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カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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ワインとデキャンティングの関係 その1

先日、ブログ友達のシナプーさんから、デキャンティングについて
鋭い質問をいただきました。
Shina_poohさんの、ベイエリア情報満載お役立ちブログはこちら

そこで奮起一転、長くてついつい訳すのを先延ばしにしていた(笑)、
LAタイムスに掲載されたブレイクの記事を訳しました☆

ワインに空気を触れさせるのは、何故?
どうしてデキャンティングが必要なの?
という、疑問にお答えする記事です♪


ワインとデキャンティングの関係 その1_c0185058_6253233.jpg


Wine decanting: Give wines some air ~ by W. Blake Gray

ワインで最も多く語られながら、誤解されているエレメント、
“エアー (Air/空気)”。

「このワインは、Breatheが必要」と言ったら、それは、開栓して2,3分待ち、
魅惑的な“匂い”を放出させることが必要…という意味。
実際に、ほとんどのワインが、この少々のガス抜きを必要とします。
(Breathe = 空気を吐きだす、香りを発散させる)

理由はもちろん、ワインの香りを最高の状態で楽しむため。

「人々は、このワインは閉じている(closed)という表現を使います。
閉じた蕾からは、薔薇の魅惑的な香りが感じられません。ワインも同じ。
ワインという花が、香り開いて、あなたに話しかけてくれる方がいいでしょう?」
と話すのは、バレンチノ・レストラン・グループのオーナー、Selvaggio氏。

ワインとデキャンティングの関係 その1_c0185058_734326.jpg


まぁ詩的表現は横に置いておくとして、“閉じている”というのは、
比喩的表現であり、研究者には何の意味もなしません。
「感覚テストにおいて、Closedというのは、実質的な意味は持ちません。」
と語るのはUC DavisのWaterhouse氏。

彼によると、ワインの香りに何かが欠けていると思うのは、誤った診断。
実際には、ワインは香りを秘めているのではなく、
逆に、余分な何かを放出しているのです。

その正体は、硫黄成分。
硫黄成分の香りは、ほんの少しでも、とてもパワフル。
あなたがワインに望む新鮮なフルーツの香りを、覆い隠してしまうのに、充分な力を持っています。

ワインとデキャンティングの関係 その1_c0185058_6262550.jpg


硫黄成分は、葡萄がワインとなる過程で、葡萄とイースト両者から自然に生じます。
この硫黄成分は、メルカプタンと呼ばれる合成物を形成しますが、それらは、
個々のワインボトルにより、違った、そして予測不可能な形になります。

空気にさらされた時、ワインは、“不愉快でないもの”へと、その姿を整え直されます。
その作業には2,3分を要し、その過程は“ワインに呼吸させる”と呼ばれています。

実は、この要素の再構築の際に、液体の中で起こっているのは、
逆巻く海の波浪…と形容したいほどの、すさまじい変化なのです。

「私は、ワインを100個の要素が積み重なった、段と考えます。
空気に触れた時、それらの段々は、酸素を自分で取り込むか、
他者に渡す、といった作業を開始します。
そのプロセスが終了したとき、ワインはようやく飲まれる準備ができたと言えるのです。」
と語るのはCal State FresnoのFugelsang準教授。

ワインとデキャンティングの関係 その1_c0185058_626583.jpg


たとえ腐ったキャベツやアスパラガス、または燃えたゴムといった
イヤな匂いを感じなかったとしても、
あなたがワインを楽しみたい時、硫黄化合物は、密かにその行く手を阻んでいます。

「硫黄化合物は、覆い隠しの名人で、あらゆるワインの利点を
隠してしまうことができます。」と、Fugelsang準教授。

では、ワインの香り良くし、味を良くするために、
私たちは何をしたらいいのでしょうか?


以上、LAタイムスに掲載された、ブレイクの記事の和訳(前半)でした。

たとえイヤな匂いがしなくても、このワイン香りに欠けている?と思ったら、
それは硫黄化合物の仕業かも☆
ワインが造られる上で、必要な要素とはいえ、飲むときにはちょっとお邪魔。

では、ワインの華である香り100%を楽しむために、私たちに出来る事は???
長いので、2回に分けてUPしますので、続きは次回に。


続きが知りたい、オリジナルを読みたいと思われた方は、こちらをどうぞ♪

by sfwinediary | 2009-08-21 06:18 | ワインの雑学