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カリフォルニア・ワインのブログ。 夫は米国人ワインライター。その影響でカリフォルニア・ワインに囲まれた生活をしています。SFから、ユニークなワイン情報をお届けします♪  ゴマ(石川真美)


by sfwinediary
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シャンパン?スパークリング?バブリー♪

一昔前、泡泡のスパークリング・ワインといえば、
全て一括りに“シャンパン”と呼ばれていた時代がありました。

でも現在では、AOC(Appellation d'Origine Contrôlée)の規定に従って製造された
発泡ワインのみが“シャンパン”の名称を冠する事が出来、
それ以外の発泡ワインは“スパークリング・ワイン”と呼ばれる…
との認識が、日本でも定着してきました。

EUでも、“シャンパン”の名称は厳しく規制されています。
「仏シャンパーニュ地方で生産されたブドウのみを使い、
製造法も、瓶内二次発酵を行った上で、封緘後15ヶ月以上の熟成を経た
発泡ワイン」だけが、シャンパンと称する事が出来ます。

美味しい葡萄と、手間暇かけた製造法。
シャンパンの品質が、群を抜いているのも頷けます。

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しかし、ここアメリカには『カリフォルニア・シャンパン』なるものが
存在するのです。
安価なラインで、ホームパーティなどでもおなじみのコーベル(Korbel)です。

先日TTB(酒類タバコ貿易管理局)が、カリストーガAVA(アメリカ葡萄栽培地域)の
規定を発表しました。
それによると、カリストーガ産の葡萄を85%以上使用しないワインは、
フロントラベルに“カリストーガ(Calistoga)”とは入れられないとの事。

これにより、カリストーガに在りながら“Calistoga Cellars”は、
カリストーガ産の葡萄を85%以上使用しないと、
昔からのブランド名を使用できない事になったのです。

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この事実を踏まえて、それならば何故、コベールのスパークリング・ワインは、
自らを『カリフォルニア・シャンパン』と呼べるのか?との疑問をブレイクが発表した所、
「“シャンパン”の文字を削除するべきだ。いや、そのままでも構わない」と、
賛否両論が。(オリジナル記事はこちらを参照ください。)

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CA産を始め、スペインやイタリアのバブリーをこれまで飲んで来て感じるのは、
“シャンパン”は、やはり美味しいものが圧倒的に多いという事。
これまでに多くの広告費を費やしてきたから、シャンパン製法で造っているから、
我わが道を行くアメリカだからフランスの規制は関係ない、等々の理由で、
『シャンパン』という名称を使い続けるのは、如何なものでしょうか。

その昔、フランス政府の抗議の結果、日本では「シャンメリー」なるものが
登場したようですが、『カリフォルニア・シャンパン』も、ゆくゆくは膝を折り、
呼名を変更する時が来るのでしょうか?

消費者としては、それぞれのワイン生産地の意向に敬意を表すべきだと思う次第です。

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超蛇足☆

手頃に飲めてしまう、バブリーのハーフボトルやミニボトル。
フルボトル(750ml)買ったら、美味しかったけれど残ってしまったので、
次回は、飲みやすいハーフボトルを買おう…なんてお思いの方、
ちょっと待った!

フルとハーフでは製造法が違うし、風味も750ml瓶の方が圧倒的に美味。
また、フルボトルとマグナム(1.5L)を飲み比べた時、マグナムの方が美味しかったです。

価格も劇的には違わないので、美味しいバブリーを楽しみたかったら、
フルボトルがお勧め。
飲みきれなかったら、プリザーブ・スプレーをシュシュシュと使って、
冷蔵庫に入れましょう☆


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by sfwinediary | 2011-01-31 08:05 | ワインの雑学