ブリュッセル国際ワインコンクールで審査員
2009年 04月 26日
スペインで開かれている、ブリュッセル国際コンクールで審査員を務めるため。
ブリュッセル国際ワインコンクール(Concours Mondial de Bruxelles)は、
ヨーロッパをリードする主要なコンクールの一つ。
今年は、スペインのバレンシアで開かれています。
アメリカ人審査員として今年招かれたのは、ブレイク(Gray W. Blake)、
ベブモのワン氏など数人。
飛行機がビジネスじゃない!と、ブツブツ文句言いながら、先日出かけて行きました。
ブリュッセル国際ワインコンクール2009年(Concours Mondial de Bruxelles)
システムとしては、世界中から集まった審査員が小グループに振り分けられ、
カテゴリーごとに分けられたワインを審査。
ブレイクが初日に担当したのは、シャンパンとチリのメルロー。
10項目に分けられた審査表に、それぞれ5段階評価を下します。
「とても良い、良い、普通、悪い、とても悪い」って感じかな。
項目ごとに加算される点数が違っていて、たとえば香りは得点が高くて、
「とても良い」をとれば16点。「とても悪い」でも8点が加算されます。
そんなこんなで、初日のブレイクの評価は、55点から98点。
審査の詳細は、ブレイクのブログをどうぞ☆
さて、巷に氾濫するワインコンクール。特に地元の小さな団体の主催とかだと、
逆に賞をとれないワインの方が少ないくらい、メダルがいっぱい。
このように「コンクールへの参加ありがとう賞」を乱発しても、
コンクールの権威が落ちるだけだと思うのは素人発想なのかな?
たとえばワインショップでPOSにある「XXXコンクール銀賞受賞」。
これって、よほどメジャーなコンクールでない限り、意味なし。
消費者としては、マーケティングに振り回されないように、
賞の意味合いを知っておかないと、安易に「あら、銀賞なら美味しいのかしら?」
なんて手に取ったところ、イマイチなワインに当たってしまったりするので
要注意ですよね☆
うららかな日和のサンフランシスコの日曜日。
鬼の居ぬ間に洗濯…ならぬ、夫の居ぬ間に大掃除頑張ろう~っと☆