と隣り合わせだ。
実際に何件かが砲撃を受け、多くの農家は収穫時まで葡萄畑に近づく事が出来ず、
最前線に近いワイナリーでは、その門を閉ざさざるを得なかった。
イタリアのトスカーナ辺りでは、まず考えられない“困難”だ。

今年初め、僕はイスラエルを訪問して、彼の地のワイン知識を増やしたのだけれど、
同時に、鉄条網フェンスや銃で武装した警備員についてもよく知る事となった。
そしてワイナリーの工業的な外見と、むき出しの大きなタンクにも慣れた。
(大抵の場合は醸造用タンクなのだけれども、時には戦車のタンクも混じっている。)

c0185058_572486.jpg

ほんの20年前、イスラエルのワインと言えば甘口で、残念ながら酷いものだった。
でもそれ以後、過酷な条件の中で飛躍的な進歩を遂げ、現在では、
オールド・ワールド(古くからワインを作る国)の最前線で活躍する、
もっとも注目されるワイン国となった。

ではここで、イスラエルでベスト4のワイナリーをご紹介しよう。

Golan heights winery / yarden

紀元前からワインを作り続けている国のこと、皆さんは、さぞかし古くから続く
素晴らしい葡萄畑が延々と広がっているのだろう…と思われるかもしれない。
でも実際には1967年まで、葡萄栽培に向く土地は、この国にはほとんど無かった。
それを変えたのは、第三次中東戦争(六日戦争)だ。

だてに“高原”と呼ばれているわけではなく、ゴラン高原の標高は高く、気候も涼しい。
70年代にカリフォルニアのエキスパートが、この高原はイスラエルで
最高のテロワールを生み出すだろうと予測したけれど、それは事実だった。

この20年ほど、ゴラン高原と近隣のユダヤ丘陵では、葡萄の栽培ラッシュが続いている。
1960年代には90%のワイナリーが、気候の暑い海岸地域に位置していたが、
現在では44%まで減っている。

ゴランハイツ・ワイナリーのワインメーカーで、南カリフォルニア出身の
ビクター・ショーンフェルド(Victor Schoenfeld)は、
この地におけるワイン造りの難しさについて語ってくれた。

c0185058_5103813.jpg


僕がワイナリーに向かう途中、1948年のアラブ・イスラエル戦争で爆撃を受け、
事実を忘れないようにと、そのまま道端に置かれている乗用車の残骸を見かけた。
また、大きな軍基地を通り過ぎた際には、兵士が穴掘り作業をしている姿が見られた。
でも、こうしてショーンフェルドと葡萄園に立ち、360度見渡しても、
目に映るのは葡萄畑だけ。
恐らく休戦中の戦場というのは、どこもこのような雰囲気なのだろうか。

シリアは高原の管轄権を、今も主張している。
もしもシリアが本当に平和を望んでいるのならば、イスラエル政府は
ゴラン高原を返還すべきだと、ショーンフェルドは考える。
「でも、ワインが絡むと、そうシンプルには行かないんだ。
僕らの仕事は、短期間で方が付くものではないからね。」

c0185058_584353.jpg

ショーンフェルドは大学時代、イスラエルに1年滞在した経験を持つ。
1988年にUCデイビスを卒業後、R.モンダビ・ワイナリー、シャトーSt.ジーン、
プレストンで経験を積む間、毎年のようにゴランハイツ・ワイナリーからの要請を受け、
ついに1991年、人生の財産となる事を願いながら、この土地での仕事を承諾した。

その後イスラエル女性と結婚し、市民権を取得。
一旦ワイナリーに専念する事を決意した彼は、この国のワイン品質革命に乗り出し、
大変な努力を払いながら、ゴラン高原での葡萄栽培も始めた。

