クリスチャン・ブラザーズの、とっておきカベルネ
2009年 02月 25日
またひとつ、新たな顔が加わりました。
先週末、とあるイベントに招かれて訪れたのは、セントヘレナのCIA。
カリフォルニア・ワインの歴史のためにと、
ロサンゼルスのデビッド&ジュディご夫妻が寄付した
歴史的なワインボトル、その数150本以上。
そのワインをおさめた展示ケースの、杮(こけら)落としが開かれたのでした。
集まったのは、ナパの著名なワインメーカーやオーナー、50人ほど。
シュラムズバーグのロゼで乾杯、挨拶の後、披露された展示を楽しみました。
さすがに150本を一斉展示はできないので、
常時40本ほどが、皆様の目に触れることになります。
どれもこれも垂涎もののワイン。
除幕式の後は、内輪の9人でディナー。
私もBlakeのパートナーということで、ちゃっかりと同席☆
白1本、赤5本、そして最後の締めはポートと、ワイン尽くしの夕食でした。
面白かったのは、クリスチャン・ブラザーズの古~いカベルネ。
CIAの建物グレイストーンは、クリスチャン・ブラザーズ・ワイナリーが、
かつて実際にワインを造っていた所。
このワインを堪能するのに、これ以上は望めない舞台設定です。
ワインはノン・ビンテージで、1967年にボトリングされたもの。
クリスチャン・ブラザーズではマルチブレンドのワインがよく作られていましたが、
ボトルの裏にはヒルサイド・ビンヤードと表記されているので、
高品質であることが推測されます。
(現在のSingle-vineyard hillside Napa Valleyは、大抵$150以上の
値段が付いているので、推して知るべし)
味は、40年余を経ているとは思えないほど、しっかりしたもの。
ボルドーのワインかしら?と思わせる、
レザーとオレンジ・ピール、フルーツの風味でした。
Christian Brothers Cabernet Sauvignon NV
さて、何が面白かったのかというと、このボトルの発見劇。
この夜ワインを選んでくださったのは、CIAのソムリエ女史なのですが
彼女の口から出たのは、
「これ、K&Lで買ったんですよ♪」とのセリフ。
それもたったの$15で!!!
思わずK&Lに走ろうとした我々でしたが、時すでに遅し。
残りのボトル、すべて彼女がお買い上げになったそうです。
でも、これを聞いて、K&Lに果たしてどんな宝物が眠っているか
知りたくなったのは、私たちだけではないはず☆
この夜の様子はBlakeのブログにも紹介されているので
英語の勉強がてら、覗いてみてくださいませ。
さて来月、CIAにて「第3回ワインの殿堂 授賞式」が開かれます。
3月13日(金)の朝10時からは、Blakeのレクチャーで
ワインテイスティングが模様されます。
そして夕方6時からは、殿堂に輝いたカリフォルニア・ワインの貢献者が
一堂に会しての、授与式。
詳しくはこちらをどうぞ♪ Third Annual Vintners Hall of Fame
参加される方、私達を見かけたら、ぜひお声をかけてくださいませ☆