カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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タグ:ワインの殿堂 ( 12 ) タグの人気記事

カリフォルニア・ワイン界の重鎮、ピーター・モンダヴィ・Sr.氏が、
第6回Vintners Hall of Fame (ワインの殿堂)に選ばれました。

兄である故ロバート・モンダヴィ氏が選ばれたのは2007年。
今回は、97歳になる弟のピーター・モンダヴィ氏が名誉に輝き、
2月20日にCIAで開かれた授与式には、モンダヴィ一族が集いました。

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ピーター・モンダヴィ氏(左)とブレイク。97歳でとってもお元気☆

今回の授与式で、ピーター氏の紹介役を務めたのは、ロバート氏の未亡人
マーガレット・モンダヴィさん。

ロバートとピーター氏と言えば、60年代の若かりし頃に殴り合いの喧嘩をして
その後、長らく不仲だったのは周知の事実。
(モンダヴィ家の光と影の物語は、こちらのブログ記事をどうぞ☆)

しかし、2006年初頭には再び寄り添う兄弟の姿が見かけられました。
ロバート氏が亡くなる前には、二人が揃ってワインをプロデュースしています。

一族が揃ったのですから、ピーター氏の息子であるピーター・モンダヴィ・Jr.氏が
父君を紹介する事も出来たのですが、マーガレットさんが代表したのは意義深い事です。

「私にとって、一番嬉しかったのは、家族が再び一緒になった時でした。
ピーター、これは貴方に言ってるのよ。
再び共にワインを楽しめるようになったのは素晴らしい事です。」

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マーガレット・モンダヴィさんの感動的なスピーチに盛り上がる会場☆

ピーター・モンダヴィ氏は、外交的なロバート氏の陰に隠れがちでしたが、
彼もまた、カリフォルニア・ワイン造りの大切なパイオニアの一人です。
例えば、彼が躍進させた冷却固定(Cold Stabilization)により、
我々は今日、爽やかで果実風味に富んだ白ワインを満喫できるのです。
(冷却固定:発酵を終えたワインを 低温下に置き、意図的に結晶を起こさせる)

ブレイクがチェアマンになって以来、VHFでは現在活躍中のワイン関係者が
一人でも多く賞を受けられるよう、心を配ってきました。

過去の功績も大切ですが、現在活躍しているワイン界の人々が賞に輝く事により、
世間の注目を集め、ワイン愛好家のすそ野を広げる事が出来るからです。
受賞者の皆さんもこれを機会に益々精進する事でしょうし、
何よりもカリフォルニア・ワインのスター達に、こうやって授与式でお目にかかれるのは、
ファンにとっては嬉しい事です☆

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第6回で選ばれたジョエル・ピーターソン氏。いつも優しい紳士☆

さて、これまでCIAナパ校を改革し、前進させてきた、
Vintners Hall of Fameの生みの親でもあるReuben Katz氏が、今年退職されました。
どうもありがとうございました☆ I won't be alone in missing him.

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by sfwinediary | 2012-02-23 07:44 | ワインなイベント
3月に開かれたVHFセミナーのお話に、これまで長々とお付き合いくださいまして、
ありがとうございます。さて、残るは3本です。

マヤカマス・ヴィンヤードのカベルネは傑作だったのですが、
残念ながら関係者は不在でしたので、オモシロ話は無し。
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Mayacamas Vineyards 1969 Cabernet Sauvignon

ハイツ・セラーの1985年、マーサ・ヴィンヤードのカベルネは
残念ながらコルクド (corked wine)で、味がフラットでした。
ワインの3%~7%ぐらいは、TCA (Trichloroanisole) の可能性があると言われていますが、
これだけの年月を経たワイン達。
7本のうちTCAは1本だけだったのは、決して悪くない確立でしょう。
(でもやっぱり、もったいないなぁ…と思ってしまった、庶民の私です☆)

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Heits Cellar 1985 Cabernet Sauvignon, Matha’s Vineyard

最後に飲んだのは、7本の中では一番新しい(それでも1997年!)の
ジョセフ・フェルプスのインシグニア。

アルコール度は、たったの13.8%。
(でもこれまでのワイン達は12~12.5%!
現在のCAワインでは、望めない低アルコール度ですね☆)


