カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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収穫の秋。
ソノマでは、葡萄の収穫がそろそろ終わろうかという時期です。

ワイナリーによっては、秋の収穫時に、ハーベスト・ランチを用意して、
ヴィンヤードやワイナリーで働く人々、その家族をねぎらいます。

そして時には、メディアの人間もお相伴にあずかれる…という訳で、
先日、ヒールズバーグのすぐ北にある、Jordan Vineyard & Winery
ジョルダン・ヴィンヤード&ワイナリーを訪ね、
ハーベスト・ランチをご馳走になりました。

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インドネシアの油田で財をなしたジョルダン夫妻は、1972年、
ソノマのアレキサンダー・ヴァレーに土地を購入。
1976年にワイナリーを開設しました。

以来35年に渡ってワインメーカーを務めるのは、ロブ・デイビス (Rob Davis) 氏。
夫妻は初めAndre Tchelistcheff氏に打診したのですが、彼が忙しすぎた為、
当時UCデイビスでトップの成績だったロブ氏が、
若くしてワインメーカーに就任したそうです。

ロブ氏は、大のSFジャイアンツ・ファン。
インタビューの様子は、ブレイクのこちらの記事をご覧ください♪

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ジョルダン・ヴィンヤード&ワイナリーでのハーベスト・ランチは、
9月末から10月初めにかけて、3週間、毎日饗されます。
この間、平均して80人ぐらいの人々が、ビュフェ・スタイルのランチで、
労働の間のひと時を憩うそうです。

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ジョルダンで造っているのは、シャルドネとカベルネ・ソーヴィニョンのみ。
これらのワインが、雑誌で高得点を取る事は、あまりありません。
でも、ソムリエ達の間ではとっても人気のワイン。

何故って?
アルコール度を抑え、バランスの取れたワインは、評論家たちを驚かせはしませんが、
食事との相性が抜群だからです。

ブレイクに言わせると、アルコール度13.5%のカベルネは、
先日のパブロ・サンダボル(SFジャイアンツ)のダブルプレイのように
美味だとの事。Go Giants!!
(このアルコール度13.5%は、自然の度数だそうです。希少♪)

ジョルダン・ヴィンヤード&ワイナリーにとって、日本は第3番の輸出国。
(1番はメキシコ! 2番目はカナダですって☆)
値段は安くないのですが、食事に合う優雅なシャルドネやカベルネをお探しの方、
機会があったら試してみてくださいませ☆  (RSP $29 / $52)

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ランチの後、ヴィンヤードを見せていただきました。
そこで目に付いたのは、この風景。

さて、質問です。
葉っぱ(特に下半分に注目)が白くなっているのは何故でしょうか?

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答え:日焼け止め☆
葡萄の日焼け止めは、自然の土からできた成分なので安全、そして安心です。

園内にはオリーブ畑もあり、こちらはワイナリーでのみ購入可能だそうです。

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フランス風の建物はシックな美しさをたたえ、
丘から眺め渡す葡萄畑は、絶景です。

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ワイナリーを訪れるには予約が必要ですが、労をとっても損は無いワイナリー。
美しさが、旅を飾ってくれること、間違いなし♪
お土産のワインとともに、オリーブオイルもお忘れなく☆

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by sfwinediary | 2010-10-10 11:11 | ワイナリーのお話
前2回にわたって、私が見たワイントレイン体験記を書きましたが、
今日は、ブレイクの目から見たワイントレイン評をUPしました。

欧米各地のワイン産地を旅しているワイン・ライターは、ワイントレインをどう見たのか?
英文オリジナルは、こちらからどうぞ♪


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Riding the Napa Valley Wine Train   -by W. Blake Gray-

最近、自分が、ドン・リックルズ(皮肉とユーモアで有名なコメディアン)の
ワイン・ライター版になって来たような気がする。
持ち芸は、高価なレストランでの夕食会に招かれて、それを揶揄する…というギャグ。

スワンソン・ヴィンヤーズから、ナパバレー・ワイントレインの旅に招かれた時、
実は、面白おかしい記事を予感した。ワインメーカーであるクリス・フェルプス氏との、
動くランチの値段が$154だと聞いた時は、特に。