この先どうなるかは不確かな、この地。

でも彼が2006 Golan Galilee Cabernet Sauvignonのような、
複雑で素晴らしい風味のワインを造り続ける限り、
今のところ“良好”と言えよう。

c0185058_5105675.jpg


Vitkin Winery

イスラエル古代からの葡萄栽培知識は、長きにわたるイスラム教支配時に消え去り、
全ての葡萄畑は伐採されてしまった。
そして今、ワインメーカー達は、この土地と気候に最も合う葡萄を探そうと
様々試みている。

イスラエルでもっとも古い葡萄は、40年前に植えられたもの。
しかし残念ながら、そこは葡萄栽培に理想的な土地ではなかった。
また、広く植えられたのはボルドーと同種のカベルネ・ソーヴィニョンとメルロー。
もちろん、イスラエルではなかなかのカベルネが造られているのだけれど、
僕が各地を旅して、実に多くのワインを試飲した結果、
長期的に見てこの地に一番合っているのは
地中海地方で栽培されている葡萄種だと考えるに至った。

c0185058_512625.jpg


Vitkinのオーナー兼ワインメーカーのドロン・ベロゴロフスキー(Doron Belogolovsky)も、
同じように考えている。
「イスラエル・ワインは、もっとビッグであるべきだし、ビッグになるだろう」
ここでの“ビッグ”は、芳醇でコクのある、地中海スタイルのワインの事。
「我々はボルドーでは無いし、人の真似をしても二番煎じにしか成りえないからね。」

彼はもともと石材商を営んでいたのだが、イタリアに大理石の買い付けに行く間に、
ワインの虜となった。
彼の造るワインは、熟成しながらバランスの良いもので、
地中海でよく見られる、カリニャンやプティ・シラーといった葡萄が使われている。
「イスラエルに最適の葡萄だよ。暑さに強いし、水をあまり必要としないからね。」

ベロゴロフスキーの造るカリニャンはブラック・カーラントの風味に、
胡椒のような後味を持つ。
そして、カベルネ・フランクは、僕がイスラエルで試飲した中で最高のワインだ。
残念ながら5,000ケースしか造られておらず、アメリカには輸入されていない。
もしもテレアビブを訪問する事があるなら、是非レストランのワインリストに
彼のボトルを探してみて欲しい。

c0185058_5114922.jpg


長くなるので、続きは次回に☆
待ちきれない方は、こちらから英文オリジナルをご覧くださいませ☆

[PR]
by sfwinediary | 2010-12-04 04:56 | ワインなお話
11月半ば、ついにダンジネスクラブが解禁に♪
食料品店ホールフーズの海の幸コーナーに、ドド~~ンと並んだので、
さっそくお買い上げ。

旦那は蟹が好きだし、既に茹でてあるから食卓に並べるだけで済むので、
料理したくない日には、ありがたい食材☆

もちろん新鮮な生蟹を買って、茹でたてを食べたら美味しさも倍増なのだけれど、
面倒くさがりの私は、昔一度で懲りてしまった…。

ベイエリアで新鮮な蟹を調達しようと思われる方、
Shina_poohさんのこちらのブログ記事を参考にどうぞ♪

さて、Shina_poohさん宅で蟹に合わせたのはサンセール。
酸味とフルーティさを持つワインは、蟹と相性抜群。
我家でブレイクが開けたのは、オーストラリアのドライリースリング。

c0185058_5185382.jpg

2009 Peter Lehmann Dry Riesling
Eden Valley Australia / Alc 11% / SRP $17


ドライなので甘さは無く、豊富な酸味とミネラル風味がシーフードにピッタリ。
リースリング特有のガソリン香が感じられるけれど、
ごく微弱なので、Petroの香りが苦手な私でもOK。
シトラス系の風味がクリーンでクリスプ、舌に心地よい。