充分成熟しているはずなのですが、それまでの繊細なワイン達に比べると
何とも舌に強烈な、若い、フルーツ味に富んだワインでした。
WS誌やR.P氏に気に入られているのも、納得☆
セピア色の写真から、カラー写真に移行したような感じ。
どちらを好むかは、個人次第☆

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Joseph Phelps Vineyards 1997 Insignia

さて、この日一番面白かった話を、ちょこっとご披露。
これはダイアモンド・クリークのオーナー、ブーツ女史の語って下さったお話です。

故アル・ブラウンスタイン氏は、現在ダイアモンド・クリークのある
一帯の土地を見たとたんに一目ぼれ、購入に走ったという事です。

めでたく拠点を定めた、アル氏とブーツ奥さん。
地元の皆さんと知り合いになろう♪ということで、
週末、湖のそばの自宅でパーティを開くべく、はりきって
ナパ既存ワイナリーのお歴々に、招待状を出したそうです。

そして当日。
招待の時間から3時間経過…。

待てど暮らせど、誰も現れず…。

すると、1台の車が丘の向こうからやってくるのが見えました。
車の主は、Stag’s Leap Wine Cellarsの創始者、
ウォーレン・ウィニアスキ(Warren Winiarski)氏と、その家族。

以来、両家の友情は、現在に続いているそうです。

セミナー参加者が、感動の意を表したところ、
すかさずウォーレン氏が一言。
「子供達が、湖で泳ぎたがったんでね。」
照れ屋なのか、ひょうひょうとした性格なのか、オチャメですよね☆

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セミナー後、夕方から行われた授賞式で挨拶するブーツ女史

今でこそ、美しいワイナリーが立ち並び、
世界クラスのレストランが軒を並べるナパですが、
創世記には、田舎田舎した、面白い小さな逸話がいっぱい。
こんなこぼれ話を聞くと、思わず笑みがこぼれます☆

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CIAから見下ろすナパの葡萄畑☆
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by sfwinediary | 2010-04-08 07:21 | ワインなイベント
第3回Vintners Hall of Fameに輝く、Stag’s Leap Wine Cellarsの創始者、
Warren Winiarski (ウォーレン・ウィニアスキ) 氏。

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真面目さが、逆にお茶目に映るキャラクターのウォーレン氏。
(勝手なこと言って、すみません☆)
ワインについて語り始めたら、熱い!

VHFのセミナーでは「火山灰質の土壌 (volcanic soils) からは“火”のキャラクターが、
粘土質の土壌 (clay soils) からは、“水”の性質を備えたカベルネ葡萄が生まれる」と、
繰り返し力説していらっしゃいました。
普段はクールで科学的な方なのに、なかなか形而上学的な言葉。

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彼の哲学が何であれ、1985年のスタッグス・リープ・ワイン・セラーズ
SLVヴィンヤードのカベルネ・ソーヴィニョンは逸品です。
Stag’s Leap Wine Cellars 1985 Cabernet Sauvignon, SLV

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パンチがあり、骨のしっかりしたワイン。
活気にあふれていながら、熟成した味わいが深さを与えています。
安価ではないでしょうが、この日並んだワインの中では
手に入る可能性が一番高い1本。
もしも店で見かけたならば、買って後悔のないカベルネです。

ウォーレン氏がテイスティングの後に語ったところによると、
85年のSLVは、後10年、又はもっと長い間、熟成に耐えるだろうとの事で
この先どう変わっていくのか楽しみ。
10年後にもう一度、味見する機会に恵まれたいものです♪


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さて、ボトルのしみに気が付かれた方もいらっしゃるのでは?

