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カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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ダイアモンド・クリーク1978年カベルネ

第4回Vintners Hall of Fame (ワインの殿堂)に、輝いた、
ダイアモンド・クリークの故アル・ブラウンスタイン(Al Brounstein)氏。
残念なことに、授賞式には参加できませんでしたが、
奥様のブーツさん、息子のフィル・ロス氏が、代わりにスピーチを行い、
セミナーにも華を添えてくださいました。

ダイアモンド・クリーク1978年カベルネ_c0185058_865721.jpg
パネラーとして特別参加 フィル・ロス氏(左)とブーツ・ブラウンスタイン女史(中央)

饗されたのは、ダイアモンド・クリーク・ビンヤーズの
1978年カベルネ・ソーヴィニョン、グラベリー・メドウ 
Diamond Creek Vineyards 1978 Cabernet Sauvignon, Gravelly Meadow

30年もの時を経ているのに、骨のしっかりしたカベルネ。
同時に時が優しさを加味したので、誰にでもアプローチしやすい風味に
なっています。
ブーツ女史によると、ボトルは残り少ないとの事。
味わう機会を得られて、光栄でした☆

ダイアモンド・クリーク1978年カベルネ_c0185058_853049.jpg


1967年に、ダイアモンド・マウンテンに根を下ろした、ブラウンスタイン氏。
当時、カリフォルニアで“テロワール”という概念を理解した
少数のワインメーカーの中の一人です。

以来、毎年3つの単一畑から採れた葡萄で、
それぞれ3種類のワインを造ってきました。
(年によっては、4つ目が加わります。)

今でこそ広く知られる“テロワール”ですが、70年代当時には理解者が少なかったため、
利益を生み出すまでに15年もの歳月がかかったそうです。
カリフォルニアのトップに君臨するワイナリーも、
かつて苦難の時があったのですね☆

晩年は、パーキンソン病と雄々しく戦ったアル氏。
彼の芯の強さが、ワインに体現されているようでした。

ダイアモンド・クリーク1978年カベルネ_c0185058_81133.jpg
セミナー前に記念写真♪ 左はブレイクです☆
by sfwinediary | 2010-04-01 08:03 | ワインなイベント