大会社のワインだけれど、Hey! クリーンで失敗のないワインを飲みたい時は、
安全パイ(キーワード:豪州、大会社)でしょう☆

c0185058_5174252.jpg


昨夜、Old Bayシーズニングを使ったエビ料理に合わせたのは
ハンガリーRoyal Tokaji社のレイト・ハーベスト。

2008 Mad Cuvee Late Harvest
Royal Tokaji Hungary / Alc. 9%


RS(リジュアルシュガー)131g/Lだって。
甘~~いハチミツ風味で、スパイシーなアジア料理に合います。
“そんなに甘くないよ”…と謳っているのですが、日本人の舌には充分甘い…。
食後酒としてデザート代わりに飲みたいかも。

c0185058_5232397.jpg
ボルティモアのブルークラブに使われているシーズニングは超美味♪
でも、自宅では作れないから、そんな時にはオールドベイを代用☆


さて、悲しかったボトルはSLWCの2001カベルネCask 23。
Stag’s Leap Wine Ccellarsで、Cask 23で、ウォーレン氏のサイン入りだし…
という事で、なかなか開ける機会を見なかった1本。

サンクスギビング前夜を祝って、ブレイクが持ち出した。
(その前に、レイト・ハーベストとピノを開けていたので、
ハーフボトルぐらいが丁度よかったのでした☆)

でもいざ開けてみたらピークを過ぎていたのが残念。
充分に美味しいけれど、Wow! でなかったのは、期待が大き過ぎたのかな。

c0185058_52033.jpg


小さいボトルだと、それだけ熟成の速度も速いようで、
やっぱりハーフボトルは長期保存に向かないな…と感じた次第です。
(長期保存したかったら、マグナムに勝るもの無し…ってネ☆)

ハーフボトルをお持ちですか?
ピークを過ぎる前に、サッサカ楽しんでしまいましょう~~~♪

Happy Thanksgiving♪
[PR]
by sfwinediary | 2010-11-25 05:15 | 日記
私は海…。
アイロン・ホースから販売された、2005オーシャン・リザーブのバブリー

ナショナルジオグラフィックと提携して、ボトルが購入される毎に$4が、
海を守るために寄付されるという面白い試みのもと、
2010年9月に、1000ケースが発売されました。

c0185058_7535091.jpg


ラベルがちょっとCheezyなのですが、単刀直入、わかり易くて良いかな☆
小売希望価格は$40。
ラベルは3種類あるので、集めても楽しいかも☆

100%シャルドネで出来た、ロシアンリバー・ヴァレーのバブリーは、
シーフードに合うように造られたと言うだけあって、
シトラス系の、爽やかな風味です。

先日ジャイアンツがナショナルリーグ優勝を飾った際に
快哉を叫びながら開けたのが、このボトルだったのでした。

2005 Ocean Reserve Iron Horse
Green Valley of Russian River Valley / 13.5%


c0185058_75494.jpg


そして昨夜、地元サンフランシスコで、
ジャイアンツが2勝目を飾ったのを記念して開けたのは、こちら☆

2004 Chanticleer Cabernet Sauvignon
Yountville Napa Valley


普段の食事の際は、(合う料理を私が造らないので)滅多に開けないカベルネ。
この夜は、オニオンスープに挑戦。
(玉ねぎ炒めながら試合中継を見られるので・笑)
そして、ブレイクが開けたのが、Chanticleerのカベルネだったのでした。

このカベルネ・ソーヴィニョンのアペレシオンは、ヨーントヴィル☆
フレンチランドリーを始めとして、錚々たる顔ぶれのレストランが軒を連ねる地です。
Yountville 表示のワインは、なかなか見かけないので、
それだけでワクワク感も♪

数年を経ているので、とっても成熟した味わい。
マイルドなモカとタバコの香り。
酸味を残しながら、熟したチェリー、ダークプラムの風味。
サンジョベーゼが7%使われているので、この酸味と、スパイスの風味が出たのでしょう。

果実風味を残しながら、円熟したまろやかな風味のカベルネは、
試合が終わる頃には、澱だけ残して、空になっておりました。

c0185058_883836.jpg

[PR]
by sfwinediary | 2010-10-30 08:21 | Sparkling Wine
収穫の秋。
ソノマでは、葡萄の収穫がそろそろ終わろうかという時期です。