これは、1994年にLA付近を襲った、Northridge 地震の時の傷跡。
デビッド氏のセラーも地震の被害にあったそうで、
SLVは無事だったものの、隣のボトルが壊れて、このシミが出来たそうです☆

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夕食会では、Cask23も、FAYも飲み放題でした~♪
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by sfwinediary | 2010-04-04 10:13 | ワインなイベント
第4回Vintners Hall of Fame (ワインの殿堂)に、輝いた、
ダイアモンド・クリークの故アル・ブラウンスタイン(Al Brounstein)氏。
残念なことに、授賞式には参加できませんでしたが、
奥様のブーツさん、息子のフィル・ロス氏が、代わりにスピーチを行い、
セミナーにも華を添えてくださいました。

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パネラーとして特別参加 フィル・ロス氏(左)とブーツ・ブラウンスタイン女史(中央)

饗されたのは、ダイアモンド・クリーク・ビンヤーズの
1978年カベルネ・ソーヴィニョン、グラベリー・メドウ 
Diamond Creek Vineyards 1978 Cabernet Sauvignon, Gravelly Meadow

30年もの時を経ているのに、骨のしっかりしたカベルネ。
同時に時が優しさを加味したので、誰にでもアプローチしやすい風味に
なっています。
ブーツ女史によると、ボトルは残り少ないとの事。
味わう機会を得られて、光栄でした☆

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1967年に、ダイアモンド・マウンテンに根を下ろした、ブラウンスタイン氏。
当時、カリフォルニアで“テロワール”という概念を理解した
少数のワインメーカーの中の一人です。

以来、毎年3つの単一畑から採れた葡萄で、
それぞれ3種類のワインを造ってきました。
(年によっては、4つ目が加わります。)

今でこそ広く知られる“テロワール”ですが、70年代当時には理解者が少なかったため、
利益を生み出すまでに15年もの歳月がかかったそうです。
カリフォルニアのトップに君臨するワイナリーも、
かつて苦難の時があったのですね☆

晩年は、パーキンソン病と雄々しく戦ったアル氏。
彼の芯の強さが、ワインに体現されているようでした。

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セミナー前に記念写真♪ 左はブレイクです☆
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by sfwinediary | 2010-04-01 08:03 | ワインなイベント
第4回Vintners Hall of Fame (ワインの殿堂) の一環として行われたセミナー
Big, Bold and Beautiful: Tasting Historic Magnums from
the California Collection of David and Judy Breitstein

この日、饗されたのは7本のマグナム。

まず味わったのは、1956年ルイス・M・マティーニのピノ・ノアール
Louis M. Martini 1956 Pinot Noir

既に、半世紀を経ているワインなので、CIAのソムリエ、ステーシー女史が
細心の注意を払って開栓、間髪を置かずに、その場で全員のグラスに注ぎます。
年を経たワインはとてもデリケートなので、最高のコンディションで味わえる窓口は
とても短いんですね。

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1956年のピノは、Louis P. Martini氏によって、いわば試作的に作られたワイン。
(彼の商業的な初リリースは、1957年)
ルイス氏の息子、マイク・マティーニ氏は、この記念碑的ワインを
愛する父親が亡くなった日に開栓して、追悼したそうです。

そして時を経て、この日、会場で1本が開けられた結果、
このピノ・ノアールは、世界でもあと1本を残すのみ!
最後の1本は飲まれる事はなく、永久に保存される“予定”だそうです☆

マイク氏によると、前回ボトルを開けた時、
美味しく飲めた窓口は30分程だったそうですが、
この日のボトルは45分後にも美味しく楽しめました。
ドライチェリー、新鮮なチェリーの風味をはじめ、とても複雑さを持ったピノ。

このピノ・ノアール葡萄は、ルイス氏が開発したマティーニ・クローン
(Martini Clone of Pinot Noir)を使っているそうですが、
現在カリフォルニアの3分の一のピノ葡萄に、このクローンが使われています。
これらの木から収穫されたピノ・ノアールも、この日のボトルぐらい
エレガントに熟成することを祈りましょう♪

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このボトルには、ルイス氏の直筆でボトリングの日付が書かれているので
マイク氏は、空き瓶を大事そうに家に持ち帰りました。


ピノに並んで、スペシャル・セレクションの1970年カベルネ・ソーヴィニョン
も、テイスティングのフライトに並びました。
Louis M. Martini 1970 Cabernet Sauvignon, Special Selection

ルイス氏のカベルネは、当時、ソフトなタンニンと優しい口当たりで知られていました。
反面、評論家たちは、彼のカベルネは長期熟成には向かないと言ったものでした。
そこでルイス氏は、自らのワインが長期熟成に適している事を証明するため、
一部を保存して、毎年、年を経るごとに、50セントずつ上乗せして販売したそうです。
おちゃめですね☆

