カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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アメリカのオーガニック・ワイン事情

オーガニック野菜、オーガニック果実、オーガニック・ミルク等々、
オーガニックという言葉に、目が無い我が家。
化学肥料で育てた、非の一点もない美しい野菜と、
ちょっと虫食い跡があっても、有機農法で育てた野菜が並んでいたら、
間違いなくオーガニックを手に取ります。

理由は、ちゃんと“味”があるから。

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でもね、それがワインとなると、話はちょっと違います。

アメリカ連邦法では、「オーガニック・ワイン」と表記するためには、
Sulfites(亜硫酸)を、いっさい添加できません。

でも、この亜硫酸は、ワインの新鮮なフルーツ風味を保存する上で、
とっても重要な存在。

亜硫酸が入ってない、いわゆる“オーガニック・ワイン”達は、
味の劣化が早いうえ、
ボトルの中でバクテリアなどが繁殖しやすい環境にあるため、
開栓したら、全然飲める状態でなかった…なんてことも、
結構な確率で起こります。

どうしても亜硫酸無添加を飲みたかったら、造られてすぐのものを
早いうちに飲みましょう。
長期保存なんて、考えないほうが無難です。

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『ワインを飲むと、頭痛がするのよね~』、と思われている方は、
試しにドライフルーツを食べてみて下さい。
保存のために、ドライフルーツには、ワインよりも遥かに多量の亜硫酸が使われています。
ドライフルーツを食べても、頭痛が起きなかったら、
ワイン頭痛の原因は他にあるものと思われます。
(水分補給を、きちんとしていますか?)

『フランス産の“オーガニック”表示ワインだと、頭痛が無いのよね~』、という方。
やはり頭痛の原因は、亜硫酸ではないと思われます。
ヨーロッパの規定は、アメリカと違います。
「オーガニック・ワイン」と表示された欧州ワインには、
亜硫酸が含まれています。

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そもそも、亜硫酸が含まれていると言っても、人体に影響のないホンの僅かの量。
しかし亜硫酸が一方的な「悪者」として、取り上げられてしまった故に、
未だに多くの人に誤解されているのは、とても残念な事です。
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by sfwinediary | 2009-11-04 05:40 | ワインの雑学