ワイナリーによっては、秋の収穫時に、ハーベスト・ランチを用意して、
ヴィンヤードやワイナリーで働く人々、その家族をねぎらいます。

そして時には、メディアの人間もお相伴にあずかれる…という訳で、
先日、ヒールズバーグのすぐ北にある、Jordan Vineyard & Winery
ジョルダン・ヴィンヤード&ワイナリーを訪ね、
ハーベスト・ランチをご馳走になりました。

c0185058_11224721.jpg

インドネシアの油田で財をなしたジョルダン夫妻は、1972年、
ソノマのアレキサンダー・ヴァレーに土地を購入。
1976年にワイナリーを開設しました。

以来35年に渡ってワインメーカーを務めるのは、ロブ・デイビス (Rob Davis) 氏。
夫妻は初めAndre Tchelistcheff氏に打診したのですが、彼が忙しすぎた為、
当時UCデイビスでトップの成績だったロブ氏が、
若くしてワインメーカーに就任したそうです。

ロブ氏は、大のSFジャイアンツ・ファン。
インタビューの様子は、ブレイクのこちらの記事をご覧ください♪

c0185058_11184970.jpg

ジョルダン・ヴィンヤード&ワイナリーでのハーベスト・ランチは、
9月末から10月初めにかけて、3週間、毎日饗されます。
この間、平均して80人ぐらいの人々が、ビュフェ・スタイルのランチで、
労働の間のひと時を憩うそうです。

c0185058_11193910.jpg

ジョルダンで造っているのは、シャルドネとカベルネ・ソーヴィニョンのみ。
これらのワインが、雑誌で高得点を取る事は、あまりありません。
でも、ソムリエ達の間ではとっても人気のワイン。

何故って?
アルコール度を抑え、バランスの取れたワインは、評論家たちを驚かせはしませんが、
食事との相性が抜群だからです。

ブレイクに言わせると、アルコール度13.5%のカベルネは、
先日のパブロ・サンダボル(SFジャイアンツ)のダブルプレイのように
美味だとの事。Go Giants!!
(このアルコール度13.5%は、自然の度数だそうです。希少♪)

ジョルダン・ヴィンヤード&ワイナリーにとって、日本は第3番の輸出国。
(1番はメキシコ! 2番目はカナダですって☆)
値段は安くないのですが、食事に合う優雅なシャルドネやカベルネをお探しの方、
機会があったら試してみてくださいませ☆  (RSP $29 / $52)

c0185058_11202628.jpg


ランチの後、ヴィンヤードを見せていただきました。
そこで目に付いたのは、この風景。

さて、質問です。
葉っぱ(特に下半分に注目)が白くなっているのは何故でしょうか?

c0185058_11205170.jpg

答え:日焼け止め☆
葡萄の日焼け止めは、自然の土からできた成分なので安全、そして安心です。

園内にはオリーブ畑もあり、こちらはワイナリーでのみ購入可能だそうです。

c0185058_11213255.jpg


フランス風の建物はシックな美しさをたたえ、
丘から眺め渡す葡萄畑は、絶景です。

c0185058_111877.jpg

ワイナリーを訪れるには予約が必要ですが、労をとっても損は無いワイナリー。
美しさが、旅を飾ってくれること、間違いなし♪
お土産のワインとともに、オリーブオイルもお忘れなく☆

More
[PR]
by sfwinediary | 2010-10-10 11:11 | ワイナリーのお話
3月に開かれたVHFセミナーのお話に、これまで長々とお付き合いくださいまして、
ありがとうございます。さて、残るは3本です。

マヤカマス・ヴィンヤードのカベルネは傑作だったのですが、
残念ながら関係者は不在でしたので、オモシロ話は無し。
c0185058_7244751.jpg
Mayacamas Vineyards 1969 Cabernet Sauvignon