当時ナパ・バレーのトップクラスに位置した、
この1970年カベルネ・ソーヴィニョンのスペシャル・セレクション。
販売価格は$3以下だったそうです!
古き良き時代に乾杯♪

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by sfwinediary | 2010-03-30 02:56 | ワインなイベント
先日ナパのセント・ヘレナで行われた、第4回Vintners Hall of Fameの授与式。
この日の午前、セレモニーの一環として、豪華なセミナーが開かれました。

Big, Bold and Beautiful: Tasting Historic Magnums from
the California Collection of David and Judy Breitstein

題して「ビッグで、強くて、美しい:歴史的マグナムを味わう」セミナー☆

ワインライターとして数多くのテイスティングに参加しているブレイク曰く、
One of the best tastings I've ever been to…
それもそのはず。この日、会場に並んだのは、以下の面々。

Louis M. Martini 1956 Pinot Noir
Mayacamas Vineyards 1969 Cabernet Sauvignon
Louis M. Martini 1970 Cabernet Sauvignon, Special Selection
Diamond Creek Vineyards 1978 Cabernet Sauvignon, Gravelly Meadow
Heits Cellar 1985 Cabernet Sauvignon, Matha’s Vineyard
Stag’s Leap Wine Cellars 1985 Cabernet Sauvignon, SLV
Joseph Phelps Vineyards 1997 Insignia


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豪華マグナムが7本勢ぞろい~!

これらのワインを寄付したのは、LAでDuke of Bourbonを経営すると共に、
ワインの収集家としても知られている、David & Judy Breitsteinご夫妻。
(希少なマグナムをはじめ、カルトワインを手に入れたかったら、
是非、 Duke of Bourbon へどうぞ☆ インターネットによる日本への販売も展開しています♪)


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一番左がデビッド氏、その右はマイク・マティーニ氏とブレイク☆

どれもこれも希少なワインとあって、スピット・バケッツを使うのが
もったいない…☆
午前10時からのセミナーだったのですが、
グラスの殆どを、美味しくいただいてしまいました(笑)。

セミナー会場は、セント・ヘレナにある、CIA(Culinary Institute of America)の
グレイストーン校舎内にある、教室。
お城のような建物の前身は、カトリック教会によって運営されていた
クリスチャン・ブラザーズ・ワイナリー。
ロマンチックな建物で味わう、歴史的ワインは、格別の味。

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セミナーの進行役は、Vintners Hall of Fame(ワインの殿堂)
選考委員会の委員長を務めるブレイク(W. Blake Gray)。
パネラーは、Louis M. MartiniのオーナーMike Martini氏、
Duke of Burbon のオーナーDavid Breitstein氏、
SLVの創始者Warren Winiarski氏、
Diamond Creek VineyardsのオーナーBoots Brounsten女史と
息子さんのPhil Ross氏。

ワインを楽しむと共に、ワイナリーのオーナー達から
ボトルにまつわる思い出話しが聞け、とても楽しいひと時でした。

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このワイン達による歴史的テイスティングは、多分、2度と行われないはず。
というのも、一番古い1956年のLouis M. Martini ピノ・ノアールは
もう、世界でもあと1本しか残っていないとの事☆

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ボトルには、故ルイス・M.マティーニ氏の直筆メモが☆

歴史的な希少ワインを7種類、ワイナリーのオーナー達の思い出話しと共に味わい、
セミナーの後は、ナパのワイナリー(4か所から選択)でプライベート・ツアーと
ランチが楽しめる、超豪華なセミナーは、お1人様$150。

もう2度と味わう事が出来ないかもしれないワインの価値を思えば、
むしろ安いと言えるセミナーです(ワイナリーのランチ付きですし)♪

来年も、また趣向を凝らしたセミナーが開かれる予定です。
是非ぜひ、参加を検討してみてくださいませ♪
(会場で、一緒にワインを楽しみましょう~~~☆)

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次回は、テイスティング・ノートを載せますね♪
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by sfwinediary | 2010-03-25 07:23 | ワインなイベント
先週末から、ポカポカ陽気のサンフランシスコ。
うららかな天気の中、3月13日(土)に、ナパのセントヘレナにあるCIAで、
第4回Vintners Hall of Fameワインの殿堂の授与式が開かれました。