しかし、一つしか芸を持たない自分は、ここで問題に直面することになった。

結果、とても楽しかったのだ。

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ワイントレインでは、地元で採れた旬の食材が饗され、
テイスティング・バーには、他ではあまり見ない、宝石ボトルが並ぶ。
駅のワインショップは、なかなかのセレクションで、少量生産のワインが豊富。
そして、エグゼクティブ・シェフのケリー・マクドナルド氏は、
鋭いユーモアのセンスと、素晴らしいバランス感覚の持ち主ときている。
(揺れる列車内の小さなキッチンで、火を扱う仕事だから、バランスは大切だ。)

この日、僕が列車に乗る事を、ワイントレイン側は知らなかった。
なので、メディア用に用意された特別行事は、何も無し。
でもそれ故に、ワイントレインは普通に乗って、とても楽しいのだと実感した次第。

僕が誰か知ると、ワイン・ディレクターのライアン・グラハム氏の広報活動が始まった、
フェルプス氏がメルローについて熱く語る横で、
「そろそろ車内見学に行きましょうか」…といった具合に。
まぁ、3時間半もあったので、双方から色々な話をたっぷり伺えた。

それでは、ここからが、クリス・フェルプス氏とのワイントレイン体験記です。
なるべく皮肉にならないように、一つ芸から脱して見せるからね。
発車オーライ!

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10:45a.m. 駅構内での待合室では、2種類のワインが配られた。
$12のピノ・グリージオと、$10の赤ブレンド。まぁまぁの味。
スピットバケッツは見当たらなかったけれど、誰も必要としないみたいだし、
なによりも、運転しないでワインを楽しめるのが、ワイントレインの魅力だ。

さて、この列車、移動用ではない。
ナパ駅からセント・ヘレナまで北上して、再び同じ線路を戻ってくる。
その間、昼食や夕食が楽しめる。
色々なコースがあり、ワイナリー訪問を加えたり出来るのだけれども、
必要性についてはどうだろうか。
ワイントレインは決して安くないし、車窓からのヴィンヤード風景は美しい。
なので、僕が思うに、下車する必要は無いんじゃないかな?

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この日、金曜の朝の乗客は、多民族、多国籍で、年齢も様々だった。
日本のビデオゲーム会社の慰安旅行グループもいたし、普段はビール派という人々もいた。
いわゆるワインオタクといった面々ではないけれど、
中には、思った以上にワインに詳しい人達もいる。

フェルプス氏は、スワンソンが小規模ファミリーの経営するワイナリーであり、
(スワンソン家がフローズン・ディナーで財をなした事には触れなかった)
2010年のナパの気候は、ボルドーを彷彿とさせる年で、
糖分が低く、かつ熟成した葡萄の収穫が期待できる事、
自身もワインの出来を心待ちにしている事を、集まった人々に語った。

続けて、ナパでは珍しく、スワンソンはピノ・グリージオとメルローに力を入れており、
「皆さんメルローがお好きでしょう?だから今日集まったんですよね」
と問いかけたところ、若いゲーム・プログラマーが大声で横やりを入れた、
「誰もメルローなんて、好きじゃないよ。」

フェルプス氏が続けて、カベルネも造っている事を告げると、
「イエーイ、カベルネ。」と、青年。

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その後、今度はグラハム氏が、列車について語ってくれたのだが、
残念ながら僕は列車オタクではないので、ここでは詳細は省く。
なんでも、レールが敷かれたのは1850年代。
プルマン式の車両は、第一次大戦当時のものだとかで、とても優美だ。
なぜ週に7日、昼夜走れないのかと言うと、メンテナンスに時間を要するから。
氏によると、王侯の未亡人のように扱わなければならないのだそうである。

11a.m. いよいよ乗車開始。
これが結構時間がかかる。車両毎に乗りこむのだが、飛行機と同じような感じだ。
コースによって、食事時間が違い、ツアー内容が違い、乗車・下車の場所も違う。
もしもコンチネンタル航空だったら、とてもじゃないが、手に負えない複雑さだろう。

ワイントレインで潤滑な運営がなされているのは、グラハム氏によると、
職員を大切にする会社の方針によるところが大きいそうだ。
我々の車両のキャプテンは21年、他のスタッフは14年と半年、勤務しているという。
確かに、揺れる列車で、スープを運ぶのは至難の業。
熟練した職員を確保するのは、大切だよね。

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11:30a.m. 我々の昼食、開始。
コースによっては、前菜とメイン料理を、別々の車両で楽しむようだが、
我々はフェルプス氏と相伴したので、ずっと同じ席で食事をした。