ハイツ・セラーの1985年、マーサ・ヴィンヤードのカベルネは
残念ながらコルクド (corked wine)で、味がフラットでした。
ワインの3%~7%ぐらいは、TCA (Trichloroanisole) の可能性があると言われていますが、
これだけの年月を経たワイン達。
7本のうちTCAは1本だけだったのは、決して悪くない確立でしょう。
(でもやっぱり、もったいないなぁ…と思ってしまった、庶民の私です☆)

c0185058_7255120.jpg
Heits Cellar 1985 Cabernet Sauvignon, Matha’s Vineyard

最後に飲んだのは、7本の中では一番新しい(それでも1997年!)の
ジョセフ・フェルプスのインシグニア。

アルコール度は、たったの13.8%。
(でもこれまでのワイン達は12~12.5%!
現在のCAワインでは、望めない低アルコール度ですね☆)


充分成熟しているはずなのですが、それまでの繊細なワイン達に比べると
何とも舌に強烈な、若い、フルーツ味に富んだワインでした。
WS誌やR.P氏に気に入られているのも、納得☆
セピア色の写真から、カラー写真に移行したような感じ。
どちらを好むかは、個人次第☆

c0185058_7342477.jpg
Joseph Phelps Vineyards 1997 Insignia

さて、この日一番面白かった話を、ちょこっとご披露。
これはダイアモンド・クリークのオーナー、ブーツ女史の語って下さったお話です。

故アル・ブラウンスタイン氏は、現在ダイアモンド・クリークのある
一帯の土地を見たとたんに一目ぼれ、購入に走ったという事です。

めでたく拠点を定めた、アル氏とブーツ奥さん。
地元の皆さんと知り合いになろう♪ということで、
週末、湖のそばの自宅でパーティを開くべく、はりきって
ナパ既存ワイナリーのお歴々に、招待状を出したそうです。

そして当日。
招待の時間から3時間経過…。

待てど暮らせど、誰も現れず…。

すると、1台の車が丘の向こうからやってくるのが見えました。
車の主は、Stag’s Leap Wine Cellarsの創始者、
ウォーレン・ウィニアスキ(Warren Winiarski)氏と、その家族。

以来、両家の友情は、現在に続いているそうです。

セミナー参加者が、感動の意を表したところ、
すかさずウォーレン氏が一言。
「子供達が、湖で泳ぎたがったんでね。」
照れ屋なのか、ひょうひょうとした性格なのか、オチャメですよね☆

c0185058_729733.jpg
セミナー後、夕方から行われた授賞式で挨拶するブーツ女史

今でこそ、美しいワイナリーが立ち並び、
世界クラスのレストランが軒を並べるナパですが、
創世記には、田舎田舎した、面白い小さな逸話がいっぱい。
こんなこぼれ話を聞くと、思わず笑みがこぼれます☆

c0185058_730448.jpg
CIAから見下ろすナパの葡萄畑☆
[PR]
by sfwinediary | 2010-04-08 07:21 | ワインなイベント
第3回Vintners Hall of Fameに輝く、Stag’s Leap Wine Cellarsの創始者、
Warren Winiarski (ウォーレン・ウィニアスキ) 氏。

c0185058_10244382.jpg

真面目さが、逆にお茶目に映るキャラクターのウォーレン氏。
(勝手なこと言って、すみません☆)
ワインについて語り始めたら、熱い!