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マスタードの花が美しい3月のナパ☆

CIA(Culinary Institute of America)では、連日様々な催しが開催されていますが、
ワインの殿堂は、いわゆる野球の殿堂のワイン版。
著名なワインメーカーをはじめ、大学教授、作家、マーチャント等々、
カリフォルニア・ワインの発展に貢献した人々を称える賞です。

受賞者が発表されるのは、葡萄の収穫が終わる頃、毎年秋ですが、
授与式は葡萄畑がマスタードの黄色い花で覆われ、木々が芽吹き始める春、
3月に開かれています。

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前年の受賞者 Stag's Leap Wine Cellarsの元オーナー、Warren Winiarski氏☆

前年までは、全員が着席してフォーマルな夕食を頂きながら授与式に参加…
という形式だったのですが、やっぱりアメリカ、
今年からは、もっとカジュアルで、より楽しめるスタイルになりました。

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Bonny Doon Vineyardオーナー、ファンキーなRandall Grahm氏のスピーチ☆

夕方6時頃から三々五々集まって、バブリーを楽しみながら雑談。
7時から授与式。

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Diamond Creek Vineyardsの故Al Brounstein氏に代わってあいさつする奥様☆

そして式の後は、普段は授業が開かれている3階の大キッチン教室で、
有名レストランのシェフ達が腕をふるった料理を、自由にお楽しみ♪
カリフォルニア・ワイン界の重鎮や、スター・ワインメーカー達が
一堂に会しているので、面白い話が聞ける絶好の機会です。

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この日の勝者は、Sarah Scottシェフのハルビットと、Polly Lappetitoシェフのダック・コンフィ♪

メインを楽しんだ後は、2階に下りてデザート・ビュッフェを堪能。

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6つのレストランのペイストリー・シェフが腕を競ったのですが、
圧倒的にLAのスパーゴのデザートが美味しかったです♪

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スパーゴのイチゴのスフレと、チョコレートケーキは絶品♪
美味しくて食べるのに夢中で、写真を撮り忘れてしまいました☆


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ポートやデザートワインを手に、話は尽きず、フロアではダンスも☆

ナパで繰り広げられている、ワインの催しを体験するには、絶好の機会。
ベイエリアのワイン・ファンの方、また、この時期にSF旅行を考えている方は、
是非予定に繰り入れてはいかがでしょうか☆

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飲み放題♪

ヴィントナーズ・ホール・オブ・フェイム、
ワインの殿堂入りした方々のレリーフが、CIA2階に展示されています。
展示室には、デビッド夫妻が寄付した、歴史的なナパのワインボトルもずらりと並んでいます。
CIAグレイストーン校を訪ねた際には、是非、足を運んでみてください♪

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ケースの中には歴史的なボトルが勢ぞろい☆

さて、このデビッド氏はLAでDuke of Bourbonを経営すると共に、
ワインの収集家としても知られています。
今回、セミナーの為に、彼がマグナムを7本寄贈したのですが、
どれも希少なワインばかり☆

Louis M. Martini 1956 Pinot Noir
Mayacamas Vineyards 1969 Cabernet Sauvignon
Louis M. Martini 1970 Cabernet Sauvignon, Special Selection
Diamond Creek Vineyards 1978 Cabernet Sauvignon, Gravelly Meadow
Heits Cellar 1985 Cabernet Sauvignon, Matha’s Vineyard
Stag’s Leap Wine Cellars 1985 Cabernet Sauvignon, SLV
Joseph Phelps Vineyards 1997 Insignia


この世界でも残りわずかなワインを飲みながら、ワインメーカー諸氏の話を聞く…という、
なんとも贅沢で楽しいセミナーが開かれました。
その様子については、次回UPします♪

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David氏(左端)と奥様(右から2番目)

ブレイクは、Vintners Hall of Fame選考委員会の
委員長を務めているのですが、この日、早くも秋の選定に向けての
話が始まっておりました。第5回の賞は、誰に輝くのでしょうか☆