前菜のマグロのポッケは、ピノ・グリージオと相性抜群。
1月ほど前に、ワインのリストを通知されたというシェフ・マクドナルド氏、曰く、
「ピノ・グリージオは、とても率直なワインだったので、野性味あふれる前菜にした。
ワインがワイルドで賑やかな場合は、もう少し濃厚に、例えばビーフとかを選ぶね。」

2品目は、この日のハイライトで、絶品のコーンスープ。
シェフは何やら複雑な手法で、まずコーン粒を、その後に芯の部分もミルクに漬けて、
コーンの味を最大限に引き出したのだそうだ。
あまりにも夢中になって食べていたので、肝心の秘訣を聞き逃してしまった。

ペアリングのシャルドネは、300ケースだけの生産で、ワイナリーでのみ入手可能。
レモンのフルーツ風味で、バランスのとれた、とても良いシャルドネだ。

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フェルプス氏は、2003年スワンソンに来る前は、白ワインを造った事が無かったという。
彼はCA州のメルローのスペシャリストの一人で、シャトー・ペトリュスで修業し、
Dominus、Caymusでワインメーカーを務めたが、いずれも赤ワインに専念していた。

「簡単だと思ったんだ。でもとても微妙な事柄が多くて、習得に2年ほど掛かったよ。」
と、フェルプス氏。
確かに、僕は数年に渡って彼のピノ・グリージオを飲んでいるけれども、進化している。
もしも貴方がここ何年か御無沙汰だったら、再度試してみると違いがわかるだろう。

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廊下ぐらいの幅しかない、狭い、そして危険物に満ちたキッチンで、
レアのフィレ肉を用意するのは、至難の技に見える。
過日、ワイントレインで、トップ・シェフのTV番組を収録したそうだが、
(脱落形式で勝者を決めるタイプの、料理人対決番組)
ここで料理できたら、何処でだって大丈夫に違いない。

食事の間に、列車はナパ市の工業地帯を抜け、いつしか29号線沿いを走っていた。
地上3mぐらいの高さから見下ろす風景は、なかなか乙だ。
フェルプス氏によると、美しく見える赤い葉は、ウィルスに感染しているのだそう。
スワンソンの葡萄園を抜ける時、過去何度か同僚達が、赤面もののプラカードを
抱えて出迎えたそうだが、今回はいなかったので、氏はホッとした様子だった。

2006年のスワンソンのメルローは、とても素晴らしかった。
バランスがとれ、果実風味に富み、肉料理に実によく合う。

グラスを干した後で、車内探検に向かった。
途中、メルロー嫌いの青年に再会したので、フェルプス氏は、彼に味見用の
グラス・ワインを提供するべく、ずっと遠方の席までわざわざ取りに戻っていった。

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その間、我々はテイスティング・バーをチェック。
ここでは、$10で4種類のワインが飲める。
Buehler White Zinfandelで満足する方もいるのだろうが、見る人間が見れば、
ハイディ・バレット女史の2009 La Sirena Moscato Real、
Morgan Twain-Peterson's Bedrock Stellwagon Vineyard Zinfandel、
2004 Pahlmeyer Chardonnayなど、金塊がいくつも見つかるだろう。

列車の最後部デッキは、僕のお気に入りだ。
29号線沿いを行く車と手を振り交わしたり、記念写真撮影も欠かせない。
しかしながら、最後部車両のシルベラード($49.50)は、オープンエアなので、
ナパの、夏に暑く、冬に寒い天気では、あまりお勧めしない。

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さて、最後に、メルローを持ち帰ったフェルプス氏、
例のプログラマー青年にグラスを渡し、我々は、彼が試飲するのをじっと見守った。

ハッピーエンドかって?
Nope(否)。

感想は「酸っぱすぎ」だって。
青年の友人が「僕はメルロー好きだから」といって、残りを楽しんだ。

列車は南下中。
お後がよろしいようで…。

以上、ブレイクのナパバレー・ワイントレイン記でした。
オリジナルは、こちらからどうぞ♪

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by sfwinediary | 2010-10-07 12:19 | 旅行記
アメリカ各地とイタリアに拠点を置き、大学で教鞭をとりながら、
ワインを造り、考古学の研究に勤しむという、
実に様々な顔を持つ、Wrathのワインメーカー、マイケル・トーマス氏。

