2つ星シェフのラーメンの味は?Shimo@Healdsburg
2011年 06月 22日
オーナー・シェフのダグラス・キーン氏は、親・日本料理派で有名ですが、
彼がヒールズバーグに新しくオープンしたのが、ステーキハウスShimo。
開店前、HPに載せたメニューの値段に“高すぎる”との声が上がり、
急きょ変更した…なんて話も小耳にはさんだ、話題の店。
Shimo (おそらく霜降から来ているのかな)では、ステーキの他に、
とっておきラーメンも楽しめます☆
実は、先日Thomas George Estateワイナリーを訪問した際、
元サイラスのバーテンダーScott Beattie氏の店、スプーンバーに行こうと、
ヒールズバーグの街中をブラブラと散策していた所、
Shimoの店先で、4種類のスープのラーメン・メニューを発見。
ラーメンにうるさいブレイクが、「日本で真剣なラーメン屋は、
4種類ものスープを造らない」とコメントしたのを、
たまたまOpenの看板を下げに来たランチ・シェフが聞き咎め、
「美味しいから試してごらんよ」と、店に招き入れてくれたのです。
店内はカジュアルで落ち着いた、カリフォルニアン♪な内装。
『霜降』の漢字が目に飛び込みます。
既にランチタイムを終えた3時過ぎだったので店内は関係者だけ。
バーに座を占めた私達に、マネージャーらしき女性が色々と説明してくれました。
もともとは、夕食時にバーで出していたラーメンなのですが、
好評なのでランチ・スペシャとして扱い始めたとの事。
スープは、醤油、味噌、ジンジャー紫蘇、そしてベジタリアンの4種類で、
麺は、ラーメンか蕎麦から選べます。
ベジタブル・スープ:野菜だけなのにとっても深い味。
リークを使っているとの事で、ホンノリ苦みが感じられます。
野菜だけでこんなに美味しいスープが出来るなんて、さすがキーン氏・
オリジナル(醤油)スープ:チキンと野菜をふんだんに使い、12時間煮込んだスープ。
日本人の舌には、ちょっと甘く感じられるかも。
ジンジャー・シソ(生姜紫蘇)スープ:とってもユニークな風味。
紫蘇の香りが強く、ラーメンの麺より、蕎麦に合いそう。
味噌スープ:とっても上品で、マイルドな味噌風味。
赤味噌と白味噌を合わせて使っているそうです。
試飲させてくれた事に感謝を表し、翌日の再訪を約束して、
この日はShimoを後にしました。
ジャ~ン、翌日、よく晴れた日曜日。
近くに住んでいたら、毎日でも通って飲みたいスプーンバーのカクテル。
せっかくソノマまで足を延ばしたので、この日も朝からカクテルを賞味。
そしてホロ酔い気分になった所で、2軒先のShimoへと向かいました。
(あぁ、六本木界隈で飲んで、恵比寿界隈でラーメン食べた、懐かしい日々よ…)
ブレイクは、オリジナル・ラーメン、私は味噌ラーメンを所望。
残念ながら、こちらでは麺を造っていないそうで、麺は普通。
でも、スープはとっても美味しく頂きました。
この店で絶対に見逃せないのは、ポーク・チャーシュー。
肉厚のポーク($4.50)は、お洒落な皿に盛りつけてソースをかけたら、
サイラスの前菜にでも出てきそうな感じ。
また、ハマチの刺身が、と~~~っても美味。特別なソースが、
魚臭さを抑えながら、ハマチらしさを引き立てています。
小さなアラレが添えてある辺りがカリフォルニア料理、面白い歯ごたえでした。
ソノマの新鮮野菜を使った漬け物も、美味しいのでお勧めです☆
で、この日は、スプーンバーのオーナースコット氏も、ヘルシーに蕎麦ランチを食べていて、
ブレイクとのラーメン談義、カクテル談義に花が咲いたのでした☆
ダグラス氏もTシャツで店内を歩き回っていました☆
(ヒールズバーグは小さな街なので、1ブロック歩けば、知り合いに合う確率高し☆)
お腹がいっぱいになった後は、フライング・ゴートの厳選コーヒーで一息。
お洒落なカフェはあちこちにありますが、コーヒーの味で選ぶならば、
絶対に Flying Goat Coffee がお勧めです☆
日本とは違った味わいの、カリフォルニア料理を手掛ける2つ星シェフのラーメン。
前夜にサイラスで食べ過ぎたから、ランチは和風にしたい…なんて思われる方、
是非Shimoのラーメン、お試しあれ☆