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by sfwinediary | 2010-03-20 01:55 | ワインなイベント
先日、CIAで行われたワインセミナー、Tasting Wine With The Pros。
4つの地区に分けられたピノとシラーを、それぞれブラインドで試飲して、
どちらがピノで、どちらがシラーかを当てようという、楽しいセミナー。

パネラーは、ワインライターのSara Schneider女史、Gerald Asher氏、Charles Sullivan氏、
ワイン・マーチャントのDarrell Corti 氏、そして進行役はW. Blake Gray。
いずれもワインに造詣が深く、数々のカリフォルニア・ワインの
著書や記事を世に送り出した面々☆

試飲の間中、パネラー達の知識が、おしげもなく披露されました。
(平たく言えば、皆話し始めたら止らない~~~☆)
脱線話が面白いんですよね、セミナーって♪
(学校の授業も、このぐらい面白かったらよかったのになぁ。)

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朝10時に、セミナー開始。集まったのは全員で30人ほど。
それぞれの席に用意されたのは、8つのミステリアス・グラス、
スピット用の紙コップ、水、番号が書かれただけの書き込み用シート。

それぞれグラスのふたを開けて、香りを見てメモ、味を見てメモ。
その後パネラーがあれこれ意見を言って、会場の皆を惑わした(?)後に、
挙手、結果発表という流れ。

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まずは2007年、カーネロスCarnerosのピノとシラー。

香りで、サリバン氏は1番をピノと判断。
でも味を見て2番をピノと変更。
1番は、ピノによくみられるラズベリーの香りを持つので、香りだけだと惑わされそう。
でも口に含むと、1番はヘビーなフルーツ風味、2番はもっと繊細。

聴講者では3人が1番をピノ、残りの私たちは2番をピノと判断。

結果は?
1番:Buena Vista Syrah 2007, Carneros
2番:ZD Pinot Noir 2007, Carneros

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次のグループは2005年、ソノマコーストSonoma Coastのピノとシラー。

3番をピノと思ったのは、雑誌サンセットのワインコーナーでおなじみの、セーラ1人。
(とっても優しくて、素敵な人柄♪)
彼女がそう思った根拠は、色が3番の方がクリア、
風味が明るいベリー系、スパイス系の風味も感じられる、等々。

彼女以外は皆、4番がピノに挙手。
私は4番にマッシュルームの様な香りがあり、酸味があってライトボディだったのに
対して、3番の方はパワフルなフルーツ風味を感じたのだけれど…。

結果
3番:Peay Estate Syrah “Les Titans” 2005, Sonoma Coast
4番:Sonoma Cutrer Pinot Noir 2005, Sonoma Coast

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さて、最も意見が分かれたのは3番目のグループ。
2003年、サンタルチア・ハイランドSanta Lucia Highlandsのピノとシラー。

ブレイクを含めて6人のみが、5番をピノと判断。
私も含めて残り全員は、6番がピノに挙手。

5番目のワインは、ポートっぽい甘い香り、
一方で6番目は、酸味が強くて繊細だったので
ピノかな?と思ったのだけれど、結果は…。

5番:Miura Vineyards Pinot Noir “Gary’s Vineyard” 2003, Santa Lucia Highlands
6番:Domaine Alain Voge Cornas “Les Vieilles Vignes” 2003, Rhone Valley

会場の5分の4の人間は、フランスのローヌ産シラーに惑わされてしまいました。
(この日のワインはCIAのソムリエ、トレーシー女史の選択。
コルナスを入れたのは、彼女のお茶目なジョークでした。)

ブレイク曰く「大抵のピノは香りで判断できるけれども、この2つは難しかった。
6番にゲイミーネス(gamey:野生的な風味)があったので、シラーと判断した。」

(横道1)この6番が、「コルナス」と発表された時は、パネラー達からどよめきが。
ここのワインは長期保存に向くとされていますが、
この2003年は、すでにピークを過ぎていたからみたい。

(横道2)2003年といえば、ヨーロッパを熱波が襲った年。
ヨーロッパ産の2003年を買うときは、ご注意です★


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そして最後のカテゴリー。
2001年、ロシアン・リヴァー・ヴァレーRussian River Valleyのピノとシラー。