VHFのセミナーでは「火山灰質の土壌 (volcanic soils) からは“火”のキャラクターが、
粘土質の土壌 (clay soils) からは、“水”の性質を備えたカベルネ葡萄が生まれる」と、
繰り返し力説していらっしゃいました。
普段はクールで科学的な方なのに、なかなか形而上学的な言葉。

c0185058_10224733.jpg

彼の哲学が何であれ、1985年のスタッグス・リープ・ワイン・セラーズ
SLVヴィンヤードのカベルネ・ソーヴィニョンは逸品です。
Stag’s Leap Wine Cellars 1985 Cabernet Sauvignon, SLV

c0185058_10203685.jpg

パンチがあり、骨のしっかりしたワイン。
活気にあふれていながら、熟成した味わいが深さを与えています。
安価ではないでしょうが、この日並んだワインの中では
手に入る可能性が一番高い1本。
もしも店で見かけたならば、買って後悔のないカベルネです。

ウォーレン氏がテイスティングの後に語ったところによると、
85年のSLVは、後10年、又はもっと長い間、熟成に耐えるだろうとの事で
この先どう変わっていくのか楽しみ。
10年後にもう一度、味見する機会に恵まれたいものです♪


c0185058_1028874.jpg

さて、ボトルのしみに気が付かれた方もいらっしゃるのでは?

これは、1994年にLA付近を襲った、Northridge 地震の時の傷跡。
デビッド氏のセラーも地震の被害にあったそうで、
SLVは無事だったものの、隣のボトルが壊れて、このシミが出来たそうです☆

c0185058_10325885.jpg
夕食会では、Cask23も、FAYも飲み放題でした~♪
[PR]
by sfwinediary | 2010-04-04 10:13 | ワインなイベント
第4回Vintners Hall of Fame (ワインの殿堂)に、輝いた、
ダイアモンド・クリークの故アル・ブラウンスタイン(Al Brounstein)氏。
残念なことに、授賞式には参加できませんでしたが、
奥様のブーツさん、息子のフィル・ロス氏が、代わりにスピーチを行い、
セミナーにも華を添えてくださいました。

c0185058_865721.jpg
パネラーとして特別参加 フィル・ロス氏(左)とブーツ・ブラウンスタイン女史(中央)

饗されたのは、ダイアモンド・クリーク・ビンヤーズの
1978年カベルネ・ソーヴィニョン、グラベリー・メドウ 
Diamond Creek Vineyards 1978 Cabernet Sauvignon, Gravelly Meadow

30年もの時を経ているのに、骨のしっかりしたカベルネ。
同時に時が優しさを加味したので、誰にでもアプローチしやすい風味に
なっています。
ブーツ女史によると、ボトルは残り少ないとの事。
味わう機会を得られて、光栄でした☆

c0185058_853049.jpg


1967年に、ダイアモンド・マウンテンに根を下ろした、ブラウンスタイン氏。
当時、カリフォルニアで“テロワール”という概念を理解した
少数のワインメーカーの中の一人です。

以来、毎年3つの単一畑から採れた葡萄で、
それぞれ3種類のワインを造ってきました。
(年によっては、4つ目が加わります。)

今でこそ広く知られる“テロワール”ですが、70年代当時には理解者が少なかったため、
利益を生み出すまでに15年もの歳月がかかったそうです。
カリフォルニアのトップに君臨するワイナリーも、
かつて苦難の時があったのですね☆

晩年は、パーキンソン病と雄々しく戦ったアル氏。
彼の芯の強さが、ワインに体現されているようでした。

c0185058_81133.jpg
セミナー前に記念写真♪ 左はブレイクです☆
[PR]
by sfwinediary | 2010-04-01 08:03 | ワインなイベント
今から小一年も前の事、ベイエリアの情報を網羅する
shna_poohさんのブログで読んだ記事、
『Opus One と共に喰らうプライムリブ House of Prime Rib@San Francisco』。

そしてつい先日、アンソニー・ボーデインのTV番組『No Reservation』の
サンフランシスコ編で見かけて、とっても行ってみたくなったレストラン、
House of Prime Rib (ハウス・オブ・プライム・リブ)。

とっておきのワインを手に、友人カップルとともに足を運んでみました☆

c0185058_1021276.jpg


私達は普段、あまり進んではビーフを食べないので、
我が家の食卓を、シラーやカベルネが飾る機会は、殆どありません。
なので絶好の機会とばかり、この夜コルケージで持ち込んだのはこちら☆