先日、Wrath のソーヴィニョン・ブランと、ピノ・ノアールを
飲む機会がありました。
個性的なラベルに相応しい、個性的な味をもつワイン達。

マイケル氏の物語記事を、ブレイクがUPしたので訳してみました。
オリジナルは、The Gray Market report こちらからどうぞ♪


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『Trying to survive on the grapes of Wrath 物語』  By W. Blake Gray

ナパ・ヴァレーには『幸運な遺伝子 (lucky sperm)』という言葉がある。
素晴らしい葡萄畑やワイナリーを、遺産として受け継いだ者を指す用語だ。

この言葉は、マイケル・トーマス氏にも当てはまるだろうか?
彼の場合、義理の父親が82歳という高齢になった為に、
モントレー郡にあるワイナリーWarth とSan Saba Vineyardの経営を、
余儀なく継がされたのは、2007年の事。

当時、彼は義父のワインが好きではなかった。
なにより、カベルネ葡萄の栽培量が多すぎた。
また、先見の目を持たなかった義父の判断で、
素晴らしいテロワールだと彼が信じて疑わない自家葡萄畑は、
プレステージのアペレシオンに入る事が出来なかった。

「たったの道路1本の差で、サンタ・ルチア・ハイランドのアペレシオンから、
外れてしまったんだ。理由は、義父が周囲の人間を怒らせたからなのさ。」
と語る、トーマス氏。

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彼がワイナリーとヴィンヤードを継いだのは、43歳の折り。
ニューヨークに住居を構え、テキサスの大学で教鞭をとり、
イタリアで考古学者として活躍していた彼にとって、
カリフォルニアのモントレー郡は、少々遠い地だった。

しかしながら、こうしてワイナリーとヴィンヤードを受け継ぐ羽目になってしまった運命。
果たして、幸運と呼べるのだろうか?

「考古学者としてのキャリアは、あの時、閉ざされてしまったね。」
と語るトーマス氏だが、15年前に開始した、フローレンスの北東にある
Etruscanでの発掘は、現在もどうにか続けている。

近隣農家といっしょに葡萄畑のフェンスの修理を行い、
Byron Kosugeの手助けの元、より優れたワインを造る努力を怠らず、
フルタイムで葡萄栽培に携わる人々が、懸命に販売先を探している、この不況の中、
何とか時間を捻り出して、葡萄を買ってくれる市場を探す…。
その多忙さは、推して知るべし。

「かつてはトン当たり$2,800だったけれど、今年は$1,200で売れれば、
ラッキーだろうね。去年までは、葡萄を販売していたのだけれども、
今年は売れなかったので、バルク・ワインを造っているんだ。
優美に実ったシャルドネを、たった今(先月の話です)バルクに入れてきた所さ。

…売れると良いんだけれどね。」

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彼は現在、奥方がモントレーに移住してくれるようにと、ロビー活動中だ。
だが、彼女はNYからテキサスに移住したい考えだという。

これから先、彼は如何に3足の草鞋(わらじ)を履きこなしていくのだろうか、
率直に言わせてもらうと、かなり難しいのではないかと思う。
しかし、何層にも重なった土壌について思いを馳せる考古学者、
そしてイタリアワインの愛好家である彼は、
自家葡萄畑を熟知し、そこから最高の産物を造り出す人間として、
最適任者だと言える。

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考古学者の命名らしく、彼のワインには "Destruction Level" という
名が付いている。
これは黒い炭素の層で、彼によるとスモーキーな要素があるという。

The Wrath "Destruction Level"
Monterey Sauvignon Blanc 2008 ($29)


まろやかな口当たりだが、けっしてボディが大きすぎる事は無い。
アルコール度はたったの13.2%。
異国情緒たっぷりのパイナップル、レモングラス、そしてエスカロールの風味。
新オーク(30%)が使われているのと、普通見かけない
シャルドネを3%だけブレンドしているのが、リッチな風味の秘訣のようだ。

自家製葡萄園の葡萄を使用しているのに、ラベルには記されていない。
理由?
このワインは、本質的に同じ要素を持つ、もうひとつのバージョンがあるのだ。

Wrath San Saba Vineyard
Monterey Sauvignon Blanc 2008 ($23)


こちらは100%ステンレス製タンクで醸造され、
パイナップルの皮、レモングラス、エスカロールと、
同じキャラクターを持ちながら、口当たりがとても爽やかで、
アルコール度も幾分低い12.7%となっている。