7番と8番も、難しい~。両方とも繊細な風味。
初めは8番がピノかな?と思ったのだけれども、
辛うじて、7番に醤油風味を感じたので、ピノと判断。
(ゴマの必殺ピノ判断法、醤油風味~♪)

挙手の段階で、全員7番がピノで同意。
(一人だけ間違えて、8番に手を挙げなくてよかった~~☆ 小心者の私)

7番:Dehlinger Estate Pinot Noir 2001, Russian River Valley
8番:Russian Hill Estate Syrah Ëllen’s Block” 2001, Russian River Valley

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今回、私はピノを見つけることで、自動的に他方をシラーを判断したけれど
これがシラーと他の品種とだったら、どんな結果だったのかな?
難しい~~~☆

一生懸命に神経を集中して、味を見る。
ブラインド・テイスティング、なかなかスリリングな体験で、勉強になります。

ブラインド・テイスティング、香と味で、葡萄の品種、
はたまた産地、ヴィンテージまで当てちゃおうという、この試み。
これって、地道に飲んで、この種類はこんな香りと風味ってメモって
自分なりに体系づけるしかないですよね。
(記憶力に乏しい私には、なかなか困難な道のりです★)

別にワインの試験とか受けるわけではなくても、
ただ漠然と飲むよりは、楽しいかなぁ…と思うのですが。
ワインの遊び方の一つ、如何なものでしょう♪

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CIAのソムリエ、トレーシー女史

(横道3)さて、ここでクイズです。
カリフォルニアは天候に恵まれていますが、
そのため、逆にここで育った葡萄で、美味しいこの品種を造るのは、
まず、無理かも…というワインは何でしょう?

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答え:リースリング
やっぱ、飲むならフランスやオーストリア産♪

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司会役のブレイク、お疲れ様でした~☆

だいぶオタクな内容になってしまったのですが、ブラインド・テイスティング、楽しいです♪
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by sfwinediary | 2009-05-10 15:15 | ワインなイベント
先日、CIAで行われたワインセミナー。
題して、Tasting Wine With The Pros.
プロと楽しむワインテイスティング♪

パネラーは、ワインライターのSara Schneider女史、Gerald Asher氏、Charles Sullivan氏、
第二回ワインの殿堂入りしたワイン・マーチャントDarrell Corti 氏、
そして進行役はW. Blake Gray。
いずれもワインに造詣が深く、数々のカリフォルニア・ワイン関連の著書や記事を
世に送り出し、ワインについて語り始めたら止まらない面々☆

この日の議題は「近年のピノ・ノアールと、シラーの類似性」。
なんて書くと固いけれど、要はピノ・ノアールとシラーを飲み比べてみよう♪
という、なんとも楽しい試み。

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CIAグレイストーン校☆こんな校舎で料理の勉強が出来るなんて素敵ですよね♪

パワフルさが売り物の、カリフォルニア・ワイン。
天候に恵まれているのと、その他さまざまな要因で、
カリフォルニアの葡萄は、熟成しすぎるぐらい、よく熟成します。
そのため、フランスのワインなどに比べて、味がパワフル。

繊細さが売りのピノ・ノアールでさえも、その例外ではなく、
「マジでこれピノ?」って、叫びたくなるような、パワフル・ピノも珍しくはありません。

一方で、変幻自在のシラー。
育つ環境によって、赤フルーツ、黒フルーツ等、様々な風味を醸し出します。

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この日、用意されたのは8種類のワイン。

2007年、カーネロス(Carneros)のピノとシラー。
2005年、ソノマコースト(Sonoma Coast)のピノとシラー。
2003年、サンタルチア・ハイランド(Santa Lucia Highlands)のピノとシラー。
2001年、ロシアン・リヴァー・ヴァレー(Russian River Valley)のピノとシラー。

今回選ばれた4つの地域は、いずれも涼しく、美味しいピノの産地として有名。

昼間、お陽さまの下ですくすくと育つ葡萄。
これらの地域では、朝夕になると霧が発生して気温が下がるため、
葡萄にストレスがかかって、
結果、酸味のある、バランスのとれた葡萄に育ちます。