2001 Sine Qua Non Midnight Oil
100% Syrah, Alc. 14.9%


大好きなシネ・クア・ノンの2001年版は、ミッドナイト・オイル。
価格を調べたら、現在では$200以上するようで、びっくり☆
(ブレイクが買った当時の価格は、いくらだったのかなぁ…)


名前の通り、とってもダークで、ディープなワイン。
ブラック系フルーツの香りと、風味。
ブラックベリー、ブラック・ラズベリー、コーヒー、チョコレート。
とても濃厚な舌触り、でも酸味が程よいので、バランス良く感じます。

どちらかというと、ど~ん!と一本調子ですが、
まぁ、それがシネ・クア・ノンの魅力でもあるのでしょうか。

c0185058_1025747.jpg


もう一本は、プロポーズの場となった、2001年のオーストラリア旅行の際に、
購入したボトルなので、思い入れもひとしおの、ジョン・リドック1996年。

1996 Wynns Coonawarra Estate
John Riddoch Cabernet Sauvignon Limited Release


ジョン・リドック(John Riddoch)は、サウスオーストラリアにある
ウィンズ・クナワラ・エステートで生産された、カベルネ・ソーヴィニョン。
こちらは、葡萄の出来がよい時のみ生産されるそうで、
リミテッド・リリース(限定版)の文字がまぶしいボトルです☆

皮、ドライチェリー、シガーの香りに、レッド・フルーツ、タンニンの風味。
酸味のバランスがとても良く、刻々と姿を変える様は、
まさにエレガンスでラブリーなワイン。

あっという間にボトルが空き、この日の勝者となりました。

c0185058_1032694.jpg


レストラン自体は、古き良き時代のサンフランシスコを彷彿とさせる趣。
料理のプレゼンも、サラダ用のフォークが冷やされていたり、
大きなカートで肉が運ばれたりと、趣向を凝らしているので、なかなか面白かったです。

一つだけ注意したいのはサラダ。
黙っていると、ドレシングの海に野菜が浮かんでいるようなサラダにされてしまいます。
目の前で、サラダのパフォーマンスが始まったら、サーバー(給仕)氏に、
「ドレシングは、サイドにしてくれ!」と頼みましょう。

c0185058_1082093.jpg


さて、これより前、やはりNo Reservationの番組内で、
キューバンサンドイッチの店として紹介されていた、
近所のThat’s It Marketに、先日行ってきました。
ブレイクの古巣、SFクロニクル紙の、編集氏の紹介で番組に収まったようですが、
巨大サンドイッチの味は…、可もなく不可もなく。

タンパ(FL州)に長いこと住んでいたブレイクに言わせると、
サンフランシスコのキューバンサンドイッチは、本式ではないとの事。
そもそも、決め手となるパンが違っているそうで、
カリフォルニア・ロールをもって、寿司と呼ぶようなものかもしれません。

c0185058_1084895.jpg


以上、サンフランシスコ食べ歩き編でした☆

House of Prime Rib のコルケージ料金は、1本$20でした。
カリフォルニア・ワイン、ボトルは充実ですが、グラスはイマイチなので、
大勢で行ってボトルを開けるのが、よろしいようです☆

[PR]
by sfwinediary | 2009-12-01 09:59 | 気になるレストラン
ワインメーカーの、デニス・マルベックご夫妻 (Denis & May Malbec) は、
元フランス、シャトー・ラトゥールのワインメーカー。
2000年カリフォルニアに居住の地を移し、現在、ナパやソノマを中心に活躍中です。

10月末のある夜、新進のワイナリー、Caputureの夕食会で
お会いする機会がありました。
その日、食卓に饗されたのは、マルベック夫妻の造った、
ソーヴィニョン・ブランとカベルネ・ソーヴィニョン。

