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カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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映画 Rare Exports と True Grit

雨のクリスマス。
クリスマスの日にはクリスマス映画を見よう♪
と出かけたのはサンフランシスコの映画館 Lumiere

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Rare Exports (レア・エキスポーツ)は、フィンランドの映画。
コカコーラのような満面に笑みを讃えたサンタでは無く、
本物のサンタクロースは、実は地中深くに埋められた悪なる存在で、
子供を食べてしまう…というストーリー。

日米以外の映画を見るたびに感じるのは、ストーリー展開が“読めない”面白さ。
ハリウッド物など、大体先が読めてしまうので、ちょっと白けるのは否めない。
(特に最近のアメリカ映画は、懇切丁寧な説明場面が満載。
もうちょっと他国映画と同じように、観る側に頭使わせてもいいんじゃないのかな?)

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撮影で大変だったのは、「オンボロのスノーモビルを走らせる事と、
エルフ役の壮年の役者達が心臓マヒを起こさないよう裸で動き回らせる事だった」
と監督のJalmari Helander氏は語っているけれど、
寂れた田舎村の風景といい、おじいちゃん達の一糸纏わぬ姿といい、
確かに恐ろしい雰囲気を醸し出しておりました。

その雰囲気の根底を成していたのは、アメリカ映画ではまず見る事のない、薄汚れ方。
中心人物のピエタリ少年やお父さんを初め、村人も、エルフなオヤジたちも、
皆、一様に薄汚れていたのは、畏怖感を高めるのにピッタリの演出でした。

(冬の割に明るい風景にはちょっと疑問???夕陽の場面もあったし。
この時期、太陽は地平線から出てこないのではないのかな?)


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なんでタイトルが「Rare Exports (稀少な輸出品)」なのかという謎は、
最後の最後に判るのだけれど、大爆笑!

人間のたくましさに脱帽。
フィンランド映画は、SFよりも東京の方がファンが多くて良く掛かっているようだけれど、
他のフィンランド映画も色々と見てみたいな…と思わせてくれる作品でした。


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True Grit

コーエン兄弟が、ジェフ・ブリッジとタグを組んで送り出した映画
「True Gritトゥルー・グリット」。
(3月公開予定の日本版HPは字面があまりにもダサダサなので、英語版をリンク☆)

一緒に見た友人は、中学生の時、学校の課題で読んだと言っていたけれど、
14歳の少女が父の敵を討つために、マーシャルのルーベンと共に荒野に出ていく…
という物語。

アメリカ人にとっての西部劇って、日本人にとっての時代劇と同じで、
(大まかに見た時の)国民性が良く表れている。
そして生半可なハッピーエンドに終わっていないのが、この映画の良さ。

1969年にジョン・ウェイン主演で制作されているので、こちらも見てみたいのだけれど、
コーエン兄弟のリメイクの方が、より原作に近いみたい。

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「ビッグ・リバウスキー」で、情けない男をみごとに演じたジェフ・ブリッジは、
相変わらず“ちょっと情けないマーシャル”を好演。
中西部の訛りで聞き取れないのかと思ったら、特に初めの頃の彼のセリフは
ネイティブにも聞き取りにくいとの事。酔っている役だから?

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まぁ、いつでもコーエン兄弟の映画は、ひねったセリフ回しが魅力なのだけれど、
字幕なしの環境なので、細部まで堪能…とはいかず、ちょっと悲しかった。
(物語は単純なので、問題く追えます。でも大げさな表現とか、古語とか満載なのよね☆
周りの笑いについて行けなかった…)


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「No Country for Old Men」 のJoshu Brolinが、敵のチェイニ―役。
この方、「W」でW役だったのですね。
(Wの映画なんて見たくないから見てないけど)
マット・デイモンも、それと知らなかったら気づかないぐらい
いつもと違った雰囲気で、楽しめました。

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マティ役のHailee Steinfeldは、Grand Cruという短編に登場しているみたいで、
ワイン好きとしては、こちらの短編も見てみたいなぁと思ったのでした。

コーエン兄弟好きの映画ファンの方だったら、「お、なかなかいいじゃん♪」と
楽しめる「トゥルー・グリット」です。

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彼女は1/4フィリピン系の血が流れているそうですが、
希望の星として、在米フィリピン・コミュニティではとっても喜んでいるようです☆

by sfwinediary | 2010-12-30 00:31 | 映画