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ピノ・ノアールは、エレガントな葡萄。
美味しいピノは涼しい場所、主にカリフォルニアの海岸地域で育ちます。
でも、近年カリフォルニアでは、ピノの方向性が変化しつつあって、
どうも、パワフルな方へと進んでいる模様。
(アメリカンな消費者の舌に合わせた結果でしょうか?)
ピノの繊細さを好む人間としては、あまりありがたくない傾向です。

一方、逞しいシラー葡萄は、海岸地域でも、内陸部でも育ちます。
育つ場所によって、様々な表情を見せてくれる、楽しい品種ですが、
中でもクール・クライメット・シラーとして育った葡萄たちは
思わぬエレガントさを見せてくれます。

さて、飲み比べた結果は?
詳細は次回に~☆

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by sfwinediary | 2009-05-09 04:10 | ワインなイベント
先日、カルトワイナリー、ハンドレッド・エーカー(Hundred Acre)で
ランチを頂く機会がありました。

創立者でワインメーカーのジェイソン・ウッドブリッジ氏が
2000年のヴィンテージをリリースして以来、
常にスーパースターの地位を歩んで来た、ハンドレッド・エーカー。

R・パーカー氏の高得点と、マーケティングの巧さで、
瞬く間にカルトワインの仲間入りをして、今やなかなか手に入らない品。
値段もリテール価格で$300前後と、いいお値段です。
(近々ポートワインが市場に出るそうですが、値段は$500とか!)

ウエッブサイトはこれ
思いっきりシンプルでしょ。

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先にCIAで行われた、ワインの殿堂、ヴィントナーズ・ホール・オブ・フェイムの一環として、
授与式の前に、ワインセミナーやワイナリー・ランチなどの催しがあったのですが、
その昼食会場の一つが、ハンドレッド・エーカーだったのです。

午前中のセミナー(詳しくは、後日UPします☆)の後、私とブレイク、
ナパ在住で、ハンドレッド・エーカーの存在さえも知らなかった老夫婦、
そしてCIAのスタッフ計5人が、ストレッチ・リモに乗り込んで出発。

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セントヘレナの中心地からすぐ側の好立地に、ひっそりと建つワイナリー。
看板も案内もなし。

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ケーブで待っていたのは、オーナーの弟さん(写真中央)。
(兄上はオーストラリアに出張中でした)


ロゼを飲みながら、ケーブを一周。
ロックがガンガンかかっていたので、ワインの為?と聞いたところ、
単に彼の趣味との事。(味のための秘密兵器ではありませんでした☆)

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ケーブツアーの後は、セントヘレナの中心地にあるオフィスへ。
ワイナリー・ランチと言うと、大抵の場合、ワイナリーの敷地内で
四角いテーブルを囲んで、ちょっとフォーマルな感じ…なのですが、
ハンドレッド・エーカーのランチは、そんな既成概念を
思いっきり吹っ飛ばしてくれました。

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ビクトリアン調の建物からは想像がつかないほど、モダンに改築された部屋。
プールテーブル、ニック・ケイブが中指立てている写真とギター、
そしてボートのモーター、床に置かれた現代アートの数々。
遊び心のある独身男性が、いかにも好みそうなスペース。

ついた途端に、早速ブレイクはカイリー・モーガンを片手に、弟さんと一勝負。
(最後に寸差で勝ったのは、もてなし?いいえ実力☆)
皆、思い思いの場所で、ワイナリー専属シェフの
とっても美味しい5コースランチを賞味♪
まるで友人の家のパーティに呼ばれたようで、とっても楽しかったのでした。

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御供のワインは、2006年のカイリー・モーガン・ヴィンヤード。
2006 Hundred Acre Kayli Morgan Vineyard Cabernet Sauvignon Napa

ハンドレッド・エーカーのカイリー・モーガンを飲んでみたいと思われた方、
ロサンゼルスのDuke of Burbonに足を運んでみてください。
2005年が$260で手に入ります。
ここでは、なかなか手に入らないカルトワインを常時取り揃えています。
(日本からもネットで買えるようです♪)

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オーナーのデイビッド氏。CIA(セントヘレナ)に行くと、コレクターである氏が寄付した
歴史的なカリフォルニア・ワインの数々にお目にかかれます♪

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by sfwinediary | 2009-04-24 10:36 | ワイナリーのお話