“純粋主義者”と呼んでくれても、“ケチ”と呼んでくれてもいいんだけれど、
僕が推薦するのは、こちらのソーヴィニョン・ブランだ。

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Wrath "Fermata" Monterey Chardonnay 2008 ($40)

Fermataは停止という意味。マロラクティック醗酵を止め、
強烈なトースト、レモンの香りを残しながら、樽香が強すぎないようにしている。
リッチであるけれど、酸味を残した、
サンタ・ルチア・ハイランドらしい魅力を持つシャルドネ。

トーマス氏によると、多くの葡萄が、樹齢30年以上を経ているとの事。
通り一本を隔てているので、アペレシオン表示は出来ないけれどね…。

Wrath Doctor's Vineyard Santa Lucia Highlands Syrah 2007 ($50)

こちらは購入した葡萄から造られたシラー。
なかなかの美味で、仏ローヌのワインを彷彿とさせる。
燻製牛肉、胡椒、ブラックプラム、ラズベリー、そして大地の香りと風味。

たったの70ケースしか造られなかったのは残念だけれど、
このご時世なので、$50の値段が付くシラーを大量に作っていたら、
販売が大変だったかもしれない。

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トーマス氏は、彼の将来をなかなか現実的に見ている。
「オーストラリアが売っている、超安価なシャルドネは、
全世界のワイン市場に影響を及ぼしている。
北カリフォルニアのワイン業界の復活は、最後かもしれないな。」

しかし、少なくとも、彼は2つの安定した職を持っている。
「僕が応援するスポーツチームは、世間から最も嫌われているチームでね、
カウボーイズに、ヤンキース、そしてデューク大のバスケットボールさ。」
このデューク卒業生は、やっぱり地球上で一番ラッキーな男なのかもしれない。

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by sfwinediary | 2010-09-17 07:42 | ワインメーカーのお話
シャルドネを造らせたら、右に出るワインメーカーはいないと
数々の評論家に認められている、デヴィッド・レイミー(David Ramey)氏。
自身のラベル“Ramey”をプロデュースするほか、
数々のワイナリーで、ワイン醸造のコンサルタントとして活躍しています。

先日、ロドニー・ストロングのシャルドネを飲む機会がありました。
レイミー氏がコンサルタントするシャルドネです。
Rameyの名を冠するシャルドネだと、$50以上は下らないのですが、
このRodney Strongだったら、$30前後で買えるので、お得。

2007 Rodney Strong Reserve Chardonnay
Russian River Valley, Sonoma County

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実はこの時、夕食のチキンに合わせるために、
シャルドネを飲もうとしていたブレイク。
2本ほど開けたのですが、シンプルすぎたり、派手に飾られ過ぎていたりで、
どうもしっくりこない…。
3番目に開けたRodney Strongで、ようやく満足した次第。

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奥が深く、何層にも重なった味が楽しめます。
美味しいシャルドネが飲みたい。
$50は考えちゃうけれど、$30だったら出しても良いかなぁ…
なんて思われる方、ちょっと試してみては如何でしょうか☆
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by sfwinediary | 2010-06-03 07:43 | White Wine
クイーン・シャーロット・トラック2日目。

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遠くから聞こえる牛の鳴き声を聞きながら、6時起床。
焼きたてのパンに、とれたての卵を目玉焼きにして、朝ごはん。

昔懐かしい手押し車で荷物を船着き場まで運んで、
9時頃には出発しようと思ったのですが…
農場のくつろげる風景に、ついつい長居。

オーナーさんとの会話が弾んだこともあって、
ようよう重い腰を上げて、Woolshedを出発したのは11時。

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途中の道標。まだまだ先は長いです☆

2日目の行程は約12Kの道のりを3時間ちょっとで踏破。
用意してもらったボリュームたっぷりのサンドイッチで昼ご飯。

午後2時半には、この日の宿泊地、Mahana Lodgeに到着です。
リタイアしたご夫婦が経営している、可愛くて奇麗なロッジ。
前はバック・パッカーの為の施設だったのだけれど、
買い取ってアップグレードしたとの事。

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どこもかしこも新しく、部屋数は全部で5部屋。
この日の宿泊客は、ドイツ人家族、アイルランドのカップル、
NZ北島からのカップル、そして私たち日米組。
なかなか国際色豊かな顔ぶれでございました。