明日が収穫最終日という会話から、夕食会は和やかにスタート。
Captureがブティック・ワイナリー(小規模)ということもあり、
「世界でたった一つしかない味を、作り出したかった」
という、マルベック氏。
ハウエル・マウンテンの高地で獲れた、こだわり葡萄を使っています。

c0185058_3551274.jpg


デニス氏(フランス風発音だと、ドニ氏でしょうか)は、ボルドー生まれのフランス人。

父のジャン・ノエル・マルベック氏と祖父のカミーユ・マルベック氏は、
シャトー・ラトゥールの、セラー・マスターとヴィンヤード・マネージャーとして活躍。
シャトーで生まれ育った息子のデニス氏も、
94~99年まで、ラトゥールでワイン造りに携わりました。

彼がよちよち歩きを始めたのは、シャトーのセラーの樽につかまりながら。
自転車に乗る練習は、ラトゥールの葡萄畑のあぜ道で…。
ラトゥールのファンには、何とも魅力的な環境です☆

そして2000年からは、このカリフォルニアの地で、
コンサルタント・ワインメーカーとして、活躍し始めます。

c0185058_3554715.jpg


面白かったのは、夫妻の造ったカベルネ・ソーヴィニョン。
アルコール度が13.5%と、CA産にしてはとても低くおさえてあるのです。

日差しの強いカリフォルニアでは、どうしてもアルコール度が高くなってしまいます。
手っ取り早くアルコール度を低くするには、削減技術を使うといった手段がありますが、
氏に言わせると「エレガントではない」との事。
濾過(ろか)する際に、様々な要素を失ってしまい、味も落ちてしまうので好ましくないそうです。

そこで氏が使っている方法は、なんと、「水撒き」。
もちろん、ただガムシャラに撒いていたのでは、葡萄が水っぽくなってしまいます。
(降雨量の多い日本のワイン葡萄の、辛いところですね☆)
1週間ごとに、今週は何ガロン…という風に、天気や畑のコンディションによって
緻密に水の量を調整するそうです。

気の遠くなるような、大変な作業ですが、その甲斐あってでしょう、
カリフォルニア特有の、とてもフルーツ風味に満ちたカベルネなのに、
アルコール度が低いので、飲みやすい、魅力的なワインに仕上がっています。

c0185058_3565769.jpg


しかし、残念ながら、アメリカ消費者のトレンドは、
ビッグで、アルコール度の高いワイン。
繊細で低アルコールのワインを好む人々は、まだマイノリティー(少数派)です。

「誰も買わなかったら、自分で買って飲むわ」
とおっしゃるのは、奥様のメイ。

メイ・マルベック女史は、ワインメーカーになる前は、
著名なソムリエとして欧州で大活躍。
1995年に世界ソムリエ・コンクールで田崎真也氏が優勝した時に、
なんと、審査員を務めていたんですって☆
日本にも行ったことがあるそうで、とても素敵なヨーロピアン女性です。

「フランスは規制が厳しく、使えるブドウ品種も地区によって
決まっているけれど、その点カリフォルニアは自由。
ワイン造りも、フランスのように世襲制ではなく、
ビジネスとして選べば、誰でも参画できるのが、CAの良さ。
この地には、ワインに対する情熱が感じられるし、好機もあるわ。
もちろん、危険なことでもあるけれど。」
と、語ってくださいました。

c0185058_3572074.jpg
御免なさい、焦点が~☆もっと美しい写真は、こちら

「今日飲んでも美味しい、でも5年10年後にも楽しめるワインを造りたい。
ハッピー・ワインがハッピー・ワインメーカーを造り、
そして、ハッピー・ワインメーカーが、ハッピーなワインを造るのさ」
と仰る、マルベック氏。

「まさに、ワインを造るために生まれてきたような名字ですね」
と、ブレイクが言ったところ、
「そうなんですよね~」と笑っていました☆

ご夫妻は、現在Paradise View Wines等、10のワイナリーで、コンサルタントをしています。

c0185058_3592460.jpg

[PR]
by sfwinediary | 2009-11-11 03:53 | ワインメーカーのお話