ブレイクはカヤックでイルカを見に行きたかったようなのですが、
風が強くて断念。

夕食は、温室を改造したレストランで、頂きます。
料理が大好き、というご夫婦が腕を振るってくれたのは、
スモークサーモン、チキンご飯、ガーデンサラダ、そしてデザート。
(前菜、メイン、デザート全て、2種類からそれぞれ選べます)

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庭で栽培しているグリーンを使った超新鮮野菜サラダ☆花も食べられました

ワインも数種類おいていて、ブレイクがチキンに合わせたのは、セレシンのシャルドネ。

2007 Seresin Chardonnay
Marlborough NZ


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13.5%という嬉しい低アルコール、そしてアメリカと違って
オーキー&バタリーでない、バランスの取れたシャルドネに舌鼓。

食後の運動に、ロッジから歩いて2分の所にある
清流に住む、グローワームglow-worm(ツチボタル)を見た後は、
部屋に帰りつくとともに、お休みなさい…。

長距離を歩いた後、ワインボトルを開けたら、速攻で夢の中ですね☆

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この日は、これだけ歩きました♪

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by sfwinediary | 2010-03-01 13:00 | 旅行記
かな~り先日の話でありますが、ある日の夕食、Blakeがシェフを担当。

メインは、3種類のアスパラガス。
ホワイト、グリーン、そしてパープル色。
付け合わせは、ユーコン・ゴールド・ポテト。

ワインに合わせるのが難しいと言われる食材、アスパラガスですが、
この夜、お供に開けたのは、ニュージーランドの白。

ソーヴィニョン・リパブリックのマールボロ・ソーヴィニョン・ブラン2006年。

2006 Sauvignon Republic
Marlborough Sauvignon Blanc


NZ産は、他の国のSVに比べて、ハーブの風味が強いので、
ブラインドで飲んでも判りやすく、産地まで当てやすいワインです。

しかし、風味の強い、緑色と紫色のアスパラガスには
とてもよく合っていたNZのSVも、
デリケートなホワイトアスパラガスには、少々ハーブ風味が強すぎ。

ワイングラスを手に、考え深げに、料理をじっと見つめていたブレイク、
やおら立ち上がって、セラーから取り出したのは、フランスの白。

バルトン&ゲスティエ社、バーガンディ(ブルゴーニュ)のシャルドネ2006年。
でも、こちらは気持ちオークが強すぎ。

2006 Barton & Guestier
Pouilly- Fuisse Chardonnay


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これ以上、ボトルを開けても、飲みきれないのは明らか。
かといって、このままでは、せっかくのホワイトアスパラガスに合わないし…。

そこで登場したのが、ワインをエアーに触れさせる必殺マシーン、
ヴィンチューリ・ワイン・エアレーター(Vinturi Essential Wine Aerator)。

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この筒状の機械を通してデキャンティングすれば
たちまち味がマイルドになるという代物☆
ものすごい、ゴボゴボゴボ…という音とともに、このハイテク商品を通過したワイン、
あっという間に、空気がワインに溶け込み、
瞬時にして、デリケートなホワイトアスパラガスにも、良く合うようになりました。

このデキャンティングですが、物によっては、逆に味が
フラットになってしまうので、ご注意を☆
判断が難しい場合は、半分デキャンタして、半分瓶に残して、
飲み比べ…なんていうのも楽しい遊び方です♪


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さて、このホワイトアスパラガス。
ドイツ産が、最高!
(と言っても、あまりお目にかからない食材なので、比較例が少ないのですが)
サンフランシスコでは手に入らないので、残念。

時々、ほんの一瞬、ホールフーズにカリフォルニア産が並ぶことがあります。
南米産のものは、それより頻繁に見かけますが、やはり味は落ちます。

初夏のドイツに出かける方は、ぜひ、ホワイトアスパラガスを
堪能して下さい。
あ、でも、あちらでは火を通しすぎるようなので、
マーケットで新鮮なのを買って、自分で調理するのが一番のようです。

ごめんない、これを書いたのがかな~り前だったので、
すでにホワイトアスパラガスの旬は、当の昔に過ぎております☆


こちらはブレイクがドイツ視察旅行した際のお土産☆
本場のプリュッツェルと、友人のお手製ジャム♪

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友人宅に滞在時、ブラック・フォレストをジョギング中、
小雨が降り出し、道を失い、危うく
ブレアウィッチ・プロジェクト状態に陥りかけたという、ブレイク。
無事に帰ってきてくれて、良かった~~~☆

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by sfwinediary | 2009-08-19 02:49 | White Wine